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電気代を安く抑える方法|使用量別の電力会社・新電力比較

このページの要点

2016年の全面自由化から10年、2022年の燃料費高騰を経て市場は再び安定しています。大手電力10社の従量電灯B 3段階単価と、主要新電力(東京ガス/auでんき/ソフトバンクでんき/楽天でんき/ENEOSでんき/Looopでんき/再エネ専業)のプラン特徴を比較し、使用量別(月250/400/600kWh)に向くプランをご案内します。判断軸は『燃料費調整額の上限有無』と『セット割・ポイントの実効性』。同じ使用量でも年5,000〜2万円の差が生まれるため、契約前のチェックポイント4項目と切替手順までをまとめてご確認いただけます。

家庭向けの電力プランは、2022〜2023年の事業者再編を経て『固定単価型』が中心になり、市場連動型は太陽光自家消費家庭などに限定的に選ばれる構造へと整理されました。大手電力の規制料金は燃料費調整額に上限があるため安定性に優れ、新電力は付加価値(セット割・ポイント・再エネ)で差別化を図っています。ライフスタイルと使用量に合わせた選び方をご案内します。

大手電力10社の従量電灯B 基本単価

大手電力(旧一般電気事業者)10社の標準プラン『従量電灯B』(関西・中国・四国は従量電灯A)の基本料金と3段階単価です。燃料費調整額・再エネ賦課金(2026年度4.18円/kWh)は別途加算されます。最新料金は各社公式サイトでもご確認ください。

大手電力会社の従量電灯B 3段階単価(家庭向け代表値)
電力会社基本料金
(40A)
〜120kWh〜300kWh300kWh〜
東京電力EP1,247円29.80円36.40円40.49円
関西電力
(従量A)
522円
最低料金
20.21円25.61円28.59円
中部電力ミライズ1,247円21.33円25.80円28.75円
北海道電力1,474円35.35円41.64円45.45円
東北電力1,386円29.62円36.46円40.41円
九州電力1,237円18.37円23.97円25.97円
  • 代表値です。契約容量・最新改定で変動するため、各社公式サイトでもご確認ください
  • 関西・中国・四国電力は『従量電灯A』が標準(最低料金制)
  • 別途、燃料費調整額(月次変動)・再エネ賦課金が加算されます

主要新電力の料金体系

家庭向けで契約者数の多い主要新電力の特徴を整理しました。現在は『固定単価型プラン』と『市場連動型プラン』の2タイプが主流で、セット割・ポイント還元の組み合わせで差別化が進んでいます。

主要新電力の家庭向けプラン特徴
新電力 主力プラン 特徴 向く家庭
東京ガス 基本プラン ガスとセット割あり。東京電力より数%安い水準 都市ガス利用者
auでんき でんきMプラン Pontaポイント還元。au/UQユーザー向けセット割 au・UQユーザー
ソフトバンク
でんき
おうちでんき PayPayポイント還元。スマホセット割 ソフトバンクユーザー
楽天でんき プランS/M 楽天ポイント還元。楽天経済圏ユーザーに親和性が高い 楽天ポイント利用者
ENEOSでんき Vプラン 石油元売り系、固定単価で安定。2年契約割引あり 長期利用志向
Looopでんき スマートタイムONE 市場連動型。時間帯で単価変動。寒波・酷暑時はリスクあり 昼間自家消費あり(太陽光)
自然電力/
ハチドリ電力等
再エネ100%プラン 非化石証書で実質再エネ100%。割高だが環境価値で選ばれる CO2削減志向

プラン3タイプ(固定単価/燃料費調整あり上限あり/市場連動)の特性差は新電力プラン比較、再エネ100%プランの方式違いは再エネ100%プラン比較でご確認いただけます。

使用量別|向くプランの目安

月の使用量ごとに、どのタイプのプランが有利になりやすいかを整理しました。実際の差はセット割・ポイント還元を含めた条件で変わるため、最終判断は比較サイトでのシミュレーションがおすすめです。

月使用量別のプラン向き(家庭向け)
月間使用量 典型的な世帯 有利なプラン
月250kWh以下 一人暮らし・共働き二人 基本料金が安い新電力/楽天でんき/auでんき等のポイント還元系
月400kWh前後 ファミリー3〜4人 ガス・通信セット割(東京ガス/大阪ガス/auでんき/ソフトバンク)
月600kWh以上 オール電化・多世帯 オール電化専用プラン(スマートライフS/はぴeタイム-R等)

セット割・ポイント還元の目安

  • セット割は月300〜500円の割引が一般的。ガスや通信を同じ会社にまとめられる家庭はメリットが大きい
  • ポイント還元は支払額に対し実質1〜2%程度。楽天経済圏など普段使うポイント圏と一致すると実利が出やすい
  • 市場連動型は安い時期と高い時期の振れが大きいため、予算を確定したい家庭は固定型が落ち着く

契約前のチェックポイント4項目

2022年の燃料費高騰局面で市場連動型プランを採用していた新電力は事業再編が進みました。現在も上振れ局面では月額が想定より増えるケースがあるため、契約前に次の4項目をご確認ください。

契約前のチェックポイント4項目
確認項目 判断のポイント
① 固定単価型か
市場連動型か
固定単価型は予算が立てやすい。市場連動型は平常時は割安だが、寒波・酷暑時に単価が大きく上振れする可能性が残る
② 燃料費調整額に
上限があるか
大手電力の規制料金(従量電灯B等)は上限あり。新電力の自由料金は上限なしの場合が多いため契約条件を確認
③ 解約違約金の
有無と金額
2年契約タイプは中途解約に違約金がかかる場合あり。短期での乗換えを想定するなら違約金なしのプランを選ぶ
④ CO2排出係数・
再エネ比率
環境価値を気にする家庭は事業者のCO2排出係数や再エネ比率も比較対象。実質ゼロは再エネ100%プランで実現

新電力への切替えの流れ

新電力への切替は、工事不要・停電なし・違約金なしの会社が主流です。現在の電力会社への解約連絡も不要で、新しい会社が手続きを代行します。所要は次のとおりです。

  1. 現在の検針票を用意:紙の検針票またはWebマイページから『供給地点特定番号』『お客様番号』を確認します。月使用量の推移(直近12か月)も把握しておくと、新電力での料金シミュレーションが正確になります。
  2. 新電力のサイトで申込:希望する新電力の公式サイトから申込書を入力します。供給地点特定番号とお客様番号、住所・氏名・口座情報の入力で完了します。所要15分程度です。
  3. スマートメーターの確認:未設置の場合は無料で交換工事が入りますが、立会不要・停電なしで完了します。すでに設置済みの家庭はこのステップは不要です。
  4. 切替完了:次回検針日から新プランが適用されます。申込から完了まで2〜6週間が目安。不満があれば再度別の会社に切り替えることも可能なため、試しやすい仕組みです。

電気料金の見直し・新電力切替の候補

電力プランは家庭の使い方で最適解が変わります。ここでは「家計を予測しやすい安定運用」「基本料金0円・市場連動で攻める」「複数社を横並びで比較したい」の3つの典型ニーズに対応する代表的なサービスをご紹介します。

  • 家計予測しやすい安定型

    アルカナエナジー

    基本料金+3段階単価のオーソドックスな従量制で、燃料費調整には上限を設定。法人向け高圧電力で実績を積んだ事業者で、市場連動型のような単価変動リスクがなく、毎月の電気代を予測したい家庭に向きます。

    アルカナエナジー公式ページ

  • 基本料金0円・市場連動の攻め型

    リボンエナジー

    基本料金0円・燃料費調整額0円で、使った分だけを支払う市場連動型。電力量単価は卸電力市場(JEPX)に連動して30分ごとに変動するため、安い時間帯に洗濯機・食洗機・EV充電を寄せられる家庭ほど割安になります。市場が高騰する時間帯は単価が上がる点には注意が必要です。

    リボンエナジー公式ページ

  • 複数社を横並びで比較したい

    エネチェンジ

    郵便番号と現在の使用量を入れるだけで、対応エリアの主要プランの年間削減額が10分程度で試算できます。固定単価型・燃調上限あり・市場連動型を一覧で比較でき、ガス・通信とのセット割もまとめて確認可能です。

    エネチェンジで一括比較

もっと多くの電力会社を比較したい方へ

  • 新電力 主要事業者の比較表

    独立系・ガス系・通信系・石油系・再エネ特化型をタイプ別に整理。料金プランの3タイプ、セット割、再エネ比率、燃料費調整の上限有無で横並びに比較できます。

  • 電力プラン見直し

    各タイプの代表事業者を並列展示・シミュレーション活用法・申込手順までを段階的にご案内します。

よくある質問(FAQ)

新電力に切り替えるとどれくらい安くなりますか?
同じ使用量でも電力会社・プランを変えるだけで年5,000〜2万円下がるケースが多くあります。月使用量が多い家庭ほど節約効果が大きくなる傾向です。セット割(ガス・通信)が使える場合は年間3,600〜6,000円の上乗せ効果も見込めます。切替は工事不要・停電なしで、申込から2〜6週間で完了します。
大手電力と新電力では何が違いますか?
大手電力10社の規制料金プラン(従量電灯B等)は燃料費調整額に上限があり、急騰局面でも単価の上振れが抑えられます。新電力の自由料金は上限がない場合が多く、卸電力市場が急騰すると単価が大きく上がる可能性があります。一方で新電力は固定単価型・セット割・ポイント還元などの付加価値で、平常時の負担を抑えやすい構造です。安定性重視なら規制料金、付加価値重視なら新電力の選択になります。
セット割やポイント還元は本当にお得ですか?
ガス・通信のセット割は月300〜500円の割引が一般的で、年4,000〜6,000円規模のメリットになります。同じ会社系列でガス・通信を契約している家庭は活用しやすい仕組みです。ポイント還元は支払額に対し実質1〜2%程度。楽天経済圏・au PAYなど普段使うポイント圏と一致すれば実利が大きく、そうでなければ単純比較で十分です。
市場連動型プランは選んでも大丈夫ですか?
平常時の卸電力市場価格が安い時期は単価が下がるため割安ですが、寒波・酷暑・燃料高騰時には単価が大きく上振れする可能性が残ります。2022年1月の寒波・2022年夏のLNG高騰では市場連動型プラン契約者の月額が想定より大幅に増えた事例がありました。予算を確定させたい家庭は固定単価型・燃料費調整あり上限ありのプランが落ち着きます。市場連動型は太陽光自家消費があり昼間の買電が少ない家庭・時間帯シフトに慣れている家庭向きです。
切替で工事や停電は発生しますか?
発生しません。スマートメーター経由の自動切替で、申込から2〜6週間で次回検針日から新プランが適用されます。スマートメーター未設置の家庭は無料交換が入りますが立会不要です。現在の電力会社への解約連絡も不要で、新しい電力会社が手続きを代行します。違約金は2年契約タイプを除き、ほぼゼロです。
契約前に確認すべきポイントは?
4点を確認します。①固定単価型か市場連動型か(料金変動リスク)、②燃料費調整額に上限があるか(規制料金は上限あり、自由料金は上限なしの場合が多い)、③解約違約金の有無と金額(2年契約タイプは要注意)、④CO2排出係数・再エネ比率(環境価値を気にする場合)。この4点を比較サイトで確認してから申込むのが安全です。

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