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このページでは、ガソリンやLPガス販売などのエネルギー事業の経験を活かし、電力小売り自由化後は地元の九州福岡を中心に一般家庭への電力販売で成長が期待される「株式会社新出光」についてご案内しています。
以下では新出光の会社沿革や関連会社情報、ニュース等を取り上げながら、新電力として登録する新出光についてより深く知るための情報をご案内していきます。
株式会社新出光の歴史は1926年にまでさかのぼります。石油の元売り大手の出光興産の創業者である出光佐三と新出光も創業者出光弘は兄弟関係にあり、出光興産の母体である出光商会の博多支店長を経て独立する形で新出光は始まりました。
創業者が兄弟関係ではあれ、2005年に新出光が第三者割当増資を行うまでは両社に資本関係はありませんでした。石油の採掘から精製も行う出光興産は、企業を対象とした事業を主として行っている(いわゆるB to B)と言える一方で、新出光は出光興産も含む元売りから調達した石油を、運営するガソリンスタンドで販売するなど、主に一般顧客への商品を 取り扱っている(いわゆるB to C)ところで、根本的な事業体制の違いが見えます。
新出光は1989年からマーケティング名称として「IDEX」を採用しています。「Innovation(革新)」「Drive(自動車事業)」「Energy(エネルギー事業)」「X(未知なる市場)」の頭文字を合わせてイデックスと読むこの名称には、エネルギーと自動車を中心に顧客ニーズを満たしながら地域社会の発展に貢献するといった願いが込められています。
石油ありきのガソリンスタンド運営やLPガス販売ですが、化石燃料依存の社会からの脱却が進む今後の戦略として、同社は事業の多角化を挙げています。具体的には創業100年目にあたる2026年には石油系と非石油系の事業バランスを7:3から5:5にする(利益ベース)と目標を定めています。
2007年から太陽光発電の施工販売を始めた新出光は自社でもメガソーラーの運営に着手しています。施工は2011年に太陽光発電企業を買収して設立した「新出光ファシリティーズ」が担当したということ。太陽光の他にも蓄電池や燃料電池、ユニークなものでは小型の風力発電も取り扱っており、環境面に配慮したエネルギー事業の開拓に注力しているようです。以下で詳しくご案内する電力小売り事業においてはこうした周辺事業を交えたサービス展開も期待されます。
他にも天然水の販売や喫茶店チェーン運営、コインランドリーの運営など、人々の暮らしに密着した事業を中心とした市場開拓を進めています。
以下では新出光が電力販売を行うにあたっての特徴をご案内しています。
新出光は福岡県北九州市(3.41MW)や鹿児島市(0.63MW)に、自社開発のメガソーラーを保有しています。もともと地域電力会社に固定価格買取制度を利用して売電する目的で行われていた事業ですが、新電力事業の開始に当たってはこれらの発電所からの電力を活用しながら小売販売を行うとしています。
これら太陽光発電所以外に自社電源を持たない同社は、他社の開発したメガソーラーに加えて卸売市場から調達した電力などを合わせながら小売事業を既に始めています。今後事業の拡大を目指す際には新たな電源の開発の必要性が増すことになります。
先にもご案内したように、新出光は蓄電池や太陽光発電、燃料電池の設置販売も広く手掛けています。
周辺関連事業 | |
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電気保守 | - |
自家用発電装置 | - |
蓄電池 | ○ |
省エネ関連 | |
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デマンドレスポンス提案 | - |
電力負荷平準化サポート | - |
省エネ設備提案 | - |
見える化 | - |
環境保全対策 | |
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分散型発電装置 | ○(太陽光、コンパクト風力、燃料電池) |
グリーン電力証書の発行 | - |
電力小売りの低圧部門の自由化にあたり、新出光は小売電気事業者の申請を済ませて参入の意向を示しています。新たに開放される低圧市場は新出光の既存事業の顧客基盤である一般家庭も含まれることで、既に実績を作っている高圧市場以上に力を入れる可能性も高いと言えます。2016年4月の電力自由化後は、契約電力の目標を4年で150,000kWまで拡大することを目標にしています。世帯数でいうと、同社の拠点である福岡市の世帯数の約半分にあたる3.5~4万戸が目標値ということになります。※
以下では新出光を電力購入先の候補とする場合に参考になる実績値を他社新電力との比較においてご案内しています。
実績 | |
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供給量(販売量) | 8,806MWh |
うち高圧 | 8,806MWh |
うち特別高圧 | 0MWh |
ご案内するのは2015年8月における新出光の電力供給実績です。主に高圧需要化に向けた電力供給事業を行っています。
以下の表では新出光の小売販売量(高圧、特別高圧の需要実績合計)および全体におけるシェアの推移をご案内しています。2014年から小売市場に参入した新出光は、2015年度にはさらに勢いを伸ばしています。
実績 | |
---|---|
卸売量 | 1511MWh |
全体に占める割合 | 15% |
表では新出光の卸売供給量をご案内しています。新電力が自社や契約企業から調達した電力は一般的に、需要家に販売した後余剰分を卸売に回されます。新出光の場合、販売量を合わせた全体の供給量のうち卸売が15%となっており、供給量全体にあまり余裕があるわけではなさそうです。
環境評価 | |
---|---|
CO2排出係数※1 | 0.273kg-CO2/kWh |
前年度比 | -kg-CO2/kWh |
平均との差 | -0.1698kg-CO2/kWh |
ご案内しているのは、同社の平成25年度(2013年度)の調整後排出係数です。販売する電力の二酸化炭素係数は、一般電気事業者(既存の大手電力会社)と新電力を含めた平均値0.4428kg-CO2/kWhと比べて0.1698/kWh少なくなっています。ただ、新出光のように比較的小規模な企業の場合CO2排出係数が年ごとに大きく変わる可能性は低くなく、この数字は参考程度とする方がよさそうです。
販売業種 | |
---|---|
業種数 | -業種 |
平均との差 | -倍 |
毎月経産省は全14の業種別※2における実績を発表しています。新出光においては掲載できる情報はありません。
以下では新電力他社との比較において新出光が際立っている点や強みと言える点を独自に評価しています。
新出光はLPガスやガソリンといったエネルギーを家庭に販売し続けてきた実績をもち、電力の販売はこうした実績の延長線上にあると見ることもできます。ウォーターサーバーの人気が増す中で同社も天然水の販売事業などに参入しており、LPガスに加えて一般家庭のライフラインを提供する事業も拡大・多角化してきています。
企業内のこうした横のつながりをうまく利用しながら、セット割などのサービスで優位性を強めていくことが可能な体制にある同社。他にも、顧客基盤が厚いと考えられる地元福岡において運用中のメガソーラーを利用した地産地消の推進といった訴求ができると考えられ、他社に無い魅力をどのように見せてくれるのか期待が高まります。
ご案内した評価は当サイトの調査・編集担当の独断による判断も一部に含まれている可能性があります。実際の体験談や口コミなどのご投稿も歓迎しております。こちらからご意見をお寄せください。
(株)新出光会社概要 | |||||
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所在地 | 供給区域 | 創業年 | 電力小売事業開始年 | 子会社 | |
福岡県 | 全国 | 大正15年 (1926年) |
平成26年 (2014年) |
イデックスオート、新出光ファシリティーズ、エコアなど |
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