東京ガスとパナソニックによる新型エネファームは従来より15%低価格化

2009年5月に発売され、戸建て向け家庭用燃料電池として累計販売台数4万台を記録したエネファームから4機種目となる新製品が発売されました。東京ガスパナソニックの共同開発製品で、パナソニックが燃料電池ユニットを製造し、貯湯ユニットとバックアップ熱源機を組み合わせて東京ガスに供給しています。様々な設置場所に対応するために、貯湯ユニットとバックアップ熱源機は4種類の組み合わせからセレクトできるようになっています。

また停電時発電継続機能は従来製品では別付のオプションのみとなっていましたが、燃料電池ユニットに内臓した機種が新たに加わりました。

価格も従来製品より30万円低い160万円(希望小売価格、税別、設置工事費別、停電時発電継続機能なし、標準タイプのバックアップ熱源機利用の場合)と最安値を更新しておりお求めやすい価格となっています。

参考

東京ガス、練馬に都内初の水素ステーション開設

東京ガスは12月18日、東京都内に「練馬水素ステーション」を開設しました。これはトヨタ自動車の燃料自動車「MIRAI」の発売開始から3日後のことで、関東では初の商用水素ステーションとなります。

現在の水素ステーションにおける標準的な水素供給能力は1時間当たり300平方メートルで、燃料自動車1台あたり3分ほどで充填でき、1時間では5、6台可能となっています。今後は水素を製造するオンサイト方式の設備運営と水素の外部供給を受けるオフサイト方式を連携させて、効率化を進めていきます。

さらには水素製造過程で発生するCO2の分離・回収する装置も併設し、回収したものは液化して千葉県の植物工場でトマト栽培に利用しています。

参考