経済産業省、ZEHのロードマップ作成のための初会合開催

経済産業省はゼロ・エネルギー住宅(ZEH)の普及に向けたロードマップの検討委員会を設置し、年内の提示を目指して4月16日に初会合を開きました。

国のエネルギー基本計画では2030年までに新築住宅の平均でZEHを実現する方針です。委員会には住宅供給者のほか、国土交通省もオブザーバーとして参加しています。

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2階建てのゼロエネビルが富山県に完成

経済産業省ゼロエネルギー化事業の補助金を利用して、富山市に太陽光発電と省エネ設備で電力を自給自足することができるP・Fオートメーションの新社屋が完成しました。

この建物は環境負荷を抑えることを目的としたもので、数百枚の太陽光パネルを利用して自家発電するとともに、窓を二重ガラスにしたりLED照明を全館で使うなど省エネ設計になっています。省エネと太陽光発電によりこの建物は実質消費エネルギーがゼロになる計算です。

ビルと駐車場に取り付けられた280枚のソーラーパネルで電力をまかなうということですが、もちろん完全な自給自足には蓄電池といったバックアップが必要になってきます。
しかし事業の内容にはそうした記述がないことから、あくまで系統を利用した運用だと思われます。売電の有無についても触れられていません。

なによりこの事業がすごいのが、通常のビルに比べて6割も消費電力を削減できること。残る4割を太陽光発電で賄える計算で、これをもってゼロエネルギーを達成するのだと。

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