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このページでは5kW台(5~5.9kW)の太陽光発電についてご案内しています。住宅用太陽光発電の全国的な平均積載量は4.4~4.5kWとなっており、5kW台というと平均より大きめのサイズのシステムと言えます。5kW台のパネルの面積は25〜30㎡で、予算は90〜140万円を見込む必要があります。
5kW台が載れば多くの場合で10年以内の初期費用回収が可能と言えますが、もちろん確実というわけではありません。まず、設置費用が妥当な範囲に収まっているということ、そして平均以上の発電量が得られるということが条件となります。以下ではそれぞれについて詳しくご案内しています。
以下では5kW台の積載量における価格や面積などをメーカーごとに比較一覧にしてご案内しています。それぞれのメーカーの標準モデルにおける2022年4月時点の価格をご案内しています。価格についての詳細やメーカーの選び方などは以下のページで詳しくご案内していますので、合わせてご利用ください。
メーカー 「パネル(出力・効率)」 |
容量 (パネル枚数・設置面積) |
初期費用 |
---|---|---|
Panasonic パナソニック 「P252αPlus (252W・19.6%)」 |
5.04kW (20枚・25.65㎡) |
106 万円 |
5.292kW (21枚・26.94㎡) |
109 万円 |
|
5.544kW (22枚・28.22㎡) |
113 万円 |
|
5.796kW (23枚・29.5㎡) |
117 万円 |
メーカー 「パネル(出力・効率)」 |
容量 (パネル枚数) |
初期費用 |
---|---|---|
Q.CELLS Qセルズ 「Q.PEAK DUO-G9 (355W・20.6%)」 |
5.325kW (15枚・25.85㎡) |
105 万円 |
5.68kW (16枚・27.57㎡) |
110 万円 |
メーカー 「パネル(出力・効率)」 |
容量 (パネル枚数・設置面積) |
初期費用 |
---|---|---|
CanadianSolar カナディアンソーラー 「CS3LA-300MS (300W・20.1%)」 |
5.1kW (17枚・25.37㎡) |
86 万円 |
5.4kW (18枚・26.86㎡) |
91 万円 |
|
5.7kW (19枚・28.35㎡) |
96 万円 |
ご案内しているのはシステム費と標準工事が含まれたモデル価格(税込)です。設置工事に足場が必要な際や、別途部材が必要な屋根材の場合などは追加料金がかかる場合があります。
また金額はあくまで比較的安いネット販売店のサイト表示価格を調査し、最安値を表示したものです。購入の際の目安としてご利用いただければ幸いですが、価格以上に施工店の信頼度を大切にしたいという方には以下でご案内するような一括見積サイトのご利用をおすすめしています。この表でご案内するような最安値価格帯の業者も、地元密着型の信頼の高い業者も加盟しており、安さと信頼度を一度の見積もり依頼で比較検討できるのが便利です。
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厳選施工店から選びたい
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実際に価格が安くなるのかどうかは場合にもよると考えられますが、紹介される施工店がどれくらい違うのか、相見積もりをしてみるのもいいかもしれません。
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パネルで作った電気はパワーコンディショナ(パワコン)という機器で集められ、交流電力に変換されてご自宅内で使用できるようになります。(インバーターのような役割)パネルにも容量があるようにパワコンにも容量がありますが、およそ200W単位で増やせるパネルと違い、ちょうど良い容量のものを1台選んで設置するのが通常です。(10kW未満程度の容量の場合。)パワコンのメーカーはパネルメーカーと同じ場合もありますが、パネルしか作っていないメーカーなどでは三菱やオムロンのようなメーカーのものを組み合わせるのが通常です。
主なパワコンメーカーにおいて、5.5kWという容量をラインナップしているメーカーは多いので、5kW台のシステムでは5.5kWのパワーコンディショナを使う機会は多いと予想されます。その他に、4.8kWないし4.9kWという容量や、5.8kWや5.9kWという容量をラインナップしているメーカーもあります。
パネル容量に合わせたパワコンを選ぶ場合、従来はソーラーパネルで作った電気を漏らさず変換できるよう余裕を持ったパワコン容量で構成する場合が多かったのですが、太陽光発電が最大出力を出せる時間が年間でも限られていることもあり、近年はパネル容量よりも少し小さめのパワコンで構成する過積載のシステムの方が費用対効果が高くなる場合もあることが指摘されています。
5kWの発電量は年間で平均5694kWh、一日の平均にして15.6kWhとなります。標準的な家庭の消費電力がおよそ12kWh/日なので、5kWが載せられればゼロエネ住宅が十分達成できると言えますが、実際は太陽光発電は時間や季節によって発電量が異なるため、昼間は余剰分を売電に回し、夜間を中心に太陽光発電でまかないきれない分は電力会社から引き続き購入することになるのが通常です。(完全な電力の自給自足は蓄電池の導入が必要になります。)
以下は東京において5kWの月ごとの発電および売電収入、そして電気代の削減額の予想値を一覧にしたものです。電力消費量はこちらのページでご案内している一般家庭の一日の消費電力のデータを利用しています。冷暖房を使わない時期で大体1万円程度の電気代の家庭を想定しています。これより消費電力が少なければより多くの売電収入が期待できます。
月 | 1月 | 2月 | 3月 |
---|---|---|---|
月間発電量 (一日当たり) |
245kWh (8.0kWh) |
313kWh (10.3kWh) |
438kWh (14.4kWh) |
家庭での消費量 電気代削減額 |
125kWh 3,501円 |
140kWh 3,916円 |
154kWh 4,304円 |
余剰分 売電収入 |
120kWh 3,708円 |
174kWh 5,383円 |
160kWh 4,953円 |
月 | 4月 | 5月 | 6月 |
---|---|---|---|
月間発電量 (一日当たり) |
539kWh (17.7kWh) |
633kWh (20.8kWh) |
670kWh (22.0kWh) |
家庭での消費量 電気代削減額 |
178kWh 4,997円 |
187kWh 5,230円 |
193kWh 5,391円 |
余剰分 売電収入 |
361kWh 11,179円 |
446kWh 13,825円 |
447kWh 14,795円 |
月 | 7月 | 8月 | 9月 |
---|---|---|---|
月間発電量 (一日当たり) |
657kWh (21.6kWh) |
624kWh (20.5kWh) |
543kWh (17.8kWh) |
家庭での消費量 電気代削減額 |
179kWh 5,012円 |
184kWh 5,160円 |
177kWh 4,964円 |
余剰分 売電収入 |
478kWh 14,819円 |
439kWh 13,623円 |
366kWh 11,333円 |
月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|
月間発電量 (一日当たり) |
433kWh (14.2kWh) |
343kWh (11.3kWh) |
259kWh (8.5kWh) |
家庭での消費量 電気代削減額 |
161kWh 4,507円 |
150kWh 4,191円 |
136kWh 3,817円 |
余剰分 売電収入 |
272kWh 8,439円 |
194kWh 6,002円 |
122kWh 3,793円 |
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
---|---|---|---|---|---|---|
月間発電量 (一日当たり) |
245kWh (8.0kWh) |
313kWh (10.3kWh) |
438kWh (14.4kWh) |
539kWh (17.7kWh) |
633kWh (20.8kWh) |
670kWh (22.0kWh) |
家庭での消費量 電気代削減額 |
125kWh 3,501円 |
140kWh 3,916円 |
154kWh 4,304円 |
178kWh 4,997円 |
187kWh 5,230円 |
193kWh 5,391円 |
余剰分 売電収入 |
120kWh 3,708円 |
174kWh 5,383円 |
160kWh 4,953円 |
361kWh 11,179円 |
446kWh 13,825円 |
447kWh 14,795円 |
月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|
月間発電量 (一日当たり) |
657kWh (21.6kWh) |
624kWh (20.5kWh) |
543kWh (17.8kWh) |
433kWh (14.2kWh) |
343kWh (11.3kWh) |
259kWh (8.5kWh) |
家庭での消費量 電気代削減額 |
179kWh 5,012円 |
184kWh 5,160円 |
177kWh 4,964円 |
161kWh 4,507円 |
150kWh 4,191円 |
136kWh 3,817円 |
余剰分 売電収入 |
478kWh 14,819円 |
439kWh 13,623円 |
366kWh 11,333円 |
272kWh 8,439円 |
194kWh 6,002円 |
122kWh 3,793円 |
発電量についての考え方は以下のページなども合わせてご確認ください。
以下のグラフは5.0kWから5.9kWにおいて何年で初期費用を回収できるかをシミュレーションしたものです。購入価格を一律で30万円/kWとし、売電収入と電気代の削減額を足した額を毎年の収入相当として足していきます。
30万円の単価でシステムが購入でき、平均的な発電量が得られる場合は5~5.9kWのいずれの場合でも8~9年の間で初期費用を回収できる計算になります。
10年以内の初期費用回収は多くの場合で達成できると予想されますが、太陽光発電は20年以上の耐用年数が期待されているため11年以降もしっかり経済的メリットが享受できます。11年目以降については余剰分の売電単価が未定となっています。以下のグラフは電気代の削減分で得られる金額を利益に相当する金額として毎年足していった場合、20年で得られる利益を5~5.9kWのシステムにおいてシミュレーションしたものです。これに加えて数円~10円台前半程度で余剰分の売電ができると予想されるので、グラフでご案内する金額は最低限得られる利益相当とご理解いただくのがいいかと思います。
理想的な条件下では初期費用を8年で回収できることを上述のグラフでご案内しましたが、必ずしも理想的な条件が揃うとは限りません。以下では発電量ないし売電収入に影響する条件を網羅してご案内しています。
太陽光発電が年間を通してより多くの発電量を得られるのは南向き一面、30度程度の傾斜のある屋根とされます。これが東西にずれると約20%のロスに、屋根の角度が20度ずれると約5%のロスにつながります。また、北向きの屋根は大幅に発電量が落ちるだけでなく反射光の問題もあって設置できないことが多いです。設置角度や方位によって変わる発電量については、以下のページも合わせてご確認ください。
太陽光パネルは影がかかると極端にパフォーマンスが低下します。お隣の家や樹木の影などがかかる時間が長く、特に多くの発電量が見込める正午前後に南側にある建物や樹木などが影をつくってしまうような環境は太陽光発電に適していない可能性があります。プロの業者であれば、できるだけ影がかからない設置プランを出してくれると予想されます。業者によっては影のかかり具合まで含めてシミュレーションしてくれる場合もあるので、一度相談してみることをおすすめします。
日本全国の平均発電量は約1140kWh/kWとなっていますが、地域によって大きく差があるのが事実です。実測値において、平均を25%も上回る発電量が得られる地域がある一方で平均を下回る都道府県は12県あり、その多くが北陸や東北のように曇天が多かったり、積雪量の多い地域となっています。
太陽光発電の発電量が消費量より多くなり出力抑制がかかる地域も出てきています。ただ、抑制はより容量の大きい産業用から優先して行われることになっているため、住宅用への影響は少ないと言われます。
太陽光発電のメーカー選びで欠かせないのがいい施工店との出会い。実際に設置するとなると制約の多い住宅屋根は選べるメーカーが案外少ないなんてこともあり、限られた選択肢から最適解を見出すにはメーカーと購入者をつなぐ施工店が重要な役割を果たします。施工店選びには一括見積サービスを利用される方がほとんどですが、ここでは当サイトがおすすめする見積もりサイトとその特徴をご案内します。
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太陽光発電を見積もるには一括見積サービスを利用するのが一般的ですが、一口に一括見積もりといっても多様なサービスがあります。以下では当サイトがお勧めするサイトを厳選してご案内していますので、ニーズに合ったサービスをご利用ください。太陽光発電は安い買い物ではないため、納得がいくまでいくつかのサービスを併用する方も少なくありません。いずれのサービスも無料で利用できます。
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厳選施工店から選びたい
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実際に価格が安くなるのかどうかは場合にもよると考えられますが、紹介される施工店がどれくらい違うのか、相見積もりをしてみるのもいいかもしれません。
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施工店によって産業用の依頼を受けるかどうかの方針が大きく異なり、専用の一括見積サービス無しでニーズに合った施工店を見つけるのは意外に大変な作業です。以下に当サイトおすすめの産業用に特化した一括見積サービスとその特徴をご案内します。
価格コムとも連携している一括見積サイト大手。専門のカスタマーサポートによる丁寧なヒアリングでニーズに合った施工店を探してくれます。高い買い物なだけに、確実な施工店に頼みたいところ。見積もり後はその施工店に対するユーザーの評価をサイトで確認できるため、施工店主導にならず自分自身で判断を下せる点も魅力です。
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