テスラのソーラーシティ買収
高効率ソーラーパネルとソーラールーフの日本展開は?

このページでは、テスラ・モーターズが買収したソーラーシティについてや、販売予定の高効率パネルや建材型ソーラーパネル(ソーラールーフ)などについてご案内しています。

テスラ・モーターズと言えば電気自動車の製造販売が有名ですが、近年は破格の蓄電システムの販売や、太陽光関連会社のソーラーシティ買収なども話題になり、単なる自動車メーカーではなく、自動車を中心にしたより包括的なエネルギーソリューションを提供する体制を整えつつあります。

ソーラーシティってどんな会社?

2016年に買収が決まりテスラの子会社となったソーラーシティですが、同社の創業にテスラのCEOイーロン・マスク氏が関わったこともあり、買収による関係強化は時間の問題であったとも考えられます。

ソーラーシティはアメリカの太陽光関連会社で、施工販売からはじまり、今ではパネルの製造までもを自社でおこなっています。

同社はアメリカにおいて最大の販売量を誇りますが、設立からわずか数年でこれほどの規模に成長したその過程では、大規模な太陽光発電所の建設はもちろんのこと、住宅用に太陽光発電システムのリース契約を提供するといった地道な普及策が講じられました。

Silevo買収、バッファロー工場と効率22%のソーラーパネル

太陽光発電の施工販売で実績を築いたソーラーシティは、自社のプロジェクトにおいて京セラ(日本)やトリナソーラー(中国)、RECソーラー(ノルウェー)といったメーカーのパネルを提供してきましたが、近年は本格的な自社ブランドの開発にも取り組みはじめています。

2014年、高効率ソーラーパネルの開発・製造を行うシリコンバレー拠点のメーカーSilevoの買収を行い、同期にニューヨーク、バッファローに1GWもの生産能力を持つ製造拠点の建設を発表しています。

同工場の全面稼働は2017年とされており、ここではSilevoの開発した変換効率22%超のソーラーパネルが製造される予定です。これ程の高効率のパネルを1GW規模の工場で製造するというのはかなり野心的な試みで、実際の販売開始時はテスラ・モーターズのパワーウォール(蓄電システム)の発表時さながらのお祭り騒ぎになるかもしれません。

Silevoの変換効率22%ってどんなにすごいの?▼(開く)

Silevoの変換効率22%ってどんなにすごいの?

より小さいパネル面でより多くの電力が得られることは面積が限られた住宅屋根などでは特に重要な選択要因です。このためパネルの高効率化は多くのメーカーが競い合って記録更新に励んでいます。

こちらのページでご案内しているのは研究開発段階のセル変換効率の記録更新の推移です。結晶型だと25%超の記録が確認できます。

これは太陽電池セル1枚辺りの効率です。セルをパネル状に並べるとフレームやセル間のスペースなどが必要になってきますし、製品化する際は価格面のバランスを取るために太陽電池セルのグレードを少し落とすこともよく行われます。

日本で販売される最高効率のパネルは米サンパワー社の製品を東芝がOEM販売しているもので、産業用の大型のパネルで21.2%の、小型の住宅用で20.3%のものがあります。(2017年1月現在)

変換効率がどれくらいのスピードで向上できるのかという問題ですが、太陽光発電市場が一気に花咲いた時期には毎年0.5%効率が高まるのもまれでなく、製品のグレードアップも頻繁に行われました。市場が落ち着きを見せ始めた近年においては汎用製品の効率を0.5%上げるのに3〜5年程度の期間を要するのが通常と言えます。つまり、2017年に予定されるソーラーシティの工場で効率22%超の製品が製造・販売されはじめると、同社はソーラーパネル市場のリードを一気に勝ち取ることも夢ではないのです。

もちろん、いくら効率が良くても他社より高くては売れません。ソーラーシティではバッファローに建設する工場を、「中国製品と対抗させる製造拠点」として明確な役割を与えており、価格面でも魅力の高い製品の発表が期待されています。

太陽電池でもパナソニックと協業の可能性?

パナソニックはテスラと大規模な蓄電池工場を共同で建設するなど関係を強めていますが、太陽電池においても協業の話が聞かれています。

ソーラーシティの買収したSilevoとパナソニックはいずれもHIT技術を採用した太陽電池を研究・開発していますが、パナソニックはより大規模な製造工場の運用の経験があることもあり、バッファロー工場では製造工程の管理に関与する可能性があるようです。

ソーラールーフ(建材型ソーラーパネル)

テスラ・モーターズのイーロンマスクCEOは2016年10月、建材型のソーラーパネル(ソーラールーフ)を発表しました。開発中のこの製品は耐久性、美観、断熱性など屋根材として必要な特性を従来以上に高め、さらに太陽電池の機能を追加したものとなっています。

建材型ソーラーパネルは"世界初"ではないけど、競争力は高い

マスク氏のプレス発表直後、「ソーラールーフは俺たちの方が先だ!」といった対抗意識を露わにするメーカーが相次ぎました。やはり日本人は謙虚なのか、国内メーカーで同様の主張をしたメーカーは見当たらなかったようですが、屋根を含めた家全体の美観に対するニーズは日本市場でも高く、建材型太陽電池を長年販売してきたメーカーも実は少なくありません。建材一体型パネルというアイデア自体は新しくはないものの、テスラ社の製品は以下でご案内するような他にない魅力が期待できるのも事実です。

美しさが際立っている

電気自動車から野暮なイメージを払拭したテスラのロードスターや、インテリア性の高い蓄電池「パワーウォール」など、製品の見た目の追求はマスク氏本人のこだわりの強さが影響しているようです。

新たに発表されたソーラールーフは、強化ガラスと太陽電池の間にルーバーフィルムが挟まれ、地上面からは太陽電池が見えないようになっています。

プレスリリースでは3パターンのデザインが発表されましたが、その1つフレンチスレート調の屋根材は、ハイドログラフィック・プリンティング技術を使って一枚一枚ユニークに作られ、屋根のどのタイルを取っても一つとして同じものがないというから驚きです。

国内で建材型パネルを作っているメーカーの製品を見るとサイズにバリエーションはあるものの、見た目は黒一色が基本でした。ソーラーシティのフレンチスレート調パネルは、美観で従来型の建材一体型パネルを大きく引き離す魅力を持っていると言えます。

効率の高さと安さ

従来の建材一体型のソーラーパネルは、パネル部分以外の屋根材とのデザインの一貫性を保つ過程で太陽電池の出力が犠牲になることがしばしありました。一般のソーラーパネルはモジュール変換効率20%を超えるものもある中で、建材一体型のものは10%に満たない製品がほとんどでした。パネルの発電効率の低さが販売量の足を取り、価格競争も起きにくい状況があるのが現状です。

一方テスラはパワーウォールで蓄電システムの価格の常識を覆しており、ソーラーシティも施工において太陽光発電システムの低価格化に特に力を入れてきた経歴を持ちます。またソーラーシティによって買収されたSilevoは特に高効率の太陽電池を研究・開発してきた会社です。

マスク氏によるソーラールーフの発表では具体的な数字は出されていないものの、従来の製品と比べてより高効率で、低価格な製品への期待が高まるのも自然な流れと言えます。

関連製品との高い互換性が期待できる

太陽光発電システムは単体でも十分利用価値の高い製品ですが、エネルギーを自給自足をしようとすると電気を貯め、使えるようにする機器が必須です。EVに続いて蓄電池の販売も始めているテスラですが、ソーラーパネルは最後のピースとして、満を持しての発表となりました。

太陽光発電で作った電力はまず住宅内で消費されますが、余剰を蓄電池やEVに貯め、足りなくなったら蓄電池から放電といった稼働をシームレスに行うためには、同じメーカーの製品であることは大きな強みになると考えられます。ちなみにソーラーシティでは、余剰を電気のまま蓄電池に貯めるだけでなく、電気温水器を通して温水として貯めるシステムも提供した経験を持ちます。

大規模な火力・原子力発電所に依存しないマイクログリッド社会は遅かれ早かれ実現が期待されるところですが、テスラとソーラーシティが一体となったことで未来がより近くなったと言っても過言ではないかもしれません。

テスラ(ソーラーシティ)のソーラーパネル、日本展開は?

低価格の高効率パネルや美観を追求した建材型パネルなど、魅力の高い製品の販売開始が待たれる中、気になるのが日本での製品展開です。

現在のテスラ・モーターズの販売手法に則るなら、予約金(5〜15万円)をカードで支払いオンライン経由で注文・予約するという方法が考えられますが、これは購入者にとって少しハードルが高いためその他のチャンネルも同時に設けることになるかもしれません。

ソーラーシティ自体が施工も行う企業のため自社施工で提供する可能性も否定できませんが、職人をアメリカから呼び寄せたり、日本で集めたりという手間を考えると可能性は低いと言えそうです。

ある程度規模のあるサプライヤー(施工販売店)と提携を結ぶというのはありえます。その際、既に関係の深いパナソニックの提携施工店を足がかりにするという可能性もあります。

ご案内したのはいずれも憶測に過ぎませんが、より確実な情報が入り次第アップデートしていきます。

テスラのソーラーパネルの販売はまだまだ先になりそうですが、一方で売電価格は年々下がっていき2017年度を境に住宅用でも電気代より安い売電単価になる可能性が高まります。(産業用は既に低圧の電気代単価を下回る売電単価になっています。)早めに設置して高い売電単価と確実な初期費用回収を確保するのか、テスラの動きをあと数年待ってみて蓄電池やEVとともにテスラ製品で自給自足に近い近未来的な住宅を実現するのか、選択に迷う方は少なくないでしょう。

早めの設置をご検討の方は以下のページも合わせてご参照いただけると幸いです。

いいメーカーとの出会いは施工店次第

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