東京ガスの電気の特徴と料金プラン|東電と比べた強みとセット割の使い方
このページの要点
東京ガスの電気は、1885年創業の東京ガス株式会社が2016年から提供する一般家庭向けの電力サービスです。基本料金は東京電力従量電灯Bと同水準ですが、120kWh超の従量料金単価が安く設定されており、月150kWh以上使う家庭で年額の節約効果が出やすいのが特徴。さらに都市ガスとセット契約で電気料金の0.5%が割引されます。実質再エネ100%の「さすてな電気」も選択可能です。
東京ガスの電気は、関東圏で都市ガスを契約している家庭にとって最も検討しやすい新電力のひとつです。電気とガスの請求を1つにまとめられ、セット契約で電気代の0.5%が毎月割引になります。料金プランは「基本プラン」(東京電力従量電灯B相当・単価安め)と「さすてな電気」(実質CO2排出ゼロ・再エネ訴求)の2系統が中心で、それぞれ別の検討軸を持つ家庭に合います。本ページでは対応エリア・料金単価・セット割・強みと注意点・向く家庭の傾向をご案内します。
対応エリア
| 主な供給エリア | 関東一円(東京電力エリア) |
| 対応エリア | 東京電力 |
| 補足 | 基本プラン・さすてな電気とも東京電力エリアが中心。一部プランは他エリアでも申込可能。 |
基本プラン・さすてな電気の両方ともに、メインターゲットは東京電力管内(関東1都6県+静岡県富士川以東)の家庭です。東京ガスの都市ガス供給エリアと重なる範囲が中心となるため、ガスとセットでの契約がスムーズに行えます。
料金プランの内訳
東京ガスの電気には複数のプランがありますが、本ページでは家庭向けの中心となる「基本プラン」と再エネ訴求の「さすてな電気」を取り上げます。
基本プラン (標準(基本料金+3段階単価))
想定ユーザー:一般家庭(東京電力スタンダードS/L比較で従量単価安)
| 契約容量 | 月額基本料金 |
|---|---|
| 10A | 311.74円 |
| 15A | 467.61円 |
| 20A | 623.48円 |
| 30A | 935.22円 |
| 40A | 1,246.96円 |
| 50A | 1,558.70円 |
| 60A | 1,870.44円 |
| 区分 | 単価(円/kWh) |
|---|---|
| 120kWhまで | 29.70 |
| 120kWh超 〜 300kWhまで | 35.69 |
| 300kWh超 | 39.50 |
| 燃料費調整の上限 | なし(燃料費調整は燃料市場の動向を反映して毎月見直されます) |
| 解約金・違約金 | 原則なし(解約手数料・違約金なし) |
| 契約期間 | 定めなし |
| 支払方法 | 口座振替 / クレジットカード / 払込書(手数料220円/月) |
- 東京電力従量電灯Bと同水準の基本料金で、電力量料金単価が安く設定
- 120kWh超の第2・第3段階単価で東京電力より割安
- 燃料費調整の単価は燃料市場の影響で毎月見直されるため、最新の単価は公式サイトで確認できます
さすてな電気 (実質再エネ100%)
想定ユーザー:環境配慮型家庭(実質CO2ゼロ)
| 燃料費調整の上限 | なし(燃料費調整あり・上限の有無は公式参照) |
| 解約金・違約金 | 原則なし(解約手数料・違約金なし) |
| 契約期間 | 定めなし |
| 支払方法 | 口座振替 / クレジットカード / 払込書(手数料220円/月) |
- 再エネ指定の非化石証書活用で実質CO2排出ゼロ
- 料金は東京電力スタンダードS/Lと同水準で再エネ化
- CO2フリー証明書の発行可能
- 実質再エネ100%の達成状況は非化石証書市場の状況により毎年度確認されます
実施中のキャンペーン
新規申込で基本料金1ヶ月無料
新規申込者を対象に電気の基本料金1ヶ月分を無料化
- 都合により終了する可能性あり(東京ガス公式で要確認)
- 2026-05-19 時点の情報。最新条件は公式サイトでご確認ください
他社の電力プランも比較する
東京ガスの電気の料金プランをご覧いただいたうえで、他社の料金も気になる方は、ニーズ別に強みが異なる3社を併せてご検討ください。「家計予測しやすい安定型」「時間帯シフトで節約する攻め型」「複数社を横断比較できるサイト型」の3軸で代表的なサービスをご紹介しています。
電気料金の見直し・新電力切替の候補
電力プランは家庭の使い方で最適解が変わります。ここでは「安定運用」「時間帯シフトで節約」「複数社を横並びで比較したい」の3つの典型ニーズに対応する代表的なサービスをご紹介します。
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家計予測しやすい安定型
リボンエナジー
基本料金+3段階単価のオーソドックスな料金構成で、燃料費調整には上限を設定。世界情勢や燃料価格の急変があっても月額が大きく振れにくい設計で、毎月の電気代を予測したい家庭に向きます。
-
時間帯シフトで節約する攻め型
Looopでんき
市場連動型のスマートタイムONEが主力で、安い時間帯に洗濯機・食洗機・EV充電を寄せれば固定単価より大幅な節約が期待できます。AIおまかせ割とアプリ「でんき予報」で時間帯シフトを自動化できます。
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複数社を横並びで比較したい
エネチェンジ
郵便番号と現在の使用量を入れるだけで、対応エリアの主要プランの年間削減額が10分程度で試算できます。固定単価型・燃調上限あり・市場連動型を一覧で比較でき、ガス・通信とのセット割もまとめて確認可能です。
もっと多くの電力会社を比較したい方へ
-
独立系・ガス系・通信系・石油系・再エネ特化型をタイプ別に整理。料金プランの3タイプ、セット割、再エネ比率、燃料費調整の上限有無で横並びに比較できます。
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各タイプの代表事業者を並列展示・シミュレーション活用法・申込手順までを段階的にご案内します。
セット割引
ガス・電気セット割(定率B)
電気の基本料金と電力量料金の合計額(税込)の0.5%を割引
- 適用条件:東京ガスの都市ガスと同一名義・同一供給地点で契約
- 割引対象は電気料金のみ(ガス代は対象外)
東京ガスのガスと電気を同一名義で契約することで、電気の基本料金と電力量料金の合計額に対し毎月0.5%の割引が適用されます。月額の電気料金が10,000円の家庭で月50円・年600円程度の割引となるため、絶対額としては大きくありませんが、検針・支払いを1社にまとめられる利便性が大きなメリットです。
東京ガスの電気の強み
- 東京電力の従量電灯Bより電力量料金単価が安く設定されており、月150kWh以上使う家庭で年額の節約効果が出やすい
- 都市ガスとセット契約すると基本料金+電力量料金の合計の0.5%が毎月割引
- 「さすてな電気」では非化石証書活用で実質CO2排出ゼロを実現
- 東京ガス株式会社(東証プライム上場・1885年創業)の運営で大手と同等の信頼性
- 解約金・違約金なし・契約期間の定めなしで気軽に試せる
契約前に押さえておきたい注意点
- 燃料費調整の取り扱いは公式約款で確認できます
- ガス・電気セット割の割引対象範囲は公式サイトで確認できます
- 電気使用量が月120kWh前後の家庭は、料金シミュレーションで具体的な節約額を試算するのがおすすめ
- 対応エリアごとに料金プランの取り扱いが異なるため、お住まいのエリアで利用可能なプランを公式で確認できます
東京ガスの電気が向いている家庭・選び方のポイント
向く家庭の典型
- 関東圏で東京ガスの都市ガスを利用している(セット割の恩恵が出る)
- 月の電気使用量が150kWh以上ある(東京電力との単価差が活きる)
- 大手企業の安心感を重視し、新電力選びで倒産・撤退リスクを避けたい
- 電気・ガスの請求や問い合わせ窓口を1社にまとめたい
- 環境配慮型の電気契約を試したい(「さすてな電気」が選択肢)
家庭ごとの電気の使い方や重視するポイントによって最適な電力会社は変わります。ご自身の使用パターン(月間kWh・利用時間帯・ガスの契約状況など)に合わせて、料金シミュレーションで複数社を比較するのがおすすめです。
電源構成とCO2排出係数
| 電源種別 | 構成比 |
|---|---|
| LNG火力 | 60% |
| 卸電力取引所 | 24% |
| 石炭火力 | 3% |
| FIT電気 | 2% |
| 石油火力 | 1% |
| 太陽光 | 1% |
| 水力 | 1% |
| バイオマス | 1% |
| 地熱 | 1% |
| その他 | 6% |
CO2排出係数(2023年度実績)
- 基礎排出係数:0.335 kg-CO2/kWh
- 調整後排出係数:0.335 kg-CO2/kWh(非化石証書等の環境価値を反映)
※「さすてな電気」は非化石証書(再エネ指定)で実質CO2排出ゼロのプランです。
東京ガスは都市ガス事業の強みを活かしてLNG火力比率が約6割と高く、石炭火力比率は低めに抑えられています。一般プランのCO2排出係数は0.335kg-CO2/kWhで、旧一般電気事業者(東京電力EPは0.421kg-CO2/kWh)と比較して低い水準。実質CO2ゼロを目指したい家庭は「さすてな電気」を選ぶことで、非化石証書活用によりさらに排出量を下げられます。
東京ガスの電気を提供している会社
| 会社名 | 東京ガス株式会社 |
| 設立 | 1885年 |
| 電力小売開始 | 2016-04 |
| 本社所在地 | 東京都港区海岸一丁目5-20 |
| 代表者 | 笹山 晋一 |
| 資本金 | 約1,418億円 |
| 上場 | 東証プライム(証券コード 9531) |
| 公式サイト | 東京ガスの電気の公式サイト |
東京ガスは1885年(明治18年)創業の都市ガス事業者で、ガス供給件数では国内最大手。電力小売自由化を受けて2016年4月から一般家庭向けの電力販売を開始しました。東証プライム上場の大手企業のため、新電力でありながら倒産・撤退リスクの観点で安心感が高いのが特徴です。
申込みの流れと必要なもの
-
検針票またはマイページで「お客さま番号」と22桁の「供給地点特定番号」を確認する
東京電力エナジーパートナーの検針票なら左上付近に記載があります。Webマイページからも確認可能です。
-
東京ガス公式サイトから申込フォームに進む
電気のメニューから「基本プラン」または「さすてな電気」を選び、住所・連絡先・お客さま番号・供給地点特定番号・支払方法を入力します。
-
スマートメーター設置(必要時)と切替完了
現在の電力会社の契約はスマートメーター設置後の検針日で自動的に切替わります。切替時にコンセントの抜き差し等の作業は発生しません。所要1〜2ヶ月程度です。
申し込みは完全Webで完結し、現在の電力会社への解約連絡は不要です(東京ガス側が代行)。利用開始日はメールで通知されます。
よくある質問
- 東京ガスの電気は東京電力より安いの?
- 基本料金は同水準ですが、120kWh超の電力量料金単価が東京電力従量電灯Bよりも低く設定されています。月150kWh以上使う家庭ほど節約効果が出やすく、ガスとセット契約すれば合計金額の0.5%がさらに割引されます。
- 解約金や違約金は発生しますか?
- 基本プラン・さすてな電気とも解約金や違約金は発生しません。契約期間の定めもないため、他社へ乗り換える際の負担はありません。
- 燃料費調整額はどのように決まりますか?
- 基本プランの燃料費調整は燃料市場の動向を反映して毎月見直されます。各月の単価は東京ガス公式サイトで公表されているため、契約前後ともに確認できます。
- さすてな電気と基本プランの違いは?
- さすてな電気は再エネ指定の非化石証書を活用して実質CO2排出ゼロを実現したプランです。料金は東京電力スタンダードS/Lと同水準で、環境配慮を重視する家庭向けの位置づけです。基本プランは料金の安さを重視するプランです。
- 申し込みに必要なものは?
- 現在契約している電力会社の「お客さま番号」と22桁の「供給地点特定番号」が必要です。どちらも検針票またはマイページで確認できます。インターネットで申込が完結し、現電力会社の解約手続きは東京ガス側で代行されます。
- 対応エリアはどこですか?
- 東京電力エリア(東京都・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨・静岡県富士川以東)が中心です。プランによっては他エリアでも申込可能な場合があります。
関連ページ
出典:東京ガス公式(電気のこと) / 東京ガス公式(基本プラン) / 東京ガス公式(さすてな電気) / 東京ガス公式(ガス・電気セット割) / 環境省 温室効果ガス排出量 算定・報告・公表制度(2026-05-19 参照)




