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再エネ賦課金|4.18円/kWhと世帯負担・推移

2026年度の再エネ賦課金単価は4.18円/kWh(2026年5月検針分〜2027年4月検針分)。制度開始以来初めて4円を突破し、2025年度の3.98円から0.2円値上げです。月270kWh使う標準世帯で月額約1129円・年間約13543円。太陽光発電を設置すると系統電力の購入が減り、賦課金の負担も連動して下がります。

「再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)」は、太陽光発電など再エネ事業者がFIT制度で得る売電収入を、電気を使う消費者全員が使用電力量に応じて広く薄く負担する仕組みです。全国一律・年に一度更新される単価で、電気代明細に「再エネ発電賦課金」として明示されています。2026年度は4円を超えて初の大台に乗りました。本ページでは仕組み・推移・世帯負担・国際比較・太陽光導入で賦課金を抑えるメリットを整理しています。

再エネ賦課金とは|FIT電力の買取財源

FIT(固定価格買取制度)では、太陽光発電などの再エネ電力を電力会社が一定単価で一定期間買い取ります。この買取資金は国庫からも電力会社の経営資金からも捻出されません。電力会社が買い取った費用は、電気を使う消費者から「再エネ賦課金」として広く薄く徴収されています。電気代明細では「再エネ発電賦課金」「再エネ賦課金」「太陽光サーチャージ」などの名目で記載されます。

賦課金単価の決まり方

毎年度、経済産業省が「FIT買取総額 − 回避可能費用」(FIT電力の導入で電力会社が削減できた火力発電燃料費等)を全国の販売電力量で按分し、kWh単価として告示します。全国一律・1年間固定で適用される点が、燃料費調整額(電力会社・月別で変動)との大きな違いです。

2026年度の単価と世帯モデル別負担額

2026年度の単価は4.18円/kWh。負担額は「4.18円 × 使用電力量(kWh)」で計算します。世帯人数や生活スタイルで月の消費電力量は変わるため、目安として以下の世帯モデル別の負担額を示します。

表:2026年度 世帯モデル別 月額・年間賦課金負担額
世帯モデル30A / 一人暮らし40A / 標準世帯50A / 多人数世帯
月の使用電力量140kWh270kWh510kWh
月額の賦課金585円1,129円2,132円
年間の賦課金7,022円13,543円25,582円
  • 賦課金額 = 4.18円 × 月の使用電力量(kWh)。年額は月額 × 12 で概算。電気代総額には基本料金・電力量料金・燃料費調整額が別途加算されます

標準世帯(月270kWh)で月額約1129円・年間約13543円、多人数世帯やオール電化世帯(月510kWh)では月額約2132円・年間約25582円。2022年度(3.45円・標準世帯で月931円)と比較すると、わずか4年で年間約2365円の負担増です。

消費税の扱い

電力会社の料金(基本料金・電力量料金・燃料費調整・再エネ賦課金)はすべて税込み表示です。4.18円/kWhのうち、約0.38円が消費税相当分(税抜き約3.80円 + 消費税10%)にあたります。

これまでの推移と将来の見通し

以下の表は、再エネ賦課金とその前身である太陽光付加金の単価・負担額例の推移です。FITに相当する制度が始まったのは2009年11月(余剰電力買取制度)で、当時はサーチャージ徴収はありませんでした。2012年7月に固定価格買取制度(FIT)が施行され、産業用を中心に太陽光発電の導入量が急増したことで賦課金単価も毎年上昇しています。

表:太陽光付加金・再エネ賦課金の単価推移と負担額例
年度太陽光
付加金
再エネ
賦課金
負担額例
平成22年(2010年5月分〜)0.00円-0円
平成23年(2011年5月分〜)0.03円-6円
平成24年(2012年5月分〜)0.06円0.22円52円
平成25年(2013年5月分〜)0.05円0.35円74円
平成26年(2014年5月分〜)0.05円0.75円148円
平成27年(2015年5月分〜)-1.58円292円
平成28年(2016年5月分〜)-2.25円416円
平成29年(2017年5月分〜)-2.64円488円
平成30年(2018年5月分〜)-2.90円537円
令和元年(2019年5月分〜)-2.95円546円
令和2年(2020年5月分〜)-2.98円551円
令和3年(2021年5月分〜)-3.36円622円
令和4年(2022年5月分〜)-3.45円638円
令和5年(2023年5月分〜)-1.40円259円
令和6年(2024年5月分〜)-3.49円646円
令和7年(2025年5月分〜)-3.98円736円
令和8年(2026年5月分〜)-4.18円773円
  • 表内の太陽光付加金は東京電力における単価。2014年9月分をもって徴収終了
  • 月185kWh使用(月の電気代5,000円相当)の場合の再エネ関連サーチャージ総計
  • 2023年度はJEPX(日本卸電力取引所)市場価格高騰により回避可能費用が大幅増加。結果として賦課金単価が例外的に急減した特殊年

2023年の急減と2024年以降の通常化

2023年度の単価1.40円は例外的な急減でした。賦課金単価は「FIT買取総額 − 回避可能費用」で算出されるため、JEPX市場価格が高騰すると回避可能費用が膨らみ、賦課金が下がる構造です。2022〜2023年の市場価格高騰がそのまま単価を押し下げました。2024年度以降は市場が落ち着き、賦課金は通常ルートに復帰して再び上昇基調に戻っています。2026年度は制度開始以来初めて4円を突破し、2012年度0.22円から約19倍に達しました。

太陽光付加金は再エネ賦課金に統合済み

2009年11月施行の余剰電力買取制度の財源だった「太陽光発電促進付加金」は、2014年9月分をもって徴収終了。同制度を利用していた再エネ設備は固定価格買取制度に移行しました。太陽光付加金は地域ごとに独自の単価が適用されましたが、表のとおり全国的に見ても負担額は微々たるものでした。付加金と賦課金は読みは同じ(ふかきん)ですが、漢字の意味合いとしては付加金が「単に付け加える」、賦課金が「税のように負担を割り当てる」というニュアンスがあります。

今後の見通し

経済産業省は2015年7月の長期エネルギー需給見通しで、2030年の再エネ買取費用を3.7〜4兆円・賦課金単価を4円前後と予測していました。2026年度(4.18円/kWh)でこの水準は現実化し、当初予測をなぞる形になっています。2025年2月閣議決定の第7次エネルギー基本計画では、2040年度までに再エネ比率40〜50%・太陽光発電200〜250GW規模を目標としており、既存FIT認定分の買取は最長20年続くため買取総額は当面高止まりが続きます。賦課金単価は緩やかな上昇基調で、2030年代前半に5円台到達も視野に入る見通しです。

公平性と国際比較|ドイツは2022年に廃止

「不公平」という指摘の背景

再エネ賦課金には根強い反対意見があります。太陽光発電を設置している家庭は自家消費分の電力購入が減るため負担額も少なくなる一方、アパート・マンション住まいなど太陽光を設置できない家庭は売電収入を得られず、賦課金は相対的に重くのしかかります。住まい形態による負担格差は、2026年度の4円超えでさらに広がりました。制度設計上の課題であることは否定しがたく、太陽光を設置できる持ち家世帯にとっては「賦課金を払う側から受け取る側に回る」意味でも導入メリットが大きくなっています。

ドイツは2022年7月に EEGサーチャージを廃止

日本の再エネ賦課金のモデルとなったドイツのEEGサーチャージ(再エネ法に基づく賦課金)は、2000年の制度開始後徐々に上昇し2017年には6.9セント/kWh(約10円相当)に達しました。電気代高騰の家計負担が社会問題化したことを受け、2022年7月1日をもって廃止。再エネ財源を連邦予算(気候変動・変革基金/KTF)から拠出する方式に切り替わり、ドイツの一般家庭は年間約200ユーロ(約3万円)の負担軽減を受けたとされます。ドイツでは再エネ電力比率が2022年第1四半期に約50%に達しており、制度が目的を十分に果たした段階でコストを公費で吸収するフェーズに移行した形です。

日本はまだ普及途上

表:日本とドイツの再エネ普及度・賦課金状況(2026年時点)
項目 日本 ドイツ
再エネ電力比率 約27%(2024年度) 約50%(2022年第1四半期、廃止判断時点)
賦課金単価(廃止/現行) 4.18円/kWh(2026年度・上昇基調) 2022年7月に廃止(最終単価3.72セント/kWh)
廃止判断のタイミング 議論本格化せず 再エネ比率50%到達後に廃止決定
廃止後の財源 未定(賦課金方式継続) 連邦予算(KTF)から拠出

日本は再エネ比率がドイツ廃止時の約半分にとどまり、当面は賦課金方式が継続する見通しです。賦課金廃止の議論よりも、再エネをさらに増やして電源構成を転換するフェーズが続きます。

太陽光発電を設置すると賦課金負担はどう変わる?

太陽光発電を設置すると自家消費分の系統電力の購入量が減るため、その分だけ賦課金の負担額も連動して減ります。さらに売電収入を得ることで、家計の電気代キャッシュフローは「払う側」から「受け取る側」に回る構造になります。

表:太陽光あり/なしの賦課金負担モデル(月270kWh使用・自家消費30%想定)
項目 太陽光なし 太陽光あり(4.5kW・自家消費30%)
系統電力の月購入量 270 kWh 約150 kWh
月額賦課金(4.18円/kWh) 約 1129円 約 627円
年間賦課金 約 13543円 約 7524円
FIT売電収入(参考) なし 最初4年は年7〜8万円、5〜10年目は年2〜3万円(新FIT・自家消費30%想定)

太陽光ありの世帯は賦課金負担が約4割減になり、加えてFIT売電収入を獲得できます。賦課金が今後も上昇基調にある中、設置家庭と非設置家庭の差はさらに広がる構造で、持ち家・屋根条件が整っている家庭ほど太陽光導入の経済合理性が高まる状況になっています。

よくある質問(FAQ)

賦課金単価は電力会社で違いますか?
違いません。全国一律で、新電力(PPS)も同じ単価が適用されます。電力会社の乗り換えで賦課金単価を下げる方法はありません。
賦課金は契約電力(アンペア)に左右されますか?
左右されません。賦課金は使用電力量(kWh)に単価を掛けて計算されます。基本料金は契約アンペアに連動しますが、賦課金は使った分だけの徴収です。
節電すれば賦課金は減りますか?
減ります。賦課金は使用電力量に比例するため、節電で月100kWh減らせば4.18円×100=418円の賦課金が減る計算です。電気代本体(電力量料金)の削減と合わせて、月数百円〜千円規模の効果が見込めます。
賦課金が0円になる可能性はありますか?
賦課金廃止の議論は本格化していません。FIT認定分の買取は最長20年続き、買取総額が当面高止まりするためです。仮に廃止されても、ドイツのように財源を別の形(連邦予算等)で確保する設計が想定されます。
太陽光発電のFIT認定分も賦課金で買い取られているのですか?
はい。FIT制度を利用して売電している太陽光発電所も含め、再エネ電源全般がこの賦課金財源で買い取られています。「賦課金を払う側」と「FIT売電収入を受け取る側」の循環が制度の核です。

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