価格相場|容量別kWh単価と主要メーカーの市場価格
蓄電池の価格は工事費込みで、当サイトが掲載している機種では154〜285万円(各メーカーの主力モデルは171〜206万円)、kWh単価は12.9〜31.1万円/kWhが2026年10月確認時点の目安です。容量が大きいモデルほどkWh単価は下がる傾向があり、7kWh未満のモデルでは23.7〜31.1万円/kWhです。同じ機種でも施工店によって見積もり額が変わるため、複数社の見積もり比較が価格を抑える最大のポイントです。
蓄電池の価格は「本体価格」「工事費」「付帯機器(パワーコンディショナー・モニター)」の合計で決まります。容量帯・方式(単機能型/ハイブリッド型)・全負荷対応の有無・メーカーのブランド力で大きく変動するため、価格を見るときは「総額」と「kWh単価」の両方を比較するのが鉄板です。本ページでは主要メーカーの市場価格を一覧で比較し、容量別の単価傾向・価格を左右する要因・補助金活用までを2026年10月確認の数値でご案内します。
主要メーカーの市場価格一覧
各容量帯の主力モデルの市場価格と kWh 単価を一覧にしました。価格はいずれも工事費(設置代金)を含んだ税込み目安で、補助金適用前の数値です。
| メーカー | モデル | 容量 | 価格相場 | kWh単価 |
|---|---|---|---|---|
| 長州産業 | Smart PV Multi | 9.8kWh | 約199万円 | 20.3万円/kWh |
| 京セラ | Enerezza Plus | 5.5kWh | 約171万円 | 31.1万円/kWh |
| シャープ | クラウド蓄電池 | 6.5kWh | 約163万円 | 25.1万円/kWh |
| シャープ | クラウド蓄電池 | 9.5kWh | 約196万円 | 20.6万円/kWh |
| ニチコン | 単機能蓄電システム | 11.1kWh | 約206万円 | 18.6万円/kWh |
| カナディアンソーラー | EP CUBE | 13.3kWh | 約203万円 | 15.3万円/kWh |
| オムロン | マルチ蓄電プラットフォーム | 9.8kWh | 約182万円 | 18.6万円/kWh |
| スマートソーラー | ハイブリッドシステム-T | 11.5kWh | 約180万円 | 15.7万円/kWh |
- 価格は、ソーラーパートナーズが公表している2025年1〜12月の成約実績の平均(税込・工事費込み)をもとにした目安です(工事費込みの相場が公開されていない機種は要見積りとして、この表に入れていません)。施工販売店・お住まいの地域・キャンペーンにより変動します。正確な価格は一括見積もりで複数社から取得してください
- 国のDR補助金(上限60万円・3.45万円/kWh)は2026年度分の受付を終了しました。現在は自治体補助金で負担を減らせます。詳しくは蓄電池の補助金ページをご参照ください
容量帯別の価格相場
同じメーカーでも容量帯によって kWh 単価は変わります。容量が大きいほど1kWhあたりが割安になる傾向は主要メーカーの主力モデルで共通です。
| 容量帯 | 工事費込み価格 | kWh単価 |
|---|---|---|
| 7kWh未満(4機種) | 約154〜171万円 | 約23.7〜31.1万円/kWh |
| 7〜10kWh未満(5機種) | 約177〜199万円 | 約17.9〜20.6万円/kWh |
| 10〜15kWh未満(7機種) | 約180〜227万円 | 約13.5〜18.8万円/kWh |
| 15kWh以上(4機種) | 約257〜285万円 | 約12.9〜17.4万円/kWh |
- 当サイトが掲載している機種の工事費込み価格の目安(2026年10月確認)から集計しています。価格の目安がない機種(テスラなど)は含めていません
- 「kWh単価が安い=お得」とは限らず、家庭の電気使用パターン・太陽光発電の有無・停電時の必要電力で最適容量は変わります。容量の選び方もあわせてご参照ください
注目の主要メーカー5社
主要メーカーの中から、特徴の違いがわかりやすいメーカーを選びました。施工販売店によって取扱メーカーや得意なシステム構成が異なるため、複数社の見積もり比較で最適な提案を選びましょう。
① 1台のパワコンで3通りに組める「長州産業(CIC)」
「スマートPVマルチ」は、1台のマルチ蓄電パワーコンディショナで、単機能・ハイブリッド・全負荷対応型ハイブリッドの3通りに組める蓄電システムです。蓄電池ユニットは6.3kWhから16.4kWhまであり、今の太陽光発電に後付けしてから段階的に広げることもできます。構成機器の保証は15年です。
- 6.3〜16.4kWhの蓄電池ユニット
- 単機能から全負荷対応型ハイブリッドまで同じパワコンで組める
- 構成機器の保証15年(認定施工店の施工が条件)
② サイクル寿命の目安が長い「京セラ・Enerezza Plus」
独自の半固体クレイ型リチウムイオン電池を採用したモデルで、メーカーが示すサイクル寿命の目安は20,000サイクル(容量が初期の約60%になるまで)です。マルチ入力型ハイブリッド・全負荷型で、5.5kWh / 11.0kWh / 16.5kWhの3容量から選べ、機器・容量の保証は15年です。長く使う前提で選ぶ家庭に向いています。
- サイクル寿命の目安20,000サイクル(メーカー公表)
- 5.5 / 11.0 / 16.5kWhの3容量展開
- 長期視点での経済性に優れる
③ クラウド連携で賢く運用「シャープ」
クラウドHEMS連携で天気予報に合わせた自動最適制御ができるのが最大の特徴。6.5kWhの蓄電池を2台組み合わせて13.0kWhにする構成もあり、ハイブリッドパワコンによる太陽光発電との連携や、見守りサービス(COCORO ENERGYモニタリング)もあります。AI・クラウド運用を活かしたい家庭に向いた選択肢です。
- クラウドHEMS連携で天気予報連動の自動最適制御
- 6.5kWh×2台で13.0kWhの構成あり
- 見守りサービス(COCORO ENERGYモニタリング)
④ 大容量と高出力「ニチコン」
最大19.9kWhの大容量モデルと、トライブリッド蓄電システム(太陽光・蓄電池・EV連携V2Hの統合)を展開する国内メーカー。全負荷型対応で停電時も家全体の電気が使えます。電気自動車との連携を検討する家庭にも有力候補です。
- 最大19.9kWhの大容量モデル
- トライブリッド蓄電システムでV2H・EV連携
- 全負荷型で停電時に家全体カバー
⑤ 停電時5.5kVAの「パナソニック・創蓄連携システムT」
2025年10月に受注を始めた創蓄連携システムT(9.7kWh)は、従来品で別々だった3つの機器をパワーステーション1台にまとめ、壁付け設置に必要な面積を約52%小さくしたモデルです。停電時は100V/200Vで最大5.5kVAを出せます。パナソニックは、太陽光と組み合わせると自家消費率が約3倍に、HEMS(AiSEG3)の AIソーラーチャージPlus を加えると約70%まで上がると試算しています(メーカーの試算で保証値ではない)。
- 9.7kWh・全負荷型ハイブリッド
- 停電時は100V/200Vで最大5.5kVA
- AiSEG3 と連携した AIソーラーチャージPlus に対応
その他の掲載メーカー早見表
上記5社以外の掲載メーカーの主力モデル・容量・kWh単価・特徴を一覧で並べました。気になるメーカー名から各社の詳細ページに移動できます。
| メーカー | 主力モデル・容量・kWh単価 | 特徴 |
|---|---|---|
| 長府工産 | LiB Tower Pro 14.9kWh/工事費込みの相場は非公開(要見積り) | ニチコンが開発したトライブリッド蓄電システム®を採用した LiB Tower Pro。無料15年+有料5年延長で最長20年の保証。 |
| オムロン | マルチ蓄電プラットフォーム 9.8kWh/kWh単価18.6万円 | マルチ蓄電プラットフォーム。1台のパワコンで単機能・ハイブリッド・全負荷対応型の3通りに組める。 |
| Qセルズ | Q.READY 9.7kWh/工事費込みの相場は非公開(要見積り) | ハンファジャパンの蓄電システム Q.READY(7.7/9.7kWh)。太陽光パネルと同じメーカーでそろえられる。 |
| カナディアンソーラー | EP CUBE 13.3kWh/kWh単価15.3万円 | EP CUBE(6.6/9.9/13.3kWh)。全負荷型のハイブリッドで、停電時は最大5.9kVA。 |
| テスラ | Powerwall 3 13.5kWh/工事費込みの相場は非公開(要見積り) | Powerwall 3 は13.5kWh・9.69kWの大容量高出力。太陽光パワコン内蔵のハイブリッド型。 |
| スマートソーラー | ハイブリッドシステム-T 11.5kWh/kWh単価15.7万円 | メーカー直販のスマート蓄電システム(10.2〜15.3kWh)。全負荷型・AI機能付き。保証は標準10年。 |
| エリーパワー | POWER iE5 GRID II 12.9kWh/工事費込みの相場は非公開(要見積り) | 電池セルから自社で開発・製造。容量保証は15年で70%(無料のサービス登録が条件)。 |
価格を左右する5つの要因
同じ容量・同じメーカーでも、見積価格は施工店ごとに大きく変わります。価格を比較するときは以下5つの要因をチェックしましょう。
- 容量(kWh):大容量ほど総額は上がるが kWh 単価は下がる傾向。家庭の電気使用量とのバランスで選ぶ
- 方式(単機能型/ハイブリッド型):太陽光発電と組み合わせるならハイブリッド型がパワコン共用で効率的
- 全負荷型/特定負荷型:全負荷型は停電時に家全体をカバーできる代わりに価格が高め
- メーカーのブランド力と保証期間:保証10年/15年/20年でモデルごとに差があり価格にも反映される
- 施工店の仕入れルートと利益率:取扱メーカー数・大量仕入れの有無・地域での施工件数で見積もり額に差が出る
価格を抑える3つの方法
補助金の活用と複数社の見積もりの比較で、導入価格を抑えやすくなります。次の3点を押さえましょう。
1. 自治体補助金を活用する(国のDR補助金は受付終了)
国のDR補助金(3.45万円/kWh・上限60万円/「蓄電池価格×3/10」「初期実効容量×3.45万円/kWh」「60万円」のうち最小額)は2026年度分の受付を終了しました。現在利用できるのは自治体補助金で、東京都・神奈川県・大阪府・愛知県などには独自の制度があり、都道府県と市区町村を重ねられる地域もあります。47都道府県の補助制度は蓄電池の補助金ページをご参照ください。
2. 複数社の見積もりを取り比較する
同じ機種でも施工店によって見積もり額は変わります。最低3社、可能なら5社以上の見積もりを比較することで、相場水準の価格を引き出しやすくなります。一括見積もりサイト経由なら競争原理が働き、単独問い合わせより値引きが進みやすい傾向があります。初期費用150万円以上を一括で出しにくい家庭は、月額固定のサブスク型・リースという選択肢もあります。総支払額の試算はリース・月額プランの選び方で整理しています。
3. 容量と方式を電気使用パターンに最適化
過剰な大容量は価格を押し上げます。家庭の1日の電気の使用量(環境省の調査で4人世帯の平均は約15.7kWh)・太陽光の1日の余り・停電時に使う家電から、必要十分な容量を選びましょう。詳細は容量の選び方と経済効果シミュレーションをご参照ください。
蓄電池の見積もりは複数社の比較から
蓄電池の見積価格は施工店によって大きく異なります。家庭の電気使用パターン・太陽光発電の有無・停電時の必要容量から最適な機種と容量を提案してくれる施工店を選ぶことが、価格と性能の両立に直結します。
家庭用蓄電池を一括見積もりで賢く選ぶ
家庭用蓄電池は同じ機種・同じ容量でも、販売施工店ごとに本体価格・工事費・補助金申請サポートの内容が異なり、総額が変わります。容量・全負荷/特定負荷・既設太陽光との相性などを踏まえて複数社から見積もりを取ると、相場感をつかみながら比較しやすくなります。以下は家庭用蓄電池の見積もり窓口で、いずれも無料で申し込めます。
- 対応しているメーカーは一括見積もりサイトによって異なり、当サイトでご案内しているメーカーでも見積もりに含まれていない場合があります。ご希望のメーカーが含まれているかは事前に各サイトでご確認ください。
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優良販売店のみを紹介・幅広いメーカーを比較
グリエネ
全国450社の販売施工会社から最大5社を紹介する一括見積もりサイトです。申し込むと最初にカスタマーサポートが状況や要望を聞いて紹介先を選ぶため、機種選びに迷っている段階でも依頼できます。加盟会社には工事保険への加入などの審査があります。
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蓄電池の一括見積もり・最大5社
タイナビ蓄電池
累計5万人の利用実績がある蓄電池の一括見積もりサイトで、地域に対応した会社から最大5社の見積もりを取れます。蓄電池だけの見積もりと、太陽光パネルとのセットの見積もりを選べます。グリエネで紹介された会社と別の選択肢を検討したいときの2つ目の候補として便利です。
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太陽光・蓄電池をまとめて相談したい方へ
エコ×エネ
太陽光発電・蓄電池の一括見積もりサイトです。太陽光発電を導入済みの家庭は卒FIT対策として蓄電池の見積もりを、これから設置する家庭は太陽光と蓄電池をセットで見積もりを依頼できます。
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東京都・太陽光&蓄電池に特化した専門窓口
エコエネハウス
東京都の太陽光・蓄電池に特化した専門窓口です。補助金の申請手続きを専門スタッフがサポートし、東京都と市区町村の補助金を組み合わせた費用の提案を受けられます。無料相談から始められるので、東京都にお住まいで太陽光とあわせて蓄電池を検討している方の選択肢に。対応エリアは東京都が中心です。
よくある質問(FAQ)
- 蓄電池の価格相場はいくらですか?
- 当サイトが掲載している機種の工事費込み価格は154〜285万円、各メーカーの主力モデルでは171〜206万円です(2026年10月確認時点)。容量あたりのkWh単価は掲載機種全体で12.9〜31.1万円/kWhで、容量が小さいモデルほど高くなります。容量・メーカー・施工店で大きく変動するため、正確な価格は一括見積もりで複数社から取得してください。
- kWh単価とは何ですか?容量が大きいほど安くなるのですか?
- kWh単価は本体価格を蓄電容量で割った1kWhあたりの金額です。一般に容量が大きいほどkWh単価は下がる傾向があり、当サイト掲載機種では7kWh未満のモデルが23.7〜31.1万円/kWh、15kWh以上のモデルが12.9〜17.4万円/kWhです。容量と単価のバランスを家庭の電気使用量に合わせて選ぶのがポイントです。
- 同じ機種でも販売店によって価格差があるのはなぜですか?
- 施工店の仕入れルート・工事費見積精度・利益率の違いで、同一機種でも見積もり額に差が出ます。大量仕入れできる業者ほど本体価格が安くなる傾向があります。一括見積もりサイト経由なら競争原理が働き、相場水準の価格を引き出しやすくなります。
- 価格交渉は可能ですか?
- 可能です。他社見積もりを提示すると値引き交渉がスムーズに進みます。一括見積もりサイト経由の方が単独問い合わせより競争原理が働き、相場水準の価格を引き出しやすくなります。
- 国の補助金で実質負担はいくら軽減できますか?
- 国のDR補助金(上限60万円・3.45万円/kWh)は2026年度分の受付を終了しました。現在の負担軽減はお住まいの自治体の補助金によります。東京都・神奈川県・大阪府・愛知県などには独自の蓄電池補助があります。
- 蓄電池価格は今後下がりますか?
- 大幅な値下がりは見込みにくい状況です。国の調査(経済産業省の委託調査・2026年3月)では、補助事業で導入された家庭用蓄電池の設備の単価は、2023年度の1kWhあたり11.1万円から2024年度は12.1万円に上がり、工事費も1.0万円から1.6万円に上がっています(人件費・資材費の高騰など)。自治体の補助金は年度の途中でも予算に達すると終わるため、使う場合は受付期間を確認しましょう。




