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三菱電機は2020年3月で太陽光発電システムの製造・販売を終了しています。以下では、三菱電機が以前販売していた製品の情報をご案内していますが、最新情報ではないことをあらかじめご了承ください。
国内のパネルメーカーとして名高い三菱とソーラーフロンティア。いずれも日本で実績の高いブランドですが、見積もりで二社の提案が来た時はどちらを選べばいいのでしょうか。このページでは各社の製品仕様や費用対効果などを比較してご案内していきます。
三菱は総合電機メーカー、ソーラーフロンティアは昭和シェルの子会社として設立された太陽光発電専門のメーカーという点で、会社自体の規模や組成に大きく違いはあるものの、いずれも1970年代の石油危機後から太陽光発電の研究開発を始めている点では同じと言えます。
1996年には三菱電機は住宅用の太陽光発電事業への参入を果たしています。一方ソーラーフロンティアの親会社昭和シェルは、従来型の結晶型太陽電池からCIS化合物系太陽電池に研究対象を切り替えたのが1980年代後半、同じCIS太陽電池が商業生産を始めたのは2007年になります。また名前をソーラーフロンティアに変えたのは2010年と比較的最近なので、三菱電機と比べると知名度が低いのは致し方ありません。
メーカーのシェアランキングを確認すると、住宅用のソーラーパネルでは新築のカテゴリーでソーラーフロンティアが毎年3割近くのシェアで一位の座を保持しています。三菱はと言うと、ソーラーフロンティアの半分以下のシェアに止まっています。これは製品がどう、と言うよりも、マーケティングの問題が考えられます。新築部門ではハウスメーカー経由の売り上げが大きく影響する傾向がありますが、ソーラーフロンティアに比べて三菱がパネルを提供しているハウスメーカーは少ないことが直接シェアにも繋がっていることが考えられます。
一方、既築の部門では、三菱はシェアで10%程度、ソーラーフロンティアは約5%で毎年推移しており、三菱が優勢のようです。こちらは逆に、住宅用太陽光発電への参入が10年程度早かった三菱が施工販売店とより深い繋がりを保っているのかもしれません。また三菱の製品はソーラーフロンティアに比べて効率が2%程度高く、既築でも多くの容量が載せやすいことも、シェアが大きい理由の一つに考えられます。
表では各社における2019年6月時点の各社が販売する主力製品におけるスペックを比較してご案内しています。
製品型番 種類 |
出力・効率 | サイズ・重量 | 重量/㎡ 重量/kW |
---|---|---|---|
ソーラーフロンティア SFK185-S CIS太陽電池 |
185W 15.06% |
1257×977×35mm 18.5kg |
15.1kg 100kg |
三菱 PV-MA2530N 単結晶太陽電池 |
253W 17.8% |
1657×858×46mm 16kg |
11.3kg 63kg |
両者の一番大きな違いといえば、販売しているソーラーパネルの種類を挙げないわけにはいきません。三菱電機の太陽電池は日本の住宅用としては一番一般的な結晶型であるのに対し、ソーラーフロンティアはCIS太陽電池と呼ばれる化合物型の太陽電池です。表でも確認できるように、結晶型の方が効率が良く、パネルが軽いと言う特徴があるのに対し、CIS太陽電池は実地においての発電量が多いと言われています。実際に発電量を実地で比較した実証実験では、1kWあたりの発電量でソーラーフロンティアが三菱電機より8%程度多い結果を出しています。
一方三菱はご案内したパネルと組み合わせられるサイズバリエーションを5型提供しています。これによって積載量を大きく増やすことができるため、小さめで鋭角もある屋根に取り付けるのであれば三菱の方が合っていると考えられます。
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厳選施工店から選びたい
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パネル型式 (出力・効率) |
価格・相場 | あなたのお宅の設置費用は? | |
---|---|---|---|
SOLAR FRONTIER SF185-S (185W・15.1%) |
203,500円 /kW |
最安値店も含めて 無料一括見積 |
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MITSUBISHI PV-MA2500N (250W・17.6%) |
272,800円 /kW |
ご案内しているのはソーラーフロンティアと三菱のソーラーパネルの2024年11月15日時点の価格情報です。ソーラーフロンティアは国産パネルでも中国製に負けない安さが魅力です。一方三菱電機は先述のようにより多くの容量を屋根にのせられることから、年間発電量および売電量も比例して多くなります。状況によっては少し高くても、三菱を選んだ方が収益は増えると言う場合も大いに考えられます。
また、これは両者に言えることですが、パワーコンディショナとの容量の兼ね合いが良い方がお得になりやすいと言う点も見逃せません。約200W単位で容量が変わるパネルに対して、パワーコンディショナは4.4kW、5.5kWと言うように規格サイズが決まっているので、パワコンの容量が大きく余るような組み合わせしかできない配置になった場合は価格単価が下げにくい状況が考えられます。以下の配置例も合わせてご確認ください。
表ではソーラーフロンティアおよび三菱のパネルを指定のサイズの屋根に配置する場合どれだけの容量が載せられるのかを一覧にしてご案内しています。さらに合わせるパワコンのサイズも一緒に比較していきます。
屋根面積35㎡の場合の太陽光発電システム積載量 | ||
---|---|---|
屋根の寸法 | ソーラーフロンティア | 三菱 |
縦5.0m ・ 横7.0m |
パネル容量3.7kW (185Wが20枚) パワコン容量 3.0kW (123%過積載) |
パネル容量4.36kW (250Wが15枚、122Wが5枚) パワコン容量 4.0kW (109%過積載) |
縦5.4m ・ 横6.5m |
パネル容量3.7kW (185Wが20枚) パワコン容量 3.0kW (123%過積載) |
パネル容量4.5kW (250Wが18枚) パワコン容量 4.0kW (113%過積載) |
縦5.6m ・ 横6.2m |
パネル容量3.7kW (185Wが20枚) パワコン容量 3.0kW (123%過積載) |
パネル容量4.5kW (250Wが18枚) パワコン容量 4.0kW (113%過積載) |
屋根面積45㎡の場合の太陽光発電システム積載量 | ||
---|---|---|
屋根の寸法 | ソーラーフロンティア | 三菱 |
縦5.0m ・ 横9.0m |
パネル容量4.44kW (185Wが24枚) パワコン容量 4.0kW (111%過積載) |
パネル容量6.25kW (250Wが25枚) パワコン容量 5.5kW (114%過積載) |
縦5.6m ・ 横8.0m |
パネル容量5.55kW (185Wが30枚) パワコン容量 4.4kW (126%過積載) |
パネル容量6.73kW (250Wが24枚、122Wが6枚) パワコン容量 5.5kW (122%過積載) |
縦6.4m ・ 横7.0m |
パネル容量5.55kW (185Wが30枚) パワコン容量 4.4kW (126%過積載) |
パネル容量6.1kW (250Wが21枚、122Wが7枚) パワコン容量 5.5kW (111%過積載) |
パネルを選ぶ際に見落としがちなのがパワコンの容量。パワコン容量はパネル容量と比べて140%程度多くする方が採算性が上がる場合が多いです。(詳しくは過積載についてのこちらのページでご確認ください)ただ、夏の日中などパネルが最大祝力を発揮している時に電流が大きすぎてパワコンが壊れたりすれば元も子もありません。そもそもパネルメーカー側で保証は120%まで、規定されている場合もあります。保証の範囲内でパネルの比率をどこまであげられるかは、意外かもしれませんが施工店がメーカーにどれだけ融通がきかせられるかで変わることがあります。
太陽光発電のメーカー選びで欠かせないのがいい施工店との出会い。実際に設置するとなると制約の多い住宅屋根は選べるメーカーが案外少ないなんてこともあり、限られた選択肢から最適解を見出すにはメーカーと購入者をつなぐ施工店が重要な役割を果たします。施工店選びには一括見積サービスを利用される方がほとんどですが、ここでは当サイトがおすすめする見積もりサイトとその特徴をご案内します。
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ソーラーパートナーズ ソーラーパートナーズ太陽光発電の施工業者の中には、販売のみを行い、施工は別会社に下請けさせるといった業態を取る場合があります。このような運営方法は各部門での専門性を高められるといった点で効率が良いと考えられる一方で、実際の施工業者の顔が見えにくのは欠点とも言えます。ソーラーパートナーズではこういった販売店経由の施工店の紹介はしないというところに、他の一括見積もりサイトと違いをつけています。
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