太陽光発電販売大手エクソル（xsol）

エクソルはグリーンテックの名で太陽光発電の販売をはじめ、各メーカーの販売数で日本一位を次々に手にしていきました。2011年にはエクソル（xsol）ブランドを立ち上げ、オリジナル架台などの製品開発も始めています。

母体となるグリーンテックは2001年に滋賀県で三菱電機の太陽光発電システム販売店としてスタートしています。その後本社を京都に移し、東京と海外（韓国）に事業所を開設など事業を拡大していき、2007年には三菱電機の太陽光発電の国内販売一位を獲得します。固定価格買取制度などの追い風も手伝い、その後も次々に全国に事業所を開設、取扱いブランドも拡充し、2011年末には「XSOL（エクソル）」ブランドの展開を開始。次の年の売上げ（第13期／2013年5月決算）は前年の約1.9倍、さらに2014年5月期の第14期決算は前期の1.7倍の450億円超という成長を遂げています。

エクソルの特徴の一つに取扱いメーカーの独自性があります。同社は、独特の効率主義と卓越した先見性にのっとった提携メーカーの選択を行っています。加えて「よくわからないけどいいものが欲しい」という顧客に対し、シンプルで説得力のある提案ができるという強みを生かした結果が、いまにつながっていると予想されます。

エクソルでは住宅用に3種類のメーカーラインナップを取り揃えています。それぞれ特徴の異なるメーカーの、強みやおすすめポイントをここではご案内します。

東芝は米サンパワー社から、世界最高効率のソーラーパネルを日本の住宅用の太陽光発電市場に向けてOEM販売する権利を独占、狭い屋根にもより多く載せられて売電収入を増やせるメリットから、近年人気も急上昇しています。

サンテックに代わって日本シェアを伸ばすカナディアンソーラーですが、エクソルは同社の取り扱いをいち早く始めた業者の一つです。品質にこだわりながらも中国メーカーならではの安価な価格設定で、コストパフォーマンスの高さが魅力です。

パネルメーカー世界シェアで2012年、2013年ともに一位のシェアを誇るインリーソーラー。日本ではまだなじみが薄いものの、コストパフォーマンス重視のプロジェクトで採用例の多いメーカーです。

住宅用では東芝が独占契約しているサンパワーですが、産業用なら直接サンパワーブランドの世界最高効率パネルを購入できます。エクソルでは2013年から取り扱いを開始しました。東芝よりも充実した出力保障が提供されています。

化合物系パネルと言えば日本ではソーラーフロンティアが人気ですが、世界的な知名度やシェアはファーストソーラーの方が優位と言えます。安価な化合物系パネルでプロジェクトあたりの発電コストが最も安いメーカーと言われています。

ここで明らかにしておきたいのは、エクソルというのはシャープや三菱電機のようなパネルブランドとは同列に無く、あくまでディストリビューターであるというところです。「エクセルブランド」として販売されるパワーコンディショナも三菱電機のOEM製品です。

一方でエクソルは施工にかかわる架台の自社開発を行っています。これはメガ単位の大規模太陽光発電所を2週間で設置することを目標にしたシステムで、工費削減への貢献が期待されます。一方架台を含めた施工方法は各メーカーで基準を設けており、基準に準じないものに対しては保証が適用されない可能性があります。自社の保証制度の可能性も示唆されていますが、サービスの全貌は今後明らかになってくると思われます。

エクソルはパネルの販売店であり、実際の施工は下請け業者に業務委託されます。同じような形態をとるディストリビューターとして楽天ソーラーなどが挙げられますが、楽天ソーラーのパッケージ販売のように価格についての詳細な情報は公表しないスタンスを取っています。実際に相見積もりをして確かめてくださる方の口コミを待ちたいところです。

エクソルに関する口コミはありません。

業界の「革新性」と「実現力」の具現化という面でXSOLの企業理念・目標に合致しているとする坂本龍一氏とのタイアップ広告は印象的です。話題性が高くスマートな形で産業用の太陽光発電を提案し、オリジナルのメディア広報誌XPRESSの発行で基礎的な産業用太陽光発電の知識の普及に尽力。さらには大規模太陽光発電の建設をより簡易化するためにオリジナル架台の開発にも取り組んでいます。太陽光発電を未来のエネルギーでなく、当たり前にあるものとして市場に広めていきたいという一貫した思いが伝わります。

太陽光発電のメーカー選びで欠かせないのがいい施工店との出会い。実際に設置するとなると制約の多い住宅屋根は選べるメーカーが案外少ないなんてこともあり、限られた選択肢から最適解を見出すにはメーカーと購入者をつなぐ施工店が重要な役割を果たします。施工店選びには一括見積サービスを利用される方がほとんどですが、ここでは当サイトがおすすめする見積もりサイトとその特徴をご案内します。

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