オリックスがサービスエリア拡大、東北電力エリアの7県で営業開始

オリックス株式会社は電気小売事業のサービス対象エリアを拡大し、4月1日より東北電力の送電エリアである、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、新潟県の7県での営業を開始します。

2009年より新電力として電気の小売事業を開始したオリックスは、東京電力、関西電力管内での営業を始めとして、2010年には中国電力管内、2014年には中部電力管内での営業も開始するなど、サービスエリアを徐々に拡大しています。

また、電気小売サービスの他にも電力使用に関するサービスを行っており、蓄電システムのレンタルサービスや、省エネルギー化を支援するサービスなど、顧客のニーズに合わせた様々なサービスを展開しています。

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オリックス、新電力事業を東北6県と新潟で開始

オリックスが特定規模電気事業者(新電力)として、4月1日から参入します。地域は東北6県と新潟県で、大手電力と比べて平均3~5%程度安い料金で販売します。

オリックスは、以前からこの東北6県と新潟県で保険や太陽光発電設備などを販売していました。電力の供給元として、オリックスの大規模太陽光発電所や群馬県の吾妻木質バイオマス発電所を利用し、また電力会社同士が電気を取引する卸電力取引所も活用します。現在はオフィスビルや店舗への販売を見込んでいますが、2016年4月の電力小売全面自由化後は、通信会社などと提携して家庭への販売も検討しています。

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長野県須坂市、新電力に変更で1,585万円削減

長野県須坂市では特定規模電気事業者(PPS=新電力)の導入で年間電気料金約1,585万円(約8%)という経費削減を見込み、市内31か所で一般電気事業者から電力供給会社を変更することになりました。

「市行財政改革第3次チャレンジプラン」の一環であり他に類を見ない大規模な自治体でのPPS導入ですが、高圧受電設備のある市役所庁舎や全15校ある小中学校・公民館・学校給食センター・体育施設などで実施されます。

15社のPPSの見積もりを比較し、東京都のオリックス株式会社が29施設、日本ロジテック協同組合が2施設を担当することに決定しました。1年間の契約期間で電気料金の変動を見ながら、翌年度からの調達先や他施設への導入も検討される予定です。

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