積水化学工業の「進・ハーベストメントV to Heim(ブイトゥハイム)」

積水化学工業は4月1日に電気自動車と連携するシステムを搭載したサービス付き高齢者向け住宅を発売します。2014年5月に発売されたサービス付き高齢者向け住宅を進化させたもので、「進・ハーベストメントV to Heim(ブイトゥハイム)」と呼ばれています。2015年度には20棟の販売を計画。電気自動車は日産自動車が販売している「リーフ」と、三菱自動車が販売している「アイ・ミーブ」に対応しています。

このサービス付き高齢者向け住宅には10kWの発電能力を持つ太陽光発電システムと、電気自動車に搭載された大容量の蓄電池、電力会社の3つから電力が供給されます。太陽光発電システムによって発電された電力は住宅内で利用されますが、パワーコンディショナーを通して電気自動車を充電することも可能です。電気自動車は最長で12時間、サービス付き高齢者向け住宅に電力を供給することが可能で、災害時には太陽光発電システムと合わせて電力を供給します。

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アウトランダーPHEVとも連携可能に、ニチコンのV2H「EVパワー・ステーション」

EVパワー・ステーション(EVPS)は家庭で電気自動車の蓄電池を活用できるシステムとしてニチコン株式会社が販売しているものですが、従来のMiEVシリーズのみならず一昨年に発売された三菱自動車工業が生産しているプラグインハイブリット車・アウトランダーPHEVと連携できるようになりました。

エンジン停止中ならばEVに搭載されている駆動用リチウムバッテリーを使って家庭で非常用供給設備として活用することができ、同社ではさらに緊急時の電源として、また家庭用電力としての対応に貢献できるよう努めていく意向を示しています。

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