トイレに換気扇がない?後付け・新設の費用やポイント

トイレに換気扇が必要かどうかまず確認

匂いがこもると不快なトイレには、窓か換気扇のどちらか、あわよくば両方が欲しいという方も少なくないのではないでしょうか。換気扇が付いていないトイレに換気扇を新設するのはそれほど大規模な工事が必要なわけでもないので、相見積もりなどで安いリフォーム会社を探せば済む話ではありますが、ここではお抱えの問題を根本的に解決するのにより適した方法はないのか突き詰めていきます。

トイレの匂いを取るには換気扇新設以外の手もある

年数の経ったトイレの、なかなか取れない匂いを解消するために換気扇を付けたいという場合、まずは換気扇より先に解決すべき箇所がないかチェックしてみてください。

クロス(壁紙)やトイレの付け根の部分など、普段のお掃除で手が届きにくい部分は匂いの原因となる汚れが溜まりやすくなっています。経年で溜まった匂いや汚れはすでに掃除ではどうしようもない場合もあるので、この際張替えを考える方がいいかもしれません。掃除のしやすさを考えるならトイレはタイル貼りがより清潔に保ちやすいと考えられますが、現在は壁紙でもトイレの匂いを吸収分解してくれるような高機能なものが増えており、検討してみてもよさそうです。

また近年はトイレの便座についている消臭機能の性能がかなり高くなってきており、換気扇がなくても消臭機能だけで匂いは消える、という声も多々あがっています。トイレは、便座のみの交換ならリフォーム代も安く抑えられます。20〜30年と同じトイレを使い続けていらっしゃる場合、近年の節水性の高いトイレに便座ごと入れ替える方が経済面でお得になる場合もあります。

結露やカビ対策には換気扇以外も合わせて対策が必要?

北側の寒い位置にトイレが配置されている場合、結露およびカビの発生にお困りの方も少なくないかもしれません。湿った空気を入れ替えて結露対策を、とお考えの場合はちょっと待ってください。換気扇で抜本的な結露対策にはならない可能性が高いです。

結露やカビの発生は、壁面が冷たくなりすぎることが直接的な原因となることが多いです。つまり、壁に断熱材が入っていなかったり、窓がある場合はサッシがアルミなどで冷たい外気の温度がそのまま室内に伝わるような状態だったりすると、空気中の水分が冷たくなった壁面に吸着して水滴が溜まり、結露を引き起こします。

換気扇をつけてトイレの湿気を逃がそうとするのはあながち間違ってはいませんが、既に結露が発生するほど寒いトイレの室内がさらに寒くなりやすい上にまだ隅の方は結露する、なんてことも起こり得ます。多少残った湿気には調湿機能の備わった壁紙や塗り壁を施工するのも良いかもしれません。

結露の原因となる寒さ対策は、ボード状の断熱パネルなどの製品も増えて断熱リフォームも手軽になってきています。窓がある場合は内窓を付けるだけで、窓枠周辺の結露は格段に解消されると予想されます。

壁断熱、内窓、換気扇に調湿壁など、トイレに限らず結露・カビの問題解決は対策しすぎるということがないくらい万全にしておくくらいの心づもりで丁度良いと考えて良いです。もちろん、換気扇を一機新設するよりはリフォーム費用が多くかかりますが、中途半端に費用をかけて問題を残すくらいなら一度しっかり対策を取ることをおすすめします。安さも質も兼ね備えた優良な施工店の選択には妥協しないことが満足度を高めます。

換気扇の後付け・新設で出てくる問題は前もって把握

今まで換気扇の付いていなかったトイレに換気扇を後付けすると、思いもよらなかった問題が新しく出てくる場合もあります。同時の対策が必要かどうかは新設工事の前に確認が必要です。

ドアの交換の必要性

換気扇が正しく稼働するには、吸気から排気の経路が確保されなければいけません。トイレの隅まで空気のよどみをつくらず換気をするには、ドアの下部にスリットの入ったものを取り入れるのが通常です。隙間のないドアのまま締め切ったトイレで換気扇を回すのはかなり効率が悪いと言えますので、ドアの交換をしない場合は利用者の方で、換気扇を回す時にほんの少しドアの隙間を開けるような配慮が必要です。

騒音や外気の侵入

経験値の高い工務店なら設置環境に合った換気扇を選択してくれるはずですが、たまに立地に合わない換気扇が付けられてしまい失敗したという事例も見受けられます。例えば公道の近くのお宅の場合、換気口から外を通る車の音が気になることがあります。また2階以上の立地では外を流れる風が強くなりやすいので、冬に換気扇から冷気が逆流して悩まされることもあります。トイレ用換気扇といっても形状やグレードが多様にあるため、とにかく安い見積りを出した施工店に頼むのではなく、設置場所に合ったものを納得のいく説明で提案してくれる施工店の方が選択としては良いと言えそうです。

とりあえず、簡易型換気扇や置き型脱臭を使ってみるのもあり

賃貸物件などで手を加えられなかったり、とにかく安く対策をしたいという場合は、窓付けの簡易型換気扇や置き型空気洗浄機などを選ぶこともできます。

窓があるトイレの場合、窓枠に取り付けられる簡易型換気扇は5,000〜10,000円もあれば購入可能で、自分で設置できるので施工費も生じません。窓が既に付いているトイレに限られる、夏場は涼しくなるが冬は寒さが気になる、防犯対策が必要で、窓の開け閉めも少し面倒、など簡易型であるがためにデメリットが少なくないのも承知の上での導入をおすすめします。

窓もない場合はトイレの消臭に優れた空気洗浄機や消臭器、脱臭器などが2,000円台から販売されています。

換気扇の後付け気になるお値段は?

換気扇の無いトイレに新たに換気扇を設置する場合、3万円程度から事例が見つかります。外壁に接した位置にあるトイレならシンプルな壁付けのタイプが安くあがりやすいですが、寒さ対策のためにロスナイ接続にしたい場合や、トイレが建物の中心あたりに位置していたりする場合は、天井埋め込み型のダクト接続による対応が必要になるので、おうちの設備の環境によって価格が上がる可能性もあります。

導入の際は見積もり比較などを上手に利用して、安くて信頼できる施工店を見つけてみてください。

広告

リフォーム業者一括見積を利用する

リノベーション、リフォームをお考えの方は一括見積のご利用が便利ですご利用は無料、価格比較にとどまらず実際に工務店の人柄や実績を確認してから契約できるので安心感につながります。

リショップナビ

妥協したくない方のための一括見積サイト
登録施工店が多く自由度の高い提案も期待できます。強いこだわりを適正価格で実現したい方、できるだけ多くの選択肢から最適な業者を見つけたい方に最適です。対応地域:全国

リショップナビ

箇所ごとに見積もる

外壁の塗装や太陽光発電の設置など特化して見積もりができるサービスは、専門性の高いリフォーム箇所を安心して頼める施工店を見つけるのに最適です。

リショップナビ外壁塗装

外壁・屋根塗装を格安で安心して頼める業者を探すなら、塗装に特化した一括見積もりサイトの利用が便利です。

対応地域:全国

リショップナビ外壁塗装
グリエネ・オール電化(IH、エコキュート)

IHおよびエコキュートの買い替えをお考えの方は、オール電化に特化した業者に絞った一括見積のご利用が便利です。エコキュートのような高価な機器は大量仕入れができる専門業者の方が通常のリフォーム業者など比べてより安価な見積もりを得られる可能性が高いです。一括見積では価格だけでなく業者の実績なども含めて検討できます。

グリエネ
グリエネ(太陽光発電、エコキュート)

太陽光発電もエコキュートと同様、施工費よりも機器が高額です。パネルをできるだけ安く仕入れられるには一定規模の会社である必要があり、さらに期待寿命が20〜30年と長い太陽光発電は施工後のメンテナンス等も含め、高い信頼度が求められます。一括見積もりにはサービスの安定したグリエネをおすすめします。エコキュートや蓄電池も合わせて見積もることもできます。

グリエネ

中古物件探しから始める

安価にマイホームを手に入れられる中古物件のリノベーションをお考えなら、物件探しとリノベーションをワンストップでお願いでき、さらにリフォームのローンを低金利の住宅ローンに一本化してくれるサービスを提供する、リノベーション専門業者が人気です。

リノべる。

中古物件探しからこだわり設計、ローンまで依頼できる
こだわりのリノベーションをお考えならまず試してほしいのが「リノベる。」デザイン性の高いリノベーション実例が多く掲載され、夢が膨らみます。裏知識を豊富に知っている不動産や建築業界出身のスタッフも多いので、イベントや勉強会の参加もおすすめです。対応地域:宮城 群馬 東京 神奈川 埼玉 千葉 静岡 愛知 三重 京都 大阪 兵庫 岡山 広島 福岡 熊本 長崎 沖縄(2016年2月時点)

リノべる。