電気自動車(EV)開発中のアップル、発売は2020年か

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米Appleが電気自動車の開発を進めており2020年までに生産を開始したいと考えていると伝えられました。ロボット工学やバッテリーなどのエンジニアも含む自動車チームの従業員数を数か月の間に増やし、すでに200人以上が在籍しているようです。

計画の延期や廃止の可能性はあるものの2020までに生産準備を整えるとしています。通常5~7年かける新車開発の期間を考えるとAppleは挑戦的だと米ブルームバーグは伝えています。しかしEVベンチャーTesla Motorsが成功をおさめたことで新規企業がEV開発に参入するのも当初より困難は無くなったと報じています。またAppleがミニバンに似た自動車の設計を行う「Titan」というプロジェクトを進めていることに関しては、ウォール・ストリート・ジャーナルやフィナンシャル・タイムズがすでに2月中旬に伝えていました。
これらの報道によると元Ford MotorsのエンジニアであるSteve Zadesky氏がプロジェクトを率い、Mercedes-Benz Research & Development North Americaから引き抜かれたJohann Jungwirth氏、Fordのコンセプトカーを手がけた経歴を持つMarc Newson氏などが加わっているようです。
Appleはエンジニアを引き抜かれたということでEV電池メーカーA123 Systemsから提訴されているとも伝えられていますが、ロイターの報道ではA123 Systemsから少なくとも11人、Tesla Motors従業員60人以上がAppleに移ったと伝えています。

参考