岐阜県で太陽光発電
補助金や発電量、売電収入、おすすめ施工業者など

このページでは岐阜県で太陽光発電をはじめる際に役立つ情報をまとめてお届けしています。補助金情報をはじめ、岐阜県内の地域ごとの平均発電量や、売電収入も含めた採算性などもご案内しています。

岐阜県では県からの太陽光発電への補助金は用意されていませんが、県内42市町村のうち20市町村で、1キロワットあたり1〜4万円の補助が得られます。（2017年7月10日現在）

補助金の支給を受けるには設置の前に申請をする必要がありますが、各補助金制度の予算には限りがあるので、設置を検討する際には再度お住まいの市町村のホームページなどで最新情報をご確認ください。

補助金	助成額 （1kwあたり）	上限	制度名
大垣市	10,000円	4.0kW	大垣市太陽光発電設備設置事業補助金
多治見市	20,000円※1	4kW	多治見市住宅用新エネルギーシステム設置事業補助金 （蓄電システムへの補助金もあり）
中津川市	5%※2	-	中津川市自然エネルギー活用推進事業補助金
恵那市	40,000円	4kW	恵那市住宅用太陽光発電システム設置費補助金
瑞浪市	30,000円	4kW	瑞浪市太陽光発電システム設置費補助金 （事業所への設置も対象・最大10kW）
下呂市	20,000円	4kW	下呂市住宅用太陽光発電システム設置事業補助金
本巣市	30,000円	4kW	本巣市住宅用太陽光発電システム設置整備事業補助金
山県市	20,000円	3kW	山県市住宅用太陽光発電システム設置事業補助金
大野町	30,000円	4kW	大野町住宅用太陽光発電システム設置事業
揖斐川町	30,000円	4kW	住宅用太陽光発電システム設置整備事業補助金
神戸町	35,000円	4kW	神戸町住宅用太陽光発電システム設置整備事業補助金
御嵩町	20,000円	5kW	御嵩町新エネルギーシステム普及支援事業補助金 （事業所への設置も対象）
北方町	30,000円	4kW	北方町住宅用太陽光発電システム設置費補助金
安八町	35,000円	4kW	安八町住宅用太陽光発電システム設置補助金
八百津町	30,000円	4kW	住宅用太陽光発電システム設置整備事業補助金
輪之内町	35,000円	4kW	輪之内町太陽サンサン補助金
白川町	30,000円	4kW	白川町水源の里エネルギー活用推進事業補助金 （蓄電システムへの補助金もあり）
富加町	20,000円	5kW	富加町住宅用新エネルギーシステム設置事業補助金 （蓄電システムへの補助金もあり）
七宗町	30,000円	4kW	七宗町住宅用太陽光発電システム設置事業補助金
東白川村	40,000円※3	6kW	東白川村住宅用太陽光発電システム設置事業補助金

• 1 市外の業者による施工の場合は15,000円／kW
• 2 市外の業者による施工の場合は2.5%
• 3 村外の業者による施工の場合は35,000円／kW

岐阜市^※1、各務原市、可児市、高山市、関市、土岐市、羽島市、美濃加茂市、瑞穂市、郡上市、海津市、養老町、垂井町、飛騨市、池田町、岐南町、笠松町、美濃市、川辺町、坂祝町、関ケ原町、白川村

• 1 ゼロエネハウスなど、省エネ住宅関連で太陽光発電も含め補助金が得られる可能性もあり

岐阜県で太陽光発電を導入された方の実績を見てみると、平均1320kWh／kWの発電量が得られているようです。これは日本の平均と比べて約7%多く、岐阜県は日本の中でも比較的太陽光発電に適した県と言えます。

太陽光発電を導入する際に何よりも気になるのが売電収入なのではないでしょうか。高価な太陽光発電を導入して本当に採算が合うのでしょうか。

太陽光発電の単価が下がってきている中でさらに補助金も得られる岐阜県においては、パネルを設置する屋根の環境にもよりますが、10年以内の初期費用の回収はさほど難しくありません。以下では設置環境や補助金の金額によって売電収入や10年後、さらには20年後にどれくらいの収益が得られるのかを、表にしてまとめています。

岐阜県で4.5kWの太陽光発電を135万円で導入		売電収入	電気代削減額	毎月の収入分	10年間の収支	20年間の収支
屋根の向き	南一面	¥9,700	¥4,300	¥14,000	¥330,000	¥1,185,000
	南西／南東	¥9,200	¥4,100	¥13,300	¥246,000	¥1,101,000
	西／東	¥8,000	¥3,500	¥11,500	¥30,000	¥885,000

太陽光発電の発電量は屋根の方位によって大きく影響を受けます。詳しくはこちらのページでご案内していますが、最適方位の「南向き」に加えて、南東ないし南西、西ないし東の3パターンにおいての売電収入や、10年後、20年後の収益金額は、表のように変化します。

南向きや、南西・南東の場合は10年目で既に相当な収益が得られるのに対し、西向きや東向きの屋根では大きく収益額が下がります。一方東西面に設置する場合の隠れたメリットとして、自家発電率を上げやすいという事が挙げられます。

• シミュレーションの条件：南向きの発電量1320kWh／kW、南西・南東は南の95%、西・東は南の82%。自家消費率30%。はじめの10年間の売電単価28円、電気代単価29円。11年目から20年目までは発電量が90%まで劣化すると仮定し、売電単価は10円、電気代単価は30円。百の位以下（20年間の収支については千の位以下）については四捨五入して表示。

上述のシミュレーション、さらにはそれ以上に採算性を上げるために気をつけたいポイントを以下ではまとめています。

初期費用の回収を確実にしたいのであれば、導入費用にシビアになる必要があります。昨今の相場から考えると、変換効率で16%くらいの標準効率グレードのもので30万円程度、20%前後の高効率グレードのもので35万円未満で施工できる業者をできれば見つけたいところです。

多くの売電収入を得るために、家庭用としてはかなり大容量の10kWといったシステムを搭載した注文住宅が一時期流行りましたが、載せるパネルが多ければ多いほどお得、という状況はここ数年で少しずつ変わってきています。

10年間でその大きなメリットが終わる売電収入に比べて、導入後30年近く得られる自家消費のメリット（つまり電気代削減額）の比重はどんどん高まっています。詳しくは自家消費のすすめでも詳しくご案内していますが、10年間の売電収入を期待して容量を増やすことを考えるよりも、できるだけ家庭内で消費できる量（3〜6kWが目安）を導入する方が、リスクも少なくて済みます。

住宅用の太陽光発電においては10年間の売電単価が約束されていますが、11年目以降の単価を前もって知る事はできません。FIT売電期間の終了時の電力事情によって単価が決まってくるのですが、良くても10円前後というのが妥当な予想です。

一方電気事業者から購入する電力の単価は30円前後。この状況で屋根に太陽光発電をつけているにであれば、自家消費をする方が大きく得になると言えます。

自家消費率を上げるには電気自動車や電気給湯器（エコキュートなど）の導入が手軽ですが、前もって設備計画を立てて買い換えのタイミングを調整するのが有効です。

相見積もりという言葉はすでに市民権を得ているかと思いますが、相見積もりのメリットとして「価格比較」以上が語られる機会はあまり多くありません。

異なる施工店に見積もりをとると施工店ごとに少しずつ価格が異なるのはもちろんですが、設置プランなどの提案内容が異なっていることが多々有ります。こうした少しの違いを施工店に問うていくことで、あなたのお家に特有の施工環境の状況を自分でよりよく把握することができるので、最良の選択をしやすくなります。自信のある優良施工店は相見積もりをする顧客を決して厭うことはないので、正直に相見積もりをしていることを告げた上で十分な説明を受けるように心がけてみてください。

以下は優良業者を集めた一括見積もりの一覧をご案内しています。

東海道新幹線の岐阜羽島駅の近くのソーラーアークでも有名なサンヨーの太陽電池を受け継いだパナソニックは、変換効率が高く価格とのバランスが良いため全国的にも人気の高いメーカーです。また広い屋根がある場合にコストパフォーマンスが非常に高いソーラーフロンティアの人気も高いです。他には、地元密着型施工店との繋がりが深い三菱電機もよく選ばれているようです。

以下のリンクにあるページではいろんな角度からのパネルメーカーの比較をご案内しています。

太陽光発電を選ぶ際はパネルメーカーで選ぶのも一つですが、施工店によって得意なメーカーは異なるので、メーカーにこだわりすぎず、施工店の提案を総括して比較することも大切です。以下では岐阜県で評判の良い施工店をいくつか厳選してご案内しています。ご案内するのは、一括見積もりサービスに登録する業者の一部です。

愛知県に本社を置く同社ですが、各地の地元施工店と提携しながら広いサービス圏を築いています。18社というかなり幅広いメーカーを取り揃えているのも魅力です。販売会社と実際の施工会社が分かれている事になるので施工管理体制が気になるところですが、口コミの評判も良好なので安心できそうです。

多治見市の同社は販売網は岐阜県のみで地元密着型の施工店と言えます。太陽光発電だけでなく、オール電化や蓄電池、V2Hなども対応できます。

同社のホームページを見る限り、販売代理店のようです。販売代理店の場合、基本的に施工は外注になります。また、特徴としてメーカーの知識は多くあっても、施工に関しての質問が足りない場合が多いです。見積もりを取った際は価格の妥当性をしっかり確認するのはもちろん、実際に施工を行う施工店の経験値も見計らう必要があるかもしれません。

同社は「実質0円太陽光」というサービスを提供しています。おそらく毎月の売電収入を同社に支払うという方法でシステム費用を返済していく仕組みだと考えられます。高い初期費用を払えない、ローンも組めない、けど太陽光発電は付けたい、などといった場合には利用価値があるかもしれませんが、同社はあくまで販売代理店の位置づけなので、直接施工店に以来する場合より高くつく可能性が高いです。

太陽光発電のメーカー選びで欠かせないのがいい施工店との出会い。実際に設置するとなると制約の多い住宅屋根は選べるメーカーが案外少ないなんてこともあり、限られた選択肢から最適解を見出すにはメーカーと購入者をつなぐ施工店が重要な役割を果たします。施工店選びには一括見積サービスを利用される方がほとんどですが、ここでは当サイトがおすすめする見積もりサイトとその特徴をご案内します。

施工店によって産業用の依頼を受けるかどうかの方針が大きく異なり、専用の一括見積サービス無しでニーズに合った施工店を見つけるのは意外に大変な作業です。以下に当サイトおすすめの産業用に特化した一括見積サービスとその特徴をご案内します。