独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、太陽熱エネルギー活用型住宅の技術開発の中の『太陽熱活用システムの実証住宅での評価』について、助成事業者を一般に公募する方針を表明しました。
公募対象は、既存の住宅で改築を行う住宅が対象になります。
太陽熱システムに加えてパッシブ蓄熱建材なども
今回複数の気候区分の既築住宅をリフォームする形で行われるこの実証実験では、「高性能断熱材」、「高機能パッシブ蓄熱建材」、「戸建住宅用太陽熱活用システム」の効果的な組み込み方をシミュレーションで検証し、適切な設計変更を加えるというもの。
こうして練られた計画に沿って改築された実証住宅は、性能や経済性を改築前と比較評価・検証されるということ。
具体的に掲げられる目標としては、「空調・給湯エネルギーが一次エネルギー換算で半減できる可能性」を探るものだとします。
この住宅での実証評価により、日本全国の多種多様な気候に応じた太陽光エネルギー技術を蓄積することが可能となり、日本における住宅の省エネルギーを益々推進できると考えられています。