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三菱電機は2020年3月で太陽光発電システムの製造・販売を終了しています。以下では、三菱電機が以前販売していた製品の情報をご案内していますが、最新情報ではないことをあらかじめご了承ください。
国内のパネルメーカーとして名高い三菱とパナソニック。いずれも歴史のあるブランドですが、見積もりで二社の提案が来た時、どちらを選べばいいのでしょうか。このページでは各社の製品仕様や費用対効果などを比較してご案内していきます。
三菱とパナソニックはいずれも、国内のソーラーパネルメーカーとしてはよく知られたブランドと言えます。太陽光発電の研究開発においても似たような沿革を辿っており、石油危機の直後にあたる1970年代に太陽電池の開発を始め、住宅用太陽光発電の事業へは三洋電機(パナソニックがのちに買収)が1994年に、2年遅れて1996年に三菱電機が参入を果たしています。
住宅用のソーラーパネルでは既築のカテゴリーでパナソニックは毎年3割近くのシェアで一位の座を保持しています。一方、三菱は10%程度となっています。既築では屋根面積に限りがあったり、耐震面に不安があったりといった独特のニーズに答えられる高効率パネルを製造するパナソニックの製品がよく選ばれているようです。
新築においては二社のシェアはほぼ同じで毎年5〜10%の間で推移していますが、若干パナソニックの方がシェアは大きいようです。
表では各社における2019年6月時点の主力製品スペックを比較してご案内しています。
製品型番 | 出力・効率 | サイズ・重量 |
---|---|---|
パナソニック P255αPlus(VBHN255WJ01) |
255W 19.9% |
1580×812×35mm 15kg |
三菱 PV-MA2530N |
253W 17.8% |
1657×858×46mm 16kg |
パナソニックが効率で大きく差をつけています。さらに価格面では2018年のはじめあたりからパナソニックのパネルの方を安く販売する店舗が増え、価格・効率という2点を取った場合迷いなくパナソニックが選ばれる場合が多いと考えられます。
一方、三菱電機は日本製を守り抜いているという点で特にユニークです。もともとはどのパネルメーカーも日本で製造をしていたのですが、安価な中国製品が増えるとともにほとんどの国内メーカーが太陽電池の製造ラインの一部もしくは全部を海外に移しています。パナソニックはというと2012年にマレーシアの工場で、ウェハ(太陽電池のセルの原料)からモジュール組み立てまで一環で行える製造ラインが開始された頃から、パネル価格を確実に下げてきています。
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厳選施工店から選びたい
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パネル型式 (出力・効率) |
価格・相場 | あなたのお宅の設置費用は? | |
---|---|---|---|
Panasonic P252αPlus (252W・19.7%) |
200,000円 /kW |
最安値店も含めて 無料一括見積 |
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MITSUBISHI PV-MA2500N (250W・17.6%) |
272,800円 /kW |
ご案内しているのはパナソニックと三菱のソーラーパネルの価格情報です。効率の高いパナソニックのパネルの方がほとんどの場合でより多くの容量を屋根に載せられると考えられますが、近年は多ければ多くほどお得になるかというと、そうでもないのが実際のところです。売電価格が電力の購入価格を下回る状況がどんどん増え、今後は自家消費率が増えれば増えるほどお得になります。
さらにはパワーコンディショナとの容量の兼ね合いも重要です。約200W単位で容量が変わるパネルに対して、パワーコンディショナは4.4kW、5.5kWと言うように規格サイズが決まっているので、パワコンの容量が余るような組み合わせでは価格単価が下げにくい状況が考えられます。以下の項では屋根のサイズと設置枚数を一覧でご案内し、お得になりやすいパワコン容量の組み合わせも合わせて確認していきます。
表ではパナソニックおよび三菱のパネルを指定のサイズの屋根に配置する場合どれだけの容量が載せられるのかを一覧にしてご案内しています。さらに合わせるパワコンのサイズも一緒に比較していきます。
屋根面積35㎡の場合の太陽光発電システム積載量 | ||
---|---|---|
屋根の寸法 | パナソニック | 三菱 |
縦5.0m ・ 横7.0m |
パネル容量5.1kW (255Wが20枚) パワコン容量 4.4kW (116%過積載) |
パネル容量4.36kW (250Wが15枚、122Wが5枚) パワコン容量 4.0kW (109%過積載) |
縦5.4m ・ 横6.5m |
パネル容量5.31kW (255Wが18枚、120Wが6枚) パワコン容量 4.4kW (121%過積載) |
パネル容量4.5kW (250Wが18枚) パワコン容量 4.0kW (113%過積載) |
縦5.6m ・ 横6.2m |
パネル容量5.31kW (255Wが18枚、120Wが6枚) パワコン容量 4.4kW (121%過積載) |
パネル容量4.5kW (250Wが18枚) パワコン容量 4.0kW (113%過積載) |
屋根面積45㎡の場合の太陽光発電システム積載量 | ||
---|---|---|
屋根の寸法 | パナソニック | 三菱 |
縦5.0m ・ 横9.0m |
パネル容量6.375kW (255Wが25枚) パワコン容量 5.5kW (116%過積載) |
パネル容量6.25kW (250Wが25枚) パワコン容量 5.5kW (114%過積載) |
縦5.6m ・ 横8.0m |
パネル容量6.84kW (255Wが24枚、120Wが6枚) パワコン容量 5.5kW (124%過積載) |
パネル容量6.732kW (250Wが24枚、122Wが6枚) パワコン容量 5.5kW (122%過積載) |
縦6.4m ・ 横7.0m |
パネル容量7.14kW (255Wが28枚) パワコン容量 5.5kW (130%過積載) |
パネル容量6.104kW (250Wが21枚、122Wが7枚) パワコン容量 5.5kW (111%過積載) |
三菱電機のパネルはパナソニックよりも効率が低めではありますが、うまく配置できる屋根サイズであればパナソニックとの容量差は100W程度に収まります。ただ、市場価格ではパナソニックの方が安いため、日本製にこだわらなければパナソニックに分があります。
いずれのメーカーを選ぶ際も少し頭に入れておきたいのがパワコンの容量です。パワコン容量はパネル容量と比べて140%程度多くする方が採算性が上がる場合が多いです。(詳しくは過積載についてのこちらのページでご確認ください)ただ、夏の日中などパネルが最大祝力を発揮している時に電流が大きすぎてパワコンが壊れたりすれば元も子もありません。そもそもパネルメーカー側で保証は120%まで、規定されている場合もあります。保証の範囲内でパネルの比率をどこまであげられるかは、意外かもしれませんが施工店がメーカーにどれだけ融通がきかせられるかで変わることがあります。
太陽光発電のメーカー選びで欠かせないのがいい施工店との出会い。実際に設置するとなると制約の多い住宅屋根は選べるメーカーが案外少ないなんてこともあり、限られた選択肢から最適解を見出すにはメーカーと購入者をつなぐ施工店が重要な役割を果たします。施工店選びには一括見積サービスを利用される方がほとんどですが、ここでは当サイトがおすすめする見積もりサイトとその特徴をご案内します。
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