住宅用パワコンの価格相場|本体価格・交換費用とメーカー比較
住宅用パワコン(パワーコンディショナ)のメーカー希望小売価格は、4.0kWで42.7万〜51.6万円、5.5kWで53.1万〜67.8万円(税込)です。実際の本体の価格は、相場の記事では4〜5.5kWで約10万〜30万円と、情報源によって幅があります。交換費用は、国の調達価格等算定委員会が5kWの住宅用で20年間に1回・38.4万円程度と想定しており、相場の記事では本体と工事を合わせて30万〜40万円が中心です。
パワコンは、パネルメーカーが組み合わせる機種を指定することが多く、パワコンだけを選ぶ場面は限られますが、見積もりの金額を確かめるときの目安になります。国の資料では、2025年設置の新築の住宅用太陽光の費用の内訳で、パワコンは1kWあたり5.3万円です(システム費用全体の平均は1kWあたり28.9万円)。
住宅用パワコンのメーカー希望小売価格
メーカーの希望小売価格は次のとおりです。下の相場の記事の価格と比べると、実際に販売店から買う価格はこれよりかなり低くなっています。
| メーカー・機種 | 定格出力 | 希望小売価格 |
|---|---|---|
| パナソニック VBPC240NC4(屋内) | 4.0kW | 426,800円 |
| パナソニック VBPC255NC4(屋内) | 5.5kW | 531,300円 |
| パナソニック VBPC244GM4T(屋内屋外兼用) | 4.4kW | 569,800円 |
| パナソニック VBPC255GM4T(屋内屋外兼用) | 5.5kW | 673,200円 |
| シャープ JH-40TF2(蓄電池連携型) | 4.0kW | 515,900円 |
| シャープ JH-59TF4(蓄電池連携型) | 5.9kW | 606,100円 |
| カナディアン・ソーラー CSP44G4L(屋外) | 4.4kW | 616,000円 |
| カナディアン・ソーラー CSP55G4L(屋外) | 5.5kW | 677,600円 |
- 各社の公式サイト・カタログの希望小売価格(2026年10月6日に確認)。シャープの蓄電池連携型で蓄電池をつなぐには、別に蓄電池用コンバータ(JH-WDT11・205,700円)が必要です。
実際の本体価格と交換費用の相場
パワコンの本体の価格を国がまとめた統計はないため、公開されている相場の記事で確かめると、次のとおりです。
| 項目 | 相場 | 出典 |
|---|---|---|
| 本体(4〜5.5kW) | 10万〜30万円 | 相場の記事4件 |
| 交換(本体+工事) | 30万〜40万円が中心 (記事により15万〜60万円) | 相場の記事4件 |
| 交換(国の想定・5kW) | 38.4万円程度 | 調達価格等算定委員会(太陽光発電協会へのヒアリング・20年間に1回) |
- パワコンの本体価格を国がまとめた統計はないため、公開されている相場の記事で確かめた範囲です(2026年10月18日に確認)。情報源によって幅があり、機種・台数・工事の内容で変わります。
- 本体(4〜5.5kW):ミライでんち「パワコン交換費用の相場|メーカー別比較」(2026年6月)=本体15〜25万円(家庭用4〜5.5kW)
- 本体(4〜5.5kW):石川企画合同会社「太陽光発電のパワコン交換費用はいくら?工事費込みの相場を解説」(2026年8月)=本体15〜30万円
- 本体(4〜5.5kW):メガ発「パワーコンディショナーの価格相場をメーカー別に解説」(2026年2月)=本体15〜30万円(4.4kW・5.5kW)
- 本体(4〜5.5kW):タイナビ発電所「パワコン交換費用はいくら?故障時の修理との違い」(2026年9月)=単相5kW前後の機器10〜16万円
- 交換(本体+工事):ミライでんち「パワコン交換費用の相場|メーカー別比較」(2026年6月)=30〜40万円(本体+工事費+撤去費)
- 交換(本体+工事):石川企画合同会社「太陽光発電のパワコン交換費用はいくら?工事費込みの相場を解説」(2026年8月)=30〜40万円
- 交換(本体+工事):エコ発電本舗「太陽光発電のパワコン交換時期はいつ?寿命・費用・症状を解説」(2026年3月)=15〜40万円
- 交換(本体+工事):メガ発「パワーコンディショナーの価格相場をメーカー別に解説」(2026年2月)=25〜60万円
容量ごとの実際の価格は、出典になる統計や記事がないため載せていません。見積もりでは、パワコンの機種と容量、工事費が分かれて書かれているかを確かめてください。
主要メーカーの住宅用パワコン
現行の住宅用パワコンの変換効率・自立運転の出力・回路の数は、各社の公式資料で比べた表をパワーコンディショナのページにまとめています。主なメーカーと製品は次のとおりです。
オムロン
住宅用の単相パワコン(屋内用の KPK-A シリーズ、屋外用の KPR-A シリーズ)と、蓄電池と組み合わせるマルチ蓄電プラットフォーム(KPBP-A シリーズ)を販売しています。
ダイヤゼブラ電機(旧・田淵電機)
2021年10月に田淵電機から社名を変更しました(国税庁 法人番号公表サイト)。ブランド名は「EneTelus」で、蓄電システムの「EIBS7」「EIBS V」、V2Hシステムの「EIBS Va-1」、「EIBS No.8」などを販売しています。
パナソニック
住宅用パワコンの VBPC シリーズ(屋内用・屋内屋外兼用)を販売しています。希望小売価格は上の表のとおりです。
ニチコン
V2Hシステム「EVパワー・ステーション」(希望小売価格128万円・税抜・工事費別)や、太陽光・蓄電池・EVをつなぐトライブリッドの蓄電システムを販売しています。
変換効率の差と発電量
パワコンの変換効率の差は、年間の発電量の差になります。東京で南向き・傾き30度の5kWの太陽光(年間約5,790kWh)なら、変換効率が1ポイント違うと発電量はおよそ1%、年に約58kWh変わり、電気代の単価31円で約1,800円の差です。
過積載でパワコンの容量を小さくする
パネルの容量よりパワコンの容量を小さくする「過積載」では、パワコンを大きくしなくて済むぶん費用を抑えられる一方、晴れた日の昼にパワコンの定格で出力が頭打ちになる時間が出ます。国の資料では、2023年に設置された住宅用の過積載率(パネル÷パワコン)の中央値は108%です。詳しくは過積載のページをご覧ください。
パワコンの交換の時期と費用
国の調達価格等算定委員会は、5kWの住宅用でパワコンの交換を20年間に1回、38.4万円程度と想定しています(太陽光発電協会へのヒアリングによる)。主要メーカーの住宅用では、パワコンを含む機器の保証が15年の例が多く(パワーコンディショナのページ)、保証が切れたあとの故障では交換費用は自分で払うことになります。
| 交換のしかた | 費用の目安 |
|---|---|
| 単機能のパワコンに交換 | 本体と工事を合わせて30万〜40万円が中心(記事により15万〜60万円)。国の想定は38.4万円程度 |
| V2Hに対応した機器に替える | ニチコン「EVパワー・ステーション」の希望小売価格128万円(税抜・工事費別) |
| 蓄電池と一緒に替える | 蓄電池の容量とメーカーで大きく違う(蓄電池のセット導入のページ) |
蓄電池を入れる予定がある場合は、単機能のパワコンに交換するか、蓄電池用のパワコンをかねるハイブリッド型にするかを、見積もりで比べてください。同時設置と後付けの選び方でパワコンの構成の違いを整理しています。
住宅用パワコン選びの3つのポイント
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パネルの容量に合った定格を選ぶ
パワコンの容量は、パネルの容量と過積載率で決まります。国の資料では、住宅用の過積載率の中央値は108%です。施工店の発電量のシミュレーションで、頭打ちになる電気がどれくらいかを確かめます。
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屋根の面の数と影で回路の数を確かめる
屋根が1面なら1回路で足りますが、東西の2面や影がかかる部分がある場合は、回路(MPPT)が複数あるパワコンのほうが発電量を引き出しやすくなります。
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蓄電池やEVを使う予定があれば対応機種も比べる
蓄電池やEVを使う予定がある場合は、ハイブリッド型やV2Hに対応した機器も見積もりで比べます。
住宅用太陽光発電を見積もる
パワコンの機種と容量は、パネルの組み合わせとセットで提案されます。複数の施工店の見積もりで、パワコンの機種・保証と工事費をあわせて比べてください。
住宅用で信頼できる施工会社を探す
住宅の屋根は形・向き・広さに制約があり、載せられるメーカーやパネルの枚数は家ごとに変わります。価格にも幅があり、経済産業省の集計(2025年設置)では1kWあたり平均29.0万円に対し、安いほうから3割の水準は25.6万円です(5kWなら約17万円の差)。複数社から見積もりを取り、価格と提案の中身を比べてください。以下は住宅用の見積もり窓口で、複数社をまとめて比べられる一括見積もりサイトと、販売店などから直接提案を受けられる窓口があり、いずれも無料で申し込めます。
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話題の蓄電池も!選択肢を増やす相見積もりに
グリエネ
全国450社の販売施工会社から最大5社を紹介する一括見積もりサイトです。申し込むと最初にカスタマーサポートが要望を聞いて紹介先を選び、加盟会社には工事保険への加入などの審査があります。太陽光発電と一緒に蓄電池も見積もれます。
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複数メーカーを扱う販売店から直接
AD-HOME
太陽光と蓄電池の設置を専門に扱う販売店です。各メーカーと直接取引して中間マージンを抑え、多数のメーカーから屋根の条件や予算に合わせて柔軟に提案します。メーカー保証に加えて独自の保証制度もあり、一括見積もりとあわせて販売店から直接提案を受けたい方の選択肢に。
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関東エリア限定・東京ガスのサービス
東京ガスの太陽光発電・蓄電池
東京ガスの太陽光発電・蓄電池の導入サービスです。家の状況や予算に合わせた提案を受けられ、補助金の申請手続きのサポートから導入後のアフターサポートまで対応しています(地域や条件により、東京ガス提携の販売施工店が契約・施工する場合があります)。対象は戸建ての持ち家で、対応地域は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県です。
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東京都の太陽光&蓄電池・補助金特化
エコエネハウス
東京都の太陽光・蓄電池に特化した専門窓口です。補助金の申請手続きを専門スタッフがサポートし、東京都と市区町村の補助金を組み合わせた費用の提案が受けられます。無料相談から始められるので、東京都で太陽光と蓄電池の導入を検討している方の選択肢に。
あわせて使いたい一括見積もりサイト
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累計20万人の利用実績・顧客満足度98%(タイナビ調べ)の一括見積もりサイト。地域に対応した販売店を最大5社まで紹介してくれます。
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よくある質問(FAQ)
- パワコンだけを自分で買うメリットはありますか?
- パネル・パワコン・工事は施工店にまとめて頼むのが一般的です。パネルメーカーが組み合わせを指定していないパワコンを使うと、メーカーの保証の対象が変わる場合があるため、保証の条件を事前に確かめてください。
- 変換効率96%と97%でどれくらい差がありますか?
- 東京で南向き・傾き30度の5kW(年間約5,790kWh)なら、1ポイントの差で年に約58kWh、電気代の単価31円で約1,800円、20年で約3.6万円の差です。
- パワコンの交換費用はいくらですか?
- 国の調達価格等算定委員会は、5kWの住宅用でパワコンの交換を20年間に1回、38.4万円程度と想定しています。相場の記事では、本体と工事を合わせて30万〜40万円が中心です(記事により15万〜60万円)。
- 屋内用と屋外用はどう選びますか?
- 家の中に置く場所がある場合は屋内用、ない場合は屋外用を選びます。海の近くや雪の多い地域では、塩害や積雪に対応した機種かを仕様で確かめてください。
- 保証期間中にパワコンが故障したらどうなりますか?
- 主要メーカーの住宅用では、パワコンを含む機器の保証が15年の例が多く、保証期間中の故障はメーカーの保証で修理や交換を受けられます。条件は各社の保証書で確かめ、施工した販売店に連絡してください。



