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1日・月別の発電量パターン|時間帯別グラフと天候別ロス

太陽光発電の1日あたり発電量は1kWで2.5〜3.8kWh、月別では4〜5月がピーク(3.9kWh/kW/日)、12月が最少(2.65kWh/kW/日)。日射量がトップの8月ではなく春がピーク月になるのは、夏場のパネル温度上昇で10〜20%の温度ロスが発生するためです。曇天時は晴天時の40〜50%、雨天時は10〜20%まで発電量が落ちます。本ページでは月別・時間帯別・天候別の発電パターンと、自家消費を高める東西2面設置のメリットまで整理しています。

「うちの太陽光発電は1日どれくらい発電しているのか」「天気が悪い日も発電しているのか」「自家消費を増やすにはどう設置すればいいか」を、NEDOデータと実測値を交えて整理します。発電量の絶対値(容量別kWh)は容量別の発電量早見表を参照してください。

月別・季節別の平均発電量

1kWあたりの1日平均発電量と日射量を月別にまとめています。日射量はNEDO METPV-20の全国平均(県庁所在地・年間最適傾斜角・南向き)を基準にしています。

図:月別の日射量(橙)と発電量(紫)の推移/kWあたり1日平均

この表は1kWあたり月別の1日平均発電量と月間発電量です。
季節 1日の発電量 月間発電量
1月2.86 kWh89 kWh
2月3.28 kWh92 kWh
3月3.50 kWh109 kWh
4月3.90 kWh117 kWh
5月3.90 kWh121 kWh
6月3.29 kWh99 kWh
7月3.48 kWh108 kWh
8月3.76 kWh117 kWh
9月3.40 kWh102 kWh
10月3.20 kWh99 kWh
11月2.70 kWh81 kWh
12月2.65 kWh82 kWh
春季平均3.77 kWh116 kWh
夏季平均3.51 kWh108 kWh
秋季平均3.10 kWh94 kWh
冬季平均2.93 kWh88 kWh
  • NEDO METPV-20の各都道府県県庁所在地データ(年間最適傾斜角・南向き)を平均化した値。損失係数0.85で換算しています。
  • 1kWあたり年間約1,150kWh/月平均約95kWhが標準。お住まいの地域で詳しい値は都道府県別ページをご参照ください。

発電量のピーク月は4〜5月(8月ではない)

日射量の最大は8月(4.64kWh/㎡/日)ですが、発電量のピークは4〜5月(3.90kWh/kW/日)です。これは真夏のパネル温度上昇による温度ロスが原因。N型TOPCon(温度係数−0.30%/℃)でも真夏の屋根面パネル温度が60〜80℃に達すると、出力ベースで10〜15%の温度ロスが発生します。逆に冬は気温が低くパネル温度がSTC基準(25℃)に近いため、日射量に対する発電効率が一年で最も良くなります。詳細は温度と損失係数のご案内をご参照ください。

季節係数:冬0.90/春秋0.85/夏0.80

月別の発電量を概算する際に使う季節係数の目安は、冬(12〜2月)が0.90、春秋(3〜5月/9〜11月)が0.85、夏(6〜8月)が0.80。気温と発電効率は反比例の関係で、寒冷地は夏の発電量が伸びにくい代わりに冬以外の季節で効率が良いという特徴があります。北海道や東北日本海側の寒冷地で「真夏の発電量が思ったほど伸びない」のは、低気温で温度ロスが小さいぶん、夏との差が縮まるためです。

時間帯別の発電量推移

快晴日における1kWあたり1時間あたりの発電量を月別に整理しています。データは東京・南向き・年間最適傾斜角(36度)でのNEDOシミュレーション値。1日の発電量は正午を中心に弧を描き、日が長い夏場は朝5時〜夕方19時、冬場は朝7時〜夕方17時の時間帯のみ稼働します。

図:快晴時の発電パターン(月別)/東京・南向き・年間最適角36度・1kWあたり1時間kWh

10〜14時の3時間で1日の40%を発電

南向き30〜36度の標準的な設置では、12時を中心とした3時間(10〜14時)で1日発電量の約40%、5時間(9〜15時)で約60%が集中します。在宅時間が朝夕に偏る共働き家庭では、この時間帯の発電量を直接消費できないため、新FIT制度下では売電(住宅用最初4年24円)に回るのが一般的です。蓄電池併設で夜間用に貯めるか、エコキュート・EV充電のタイマー運転で日中時間帯にシフトする工夫が自家消費比率を高める鍵になります。

夏の午後に発電量が落ちるのは温度ロスのせい

真夏の快晴日に「正午過ぎから明らかに発電量が落ちた」と感じることがあります。これはパネル温度がピークに達する13〜14時頃に温度ロスが最大化するためで、機器の異常ではありません。N型TOPCon・ヘテロ接合(HJT)など温度係数が改善された主力モデル(ジンコ Tiger Neo・パナソニック MODULUS Black 等)では、この午後の落ち込みが従来パネルより2〜3%抑えられます。

天候による発電量の差

同じ屋根でも、晴天・曇天・雨天で発電量は大きく変わります。天気予報の「晴れ/曇り/雨」と1kWあたり1日発電量の対応関係は以下の通りです。

この表は天候別の1日発電量目安(1kWあたり)です。
天候 1日発電量/kW 晴天比 主な発電要因
快晴 5.0〜7.5 kWh 100% 直達日射量が主体。雲・大気拡散ロスがない理想条件。
晴れ(薄雲あり) 3.5〜5.0 kWh 70〜85% 直達日射の一部が雲で拡散。散乱日射量で部分補完。
曇天 1.5〜3.0 kWh 40〜50% 直達日射ゼロ。散乱日射量のみで発電。雲が薄ければ晴天の50%に到達。
雨天 0.5〜1.0 kWh 10〜20% 厚い雲層で散乱日射も大きく減衰。「日中でも電灯が必要」レベル。
降雪・パネル積雪 0〜0.2 kWh 0〜3% パネル表面が雪で覆われると発電不能。融雪後は通常通り。
  • 「水平面日射量=直達日射量+散乱日射量」の関係。曇天時は直達がほぼゼロでも散乱日射量で晴天の半分弱が確保できます。
  • 降雪地域(北海道・東北日本海側・北陸)では12〜2月の発電量がほぼゼロになるため、年間で10〜15%減を見込みます。

東京の年間発電量分布:1日1kWh未満が40日前後

東京の過去5年実測データから、1kWあたり1日発電量を5kWh刻みに分類すると、年365日の分布は以下のようになります。

この表は東京の1日発電量分布の年間日数目安です。
1日発電量/kW 該当日数の目安 主な天候
1kWh未満約40〜45日雨天・降雪・濃い曇天
1〜2kWh約45〜50日曇天・雨上がり
2〜3kWh約35〜40日薄曇り・冬の晴天
3〜4kWh約40〜45日冬〜春の晴天・夏の曇天
4〜5kWh約45〜50日春秋の晴天
5〜6kWh約75〜80日春の快晴・夏の晴天
6〜7kWh約55〜60日5月の快晴
7kWh以上約10〜15日5月の最良条件日
  • 最大発電日(5月の快晴)と最少発電日(12月の雨天)で1日発電量は約40倍の差。年間平均で見れば1kWあたり約1,150kWh(1日3.15kWh)に収束します。
  • 地域別の年間発電量分布は発電量比較ページをご参照ください。

自家消費を高める設置設計の選択肢

2025年10月開始の新FIT制度下では、住宅用の売電単価は最初4年24円/5〜10年目8.3円(2段階)・卒FIT後は8円/kWh前後程度。電気代単価(30円前後)を下回る期間が増えるため、売って稼ぐより使って節約するほうが合理的になりつつあります。自家消費比率を高める設置設計の代表例を以下に整理しています。

東西2面設置:朝夕の発電量を増やす

屋根の形状によっては東西2面に分散して設置することで、朝夕の家庭内消費時間帯の発電量を増やせます。年間総発電量は南向き一面より5〜10%少なくなりますが、自家消費比率を10〜15ポイント高められる可能性があります。

図:南一面設置と東西2面設置の時間帯別発電量比較/1kWあたり1時間kWh

この表は南一面設置と東西2面設置の比較目安(3kW設置・自家消費率前提)です。
項目 南向き一面 南東+南西2面
年間発電量100%(基準)93〜95%
朝夕の発電量少ない多い
日中ピーク発電量高いなだらか
自家消費率の目安25〜35%35〜50%
月10,000円電気代→設置後約4,900円約5,200円
(自家消費寄与で逆転も)
  • 米テキサス州ピーカンストリートプロジェクトの実証実験では、家庭の電力需要曲線に対して西向き設置がピークカット効果に優れる結果が示されました。
  • ただし新FITの売電単価24円が確保される最初4年間は、売電収入の絶対値で南向き一面が有利。10年トータル収支で判断するのが妥当です。
  • 新築設計の場合は屋根形状自体を太陽光発電に最適化する選択肢があります。詳しくはZEH新築のページをご参照ください。

蓄電池併設:日中の余剰を夜間用に貯める

日中ピーク時の余剰電力を蓄電池に貯めて夜間用に使うと、自家消費比率を60〜80%まで引き上げられます。家庭用蓄電池(5〜10kWh)の価格は工事費込みで100〜180万円。新FIT終了後(11年目以降)の自家消費率向上を見越して10年後に後付けする設計が経済的合理性で有利です。詳しくは蓄電池併設のページ蓄電池の価格をご参照ください。

エコキュート・EV充電のタイマー運転

エコキュート(深夜割安料金前提)の運転時間を日中にシフトしたり、EV充電を日中の発電量ピーク時間に合わせる方法もあります。いずれも蓄電池ほど大きな投資はかからず、生活スタイルの工夫だけで自家消費比率を10〜15ポイント上げられる選択肢です。住宅全体のエネルギー設計はZEH新築のページスマートハウス情報を参照ください。

正確な発電量予測は施工業者のシミュレーションで

本ページの発電パターンは標準条件での目安です。実際の発電量は屋根の方位・傾斜・影・積雪・周辺建物の影響で個別に決まります。複数業者のシミュレーション結果を比較して、月別/時間帯別の発電パターンと自家消費設計を確認するのが確実です。

住宅用で信頼できる施工会社を探す

太陽光発電のメーカー選びで欠かせないのがいい施工店との出会い。実際に設置するとなると制約の多い住宅屋根は選べるメーカーが案外少ないこともあり、限られた選択肢から最適解を見出すにはメーカーと購入者をつなぐ施工店が重要な役割を果たします。必ず複数社から相見積もりを取って比較するのがおすすめで、2026年新FIT制度下では同じシステム容量でも施工店ごとに20万円以上の差が出ることも珍しくありません。以下は主要な住宅用一括見積もりサイトです。いずれも無料でご利用いただけます。

  • 厳選施工店から選びたい

    ソーラーパートナーズ

    太陽光発電の施工業者の中には、販売のみを行い施工は別会社に下請けさせる業態もあります。ソーラーパートナーズでは販売店経由の施工店の紹介はしない方針で、他の一括見積もりサイトと違いをつけています。施工業者の顔が見える形で相見積もりを取りたい方に。

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販売店・メーカーから直接見積もりを取る選択肢

  • AD-HOME

    太陽光+蓄電池の販売店。複数メーカーを扱うため、仕様や構成の柔軟な相談ができます。

  • 東京ガスの太陽光発電・蓄電池

    関東エリアの大手ブランド。東京ガス自身が太陽光+蓄電池をセットで提案してくれます。

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