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パナソニックと東芝を徹底比較

パナソニック VS 東芝「どちらがおトク?どちらがおススメ?」

東芝は2023年3月で太陽光発電システムの製造・販売を終了しています。以下では、東芝が以前販売していた製品の情報をご案内していますが、最新情報ではないことをあらかじめご了承ください。

太陽光発電メーカーの東芝とパナソニックは、どちらも「高性能で高価格のプレミアムソーラーパネル」を取り扱うメーカーです。より多い売電収入を目指す人にとって迷う事が多い2大メーカーです。

このページでは、毎月更新される最新の価格情報による、パナソニックと東芝の価格・収支比較に加えて、メーカーの会社比較、保証比較など行っています。

「価格と収支を比較」パナソニック VS 東芝

最新製品の相場比較と価格推移

Panasonic
パナソニック
P252αPlus
252W・19.7%
20.0
万円/kW
TOSHIBA
東芝
SPR-X21-265
265W・21.3%
27.0
万円/kW

表では東芝とパナソニックの最新太陽光パネル製品における価格をご案内しています。パナソニックはサンヨーから受け継いだハイブリッド・ソーラーパネルを販売しています。高効率で熱にも強く、耐用年数も長いのが特徴です。東芝はサンパワーと言う米ソーラーパネルメーカーの製品をOEM販売しています。サンパワーはパネルの技術開発の歴史が長く、バックコンタクト方式という発電セルの配線技術によって世界一の変換効率を誇る製品を長年製造しています。

(読み込みに時間がかかることがあります)

東芝とパナソニックの太陽光発電・価格推移

高効率製品であるがゆえに価格は大抵平均的なパネルよりも高い場合が多いのですが、特にパナソニックは製造拠点の海外移転後、価格をかなり落としてきています、2015年以降は東芝と比べて安く売られる事が多くなり、2018年4月にはなんと平均価格よりも安く販売されるケースも増えました。

東芝も2018年4月に大きく販売価格を下げています。2013年以降、東芝はサンパワー製のソーラーパネルに加えて、エコノミーモデルも販売してきました。エコノミーモデルの製造メーカーやパネル仕様は頻繁に変わっていますが、平均価格よりも安い価格帯でサンパワー製品とは異なる客層をカバーしてきたようです。ただ、先述したように2018年以降はサンパワー製品の価格をかなり落として提供するようになり、東芝のエコノミーモデルを取り扱う販売店は少なくなってきているようです。

収支比較

パナソニックのソーラーパネルおよび東芝のソーラーパネルを設置した場合、どれくらいの売電収益が見込めるかを比較しています。シミュレーションは内容が古くなっている場合もあるので、最新の収支比較シミュレーションも合わせてご確認ください。

今月は東芝もパナソニックもほぼ同等の単価なので、屋根の形状とパネルの大きさの相性で、より多くの枚数を載せられる方が多くの収益にもつながりそうです。しかし初期費用回収年数に大きな差は無いので、価格以外の要素(ブランドのビジョンなど)も比較して選ぶ事が、より満足度の高い買い物につながるかもしれません。

パナソニック
HIT244α
6.10kW
初期費用 1,927,600
年間収益244,338
初期投資回収 7年9カ月
8.54kW
初期費用 2,698,640
年間収益 347,257
初期投資回収 7年8カ月
9.76kW
初期費用 3,084,160
年間収益 398,717
初期投資回収 7年7カ月
東芝
SPR-250NE-WHT-J
6.00kW
初期費用 1,902,000
年間収益 240,120
初期投資回収 7年9カ月
8.50kW
初期費用 2,694,500
年間収益 345,570
初期投資回収 7年8カ月
9.75kW
初期費用 3,090,750
年間収益 398,295
初期投資回収 7年8カ月
  • 年間収益は電気代月平均7,500円(太陽光発電設置前)の家庭を想定し、3割を自家消費した電気代削減分と、売電収入を足したものです。

「メーカーの特性を比較」パナソニック VS 東芝

「東芝」は2010年太陽光市場に参入、米サンパワーとのタッグで日本市場に挑む

東芝は日本の太陽光発電市場に比較的遅い段階で参入しました。2010年の参入からたった3年でこの人気を獲得できたのは、東芝のブランド力に加え、タッグを組んでいるアメリカのパネルメーカー「サンパワー」の製品自体の魅力の大きさがあります。

太陽光発電市場で25年以上の歴史を持つアメリカのサンパワー社は、バックコンタクト構造の製品化にいちはやく乗り出し、ソーラーパネルの効率において世界最高の記録を長年保持しているパネルメーカーです。日本では東芝とタッグを組む事によりその名前こそ知名度は低いものの、アメリカでは安価な薄型パネルのメーカー"ファストソーラー"などと並んで知名度の高い、大手メーカーです。

東芝はサンパワーの製品に加え、独自の保証体制を整えることで安心度もプラス。プレミアムな選択肢を、リーズナブルな価格で提供することに成功しています。

「パナソニック」はサンヨーを吸収後、独自のHITで高性能パネル市場を先導

パナソニックの主力製品HITパネルは元々三洋電機が開発、1997年に販売開始されて以来、パフォーマンスの高さを誇る人気商品でした。シリコン系パネルの弱点である高温下でのパフォーマンスの低下を補うハイブリッド構造(詳しくはパナソニックのページ)は、パナソニックがサンヨーを吸収してからも、高性能のパネルに対する多くのニーズに応え続けています。

東芝に高性能パネルを提供するサンパワーの日本支社代表のインタビュー「競合はパナソニック」と言うように、高効率で2大選択肢となっています。

パナソニックは2012年12月からマレーシアの新工場でのパネルの製造を開始。価格の低下で東芝との競争力をさらに高めていくことが予想されます。

「人気と満足度を比較」パナソニック VS 東芝

ここでは、有名比較サイトに掲載される口コミ情報をもとに東芝とパナソニックの太陽光発電を実際に設置した家庭の数(人気度)と、使ってみた感想(満足度)の比較を集計しています。

人気度・満足度はほぼ同格

メーカー 口コミ件数 満足度平均
パナソニック 346件 4.13点
東芝 223件 4.12点

2012年9月から2015年5月の設置レポート、口コミの投稿数および、満足度の点数を平均化したものは、右の表の通りです。

パナソニックの方が少しだけ人気が高めで、満足度に関してはほぼ変わらないということが分かります。

人気の推移は?

さて件数こそパナソニックの方が多いのですが、2012年9月からの設置数の推移をみると明らかな人気の推移が読み取れます。口コミが寄せられた日にちを基準に集計しているため、設置月との誤差はありますが、以下のようなシナリオでパナソニックと東芝の人気が推移していると推測できます。

  • 2012年後半:パナソニックのブランド力・人気度は東芝より高かった
  • 2012年前半:東芝の価格の優位性・設置例増加、東芝の人気がパナソニックを追い抜く
  • 2013年後半:パナソニックの価格低下が進み、パナソニックの人気が再び向上

あくまで口コミ件数を元にしたシナリオにすぎませんが、パナソニックが東芝と価格においてもほぼ同等に低下してきた今、ブランドのメーカーとしての歴史とHITという製品の独自性により、パナソニックと東芝の人気競争はしばらくパナソニックが率いるとも予想できます。

いいメーカーとの出会いは施工店次第

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実際に価格が安くなるのかどうかは場合にもよると考えられますが、紹介される施工店がどれくらい違うのか、相見積もりをしてみるのもいいかもしれません。


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