電力会社各社がスマートメータ普及を加速、15年度には1000万台超

Pocket

2015年度、電力会社では、一般家庭などで、利用者と双方向で情報をやり取りできる新電力計のスマートメーターの普及を加速します。
スマートメーターは、通信機能のついた新しい電力計で、企業や会社で計測した電力の使用量を30分ごとにインターネットを通じて電力会社などに送るもので、家庭で時間ごとに、電気の使用量が分かるようになり、効果的に節電できるものです。電気の使い方に応じた料金メニューを選ぶ際にも役立ちます。国内での普及台数を1000万台を超える見通しです。

スマートメーターを使用することで、いつでも電気の使用量を把握することができ、照明やエアコンなどの家電の制御などといった、節電の工夫がしやすくなるというメリットがあります。また、電気の使用データーから高齢者の見守りなどの新しいサービスが始まることも期待されます。電力会社におけるメリットは、検針員が訪問して電力使用量を点検するという手間が省けることから、人件費の削減が可能になることです。

一方、通信機能を持つスマートメーターの導入において、個人情報などのデータの流出や使用料のデータの改ざんなどの防止のために、経済産業省で、安全対策を強化するための議論も進められます。

参考