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電気代を安く抑える方法|使用量別の電力会社・新電力比較

このページの要点

電気代を下げるには、同じ使用量で月額を比べるのが基本です。大手電力の従量電灯は使うほど単価が上がる3段階の料金で、燃料費調整額に上限があります。新電力は、セット割・ポイントのほか、燃料費調整に加えて市場価格に連動する調整費がかかるプランもあるため、調整費の仕組みとあわせて比べます。セット割の中身は会社ごとに違い(東京ガスは電気料金の割引、ソフトバンクは携帯代の割引)、使用量別に向くプラン、契約前の確認4項目、切替手順までをまとめてご確認いただけます。

新電力の家庭向けプランは、料金の仕組みで大きく2つに分かれます。燃料費調整が大手電力と同じ方式のプランと、燃料費調整に加えて(または代わりに)電力の市場価格に連動する調整費があるプランです。大手電力の規制料金は燃料費調整額に上限があり、新電力はセット割・ポイント・再エネなどの付加価値で選ばれています。

大手電力の従量電灯 基本単価

大手電力(旧一般電気事業者)の標準プラン『従量電灯B』(関西・中国・四国は従量電灯A)の基本料金と3段階単価です。燃料費調整額・再エネ賦課金(2026年度4.18円/kWh)は別途加算されます。最新料金は各社公式サイトでもご確認ください。

大手電力会社の従量電灯B 3段階単価(家庭向け代表値)
電力会社基本料金
(40A)
〜120kWh〜300kWh300kWh〜
東京電力EP1,247円29.80円36.40円40.49円
関西電力
(従量A)
522円
最低料金
20.21円25.61円28.59円
中部電力ミライズ1,247円21.33円25.80円28.75円
北海道電力1,474円35.35円41.64円45.45円
東北電力1,386円29.62円36.46円40.41円
九州電力1,237円18.37円23.97円25.97円
  • 代表値です。契約容量・最新改定で変動するため、各社公式サイトでもご確認ください
  • 関西・中国・四国電力は『従量電灯A』が標準(最低料金制)
  • 別途、燃料費調整額(月次変動)・再エネ賦課金が加算されます

主要新電力の料金体系

家庭向けの主な新電力の、割引・ポイントと料金の仕組みです。割引やポイントは各社の公式で確認した内容で、変わることがあります。

主要新電力の家庭向けプランの特徴
新電力・プラン 割引・ポイントと料金の仕組み 向く家庭
東京ガス
基本プラン
ガス・電気セット割(定率B):電気の基本料金と電力量料金の合計額(税込)の0.5%を割引。燃料費調整は東京電力と同じ方式 東京ガスの都市ガスを使う家庭
auでんき
でんきMプラン(東京電力エリア・標準)
au PAYカード支払いでPontaポイント還元/UQモバイル「自宅セット割」(UQモバイルとauでんきのセット契約で携帯1回線あたり最大1,100円/月の割引)。燃料費調整に加えて、電源調達などの調整額がかかる au・UQモバイルの利用者
ソフトバンク
おうちでんき(東京電力エリア)
おうち割 でんきセット:ソフトバンク/ワイモバイルの携帯・タブレット・インターネット回線とセット契約で対象回線1つあたり月110円割引(最大10回線・2年間)。3年目以降は月55円割引。ワイモバイル「シンプル3 M/L」のみ1回線あたり月1,100円割引(2年間・最大10回線)(電気代ではなく携帯代などの割引) ソフトバンク・ワイモバイルの利用者
楽天でんき
プランS(東京電力エリア・アンペア契約)
楽天ポイント還元:電気料金200円につき1ポイントの楽天ポイントを付与。燃料費調整の代わりに、市場価格に連動する調整額がかかる 楽天ポイントを使う家庭
ENEOSでんき
東京Vプラン(標準)
にねんとく²割:2年契約で電力量料金単価が1kWhあたり0.2円引き(3年目以降は0.3円引きに拡大)/Vポイント付与:電気料金1,000円につき1ポイントのVポイントを付与。燃料費調整は東京電力と同じ方式 長く同じ会社を使う予定の家庭
Looopでんき
スマートタイムONE(動的料金プラン・市場連動型)
30分ごとに単価が変わる市場連動型。AIおまかせ割で、対象の家電を電気が安い時間に動かせる 太陽光で昼の電気をまかなえる家庭・使う時間をずらせる家庭
再エネ100%のプラン みんな電力・ソフトバンク自然でんきなど。電気の環境価値で選ぶプラン CO2を減らしたい家庭
  • 各社の割引・ポイントは新電力の各社の公式ページで確認した内容です。燃料費調整・調整額の仕組みは2026年10月に各社の公式で確認しました。詳しい条件は各社の個別ページにあります。

料金の仕組みの違いは新電力プラン比較、東京電力エリアの使用量別の月額は新電力の料金ランキング、再エネ100%プランの方式違いは再エネ100%プラン比較でご確認いただけます。

使用量別|向くプランの目安

月の使用量ごとに、比べてみたいプランのタイプを整理しました。実際の差はセット割・ポイント・調整費を含めた条件で変わるため、同じ使用量の月額で比べるのが確実です。

月使用量別のプラン向き(家庭向け)
月間使用量 典型的な世帯 比べたいプラン
月250kWh以下 一人暮らし・共働き二人 基本料金が安いプラン/普段使うポイントが貯まるプラン
月400kWh前後 ファミリー3〜4人 ガス・携帯とのセット割があるプラン(東京ガス/大阪ガス/auでんき/ソフトバンク)
月600kWh以上 オール電化・多世帯 オール電化専用プラン(スマートライフS/はぴeタイム-R等)

セット割・ポイント還元の例

  • 東京ガス:電気の基本料金と電力量料金の合計額(税込)の0.5%を割引(都市ガスと同じ名義・同じ場所で契約)
  • ソフトバンク:ソフトバンク/ワイモバイルの携帯・タブレット・インターネット回線とセット契約で対象回線1つあたり月110円割引(最大10回線・2年間)。3年目以降は月55円割引。ワイモバイル「シンプル3 M/L」のみ1回線あたり月1,100円割引(2年間・最大10回線)
  • 楽天でんき:電気料金200円につき1ポイントの楽天ポイントを付与/ENEOSでんき:電気料金1,000円につき1ポイントのVポイントを付与
  • 市場連動型は安い時期と高い時期の振れが大きいため、予算を読みやすくしたい家庭は市場価格に連動する調整費がないプランが向いています

契約前のチェックポイント4項目

2020年12月〜2021年1月には電力の市場価格が高騰し、市場価格に連動するプランの料金が大きく上がりました。料金が上がる局面に備えて、契約前に次の4項目をご確認ください。

契約前のチェックポイント4項目
確認項目 判断のポイント
① 市場価格に連動する
調整費があるか
調整費がないプランは予算が読みやすい。市場連動型や市場価格に連動する調整費があるプランは、市場価格が安い時期は割安だが、寒波・猛暑・燃料高騰のときに大きく上がることがある
② 燃料費調整額に
上限があるか
大手電力の規制料金(従量電灯B等)は上限あり。新電力の自由料金は上限なしの場合が多いため契約条件を確認
③ 解約違約金の
有無と金額
契約期間の決まりがあるプランは、途中で解約すると違約金がかかる場合あり。短期での乗換えを想定するなら違約金なしのプランを選ぶ
④ CO2排出係数・
再エネ比率
環境価値を気にする家庭は事業者のCO2排出係数や再エネ比率も比較対象。実質ゼロは再エネ100%プランで実現

新電力への切替えの流れ

新電力への切替は、現在の電力会社への解約連絡が不要で、新しい会社が手続きを行います。解約金の有無は料金プランによって異なるため、契約前の確認が必要です。手順は次のとおりです。

  1. 現在の検針票を用意:紙の検針票またはWebマイページから『供給地点特定番号』『お客様番号』を確認します。月使用量の推移(直近12か月)も把握しておくと、新電力での料金シミュレーションが正確になります。
  2. 新電力のサイトで申込:希望する新電力の公式サイトから申込書を入力します。供給地点特定番号とお客様番号、住所・氏名・支払い方法を入力します。
  3. スマートメーターの確認:未設置の場合はスマートメーターへの交換工事が入ります。すでに設置済みの家庭はこのステップは不要です。
  4. 切替完了:次回検針日から新プランが適用されます。不満があれば再度別の会社に切り替えることも可能なため、試しやすい仕組みです。

電気料金の見直し・新電力切替の候補

電力プランは家庭の使い方で最適解が変わります。ここでは「市場価格の高騰に左右されにくい料金」「基本料金0円・市場連動で攻める」「複数社を横並びで比較したい」の3つの典型ニーズに対応する代表的なサービスをご紹介します。

  • 市場連動の調整費がない型・全国対応

    オクトパスエナジー

    英国大手 Octopus Energy と東京ガスの合弁会社が運営し、沖縄と一部の離島を除く全国に対応。卸電力市場の価格に連動する調整費はかからず、「シンプルオクトパス」は申込みから12か月、基本料金0円で単価が固定され燃料費調整もありません(その後はグリーンオクトパスへ移行)。主力の「グリーンオクトパス」は実質再エネ100%です。解約金なし。

    オクトパスエナジー公式ページ

  • 基本料金0円・市場連動の攻め型

    リボンエナジー

    基本料金0円・燃料費調整額0円で、使った分だけを支払う市場連動型。電力量単価は卸電力市場(JEPX)に連動して30分ごとに変動するため、安い時間帯に洗濯機・食洗機・EV充電を寄せられる家庭ほど割安になります。市場が高騰する時間帯は単価が上がる点には注意が必要です。

    リボンエナジー公式ページ

  • 複数社を横並びで比較したい

    エネチェンジ

    郵便番号と現在の使用量を入れるだけで、対応エリアの主要プランの年間削減額が10分程度で試算できます。燃料費調整の仕組みが違うプランや市場連動型を一覧で比較でき、ガス・通信とのセット割もまとめて確認可能です。

    エネチェンジで一括比較

もっと多くの電力会社を比較したい方へ

  • 新電力 主要事業者の比較表

    独立系・ガス系・通信系・石油系・再エネ特化型をタイプ別に整理。料金プランのタイプ、セット割、再エネ比率、燃料費調整の上限有無で横並びに比較できます。

  • 電力プラン見直し

    料金タイプ別に主な事業者を並べ、シミュレーションの使い方と申込みの手順までご案内します。

よくある質問(FAQ)

新電力に切り替えるとどれくらい安くなりますか?
毎月の使用量と、プランの基本料金・電力量料金・調整費の仕組みで変わります。同じ使用量で月額を比べるのが確実で、東京電力エリアの30A契約なら、使用量別の料金ランキングで大手電力と新電力を比べられます。セット割やポイントは会社ごとに内容が違い、電気代そのものではなく携帯代が割り引かれるものもあります。
大手電力と新電力では何が違いますか?
大手電力の規制料金プラン(従量電灯B等)は燃料費調整額に上限があり、燃料価格が急に上がっても単価の上がり方に限度があります。新電力の自由料金は上限がない場合が多く、燃料費調整に加えて(または代わりに)電力の市場価格に連動する調整費がかかるプランもあります。新電力はセット割・ポイントなどの付加価値で選ばれることが多く、調整費の仕組みとあわせて比べるのが確実です。
セット割やポイント還元は本当にお得ですか?
会社ごとに中身が違います。東京ガスは都市ガスとのセットで「電気の基本料金と電力量料金の合計額(税込)の0.5%を割引」、ソフトバンクは携帯などの回線ごとに携帯代から割引、楽天でんきは「電気料金200円につき1ポイントの楽天ポイントを付与」、ENEOSでんきは「電気料金1,000円につき1ポイントのVポイントを付与」という内容です。ガスや携帯を同じ会社にまとめている家庭ほど使いやすい仕組みです。
市場連動型プランは選んでも大丈夫ですか?
電力の市場価格が安い時期は割安になりますが、寒波や燃料価格の高騰で市場価格が上がると、料金も大きく上がります。2020年12月〜2021年1月には市場価格が高騰し、2021年1月13日には1日平均で1kWhあたり約154.6円になりました(電力・ガス取引監視等委員会)。予算を読みやすくしたい家庭は、市場価格に連動する調整費がないプランが向いています。市場連動型は、太陽光で昼の電気をまかなえる家庭や、使う時間をずらせる家庭向きです。
切替で工事や停電は発生しますか?
すでにスマートメーターが設置されている家庭では、切替に伴う工事はありません。未設置の場合はスマートメーターへの交換工事が入ります。切替は次回検針日から新プランが適用され、現在の電力会社への解約連絡も不要で、新しい電力会社が手続きを行います。解約金の有無は料金プランによって異なるため、契約前にご確認ください。
契約前に確認すべきポイントは?
4点を確認します。①市場価格に連動する調整費があるか(料金変動のリスク)、②燃料費調整額に上限があるか(規制料金は上限あり、自由料金は上限なしの場合が多い)、③解約違約金の有無と金額(契約期間の決まりがあるプランは要注意)、④CO2排出係数・再エネ比率(環境価値を気にする場合)。この4点を各社の料金表や重要事項説明書で確認してから申し込むのが安全です。

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