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水素の生体への効果について、世界で最も高名な学術誌「Nature Medicine」に論文が発表されたのは2007年。その後も世界中で水素の研究が進められ、数多くの論文が発表されています。
国内では40以上の研究機関が動物実験をはじめとする研究で、生体内酸化を抑える効果だけでなく、抗炎症作用、抗アレルギー作用、エネルギー代謝促進効果があることがわかってきました。臨床試験も行われ、学術医学誌に発表されています。
2008年東邦大学の研究チームが、水素を高濃度に溶解した水素水の飲用がビタミンC不足による脳での活性酸素増加を抑制することを、世界で初めて明らかにしました。この研究成果はオランダの学術雑誌である「Biochemical and Biophysical Research Communications」に掲載されています。
2009年山梨大学とパナソニックとの共同研究によって、水素を含んだ電解アルカリ水の飲用で運動による体内ストレスを抑制する効果を検証されています。
2009年九州大学とパナソニックの研究グループは、脳神経変性疾患を発症させたマウスに水素を含んだ水を飲ませたところ、活性酸素の生成量やDNAの酸化損傷も抑制されることが検証され、活性酸素が原因で起こるパーキンソン病などの脳神経変性疾患の予防と治療に効果があることを明らかにしました。
2010年東北大学医学部と整水器メーカー日本トリムは、血液透析用水に水素水を使用することで透析患者の慢性炎症、酸化ストレスを抑制することを確認し、欧州腎臓透析移植学会誌「Nephrology Dialysis Transplantation」へ「慢性腎臓病・透析患者に対する新規治療法」として論文を発表されています。
2011年岡山大学では、歯周病を誘発させたラットに水素水を与えたところ、蒸留水を与えたラットと比べて歯周病の進行が抑制されていることを確認しました。この結果、水素水の摂取によって全身の抗酸化力を高めることが歯周病予防に効果があると示唆され、歯磨きや歯石除去といった歯周病予防のほかに、全身への抗酸化療法を歯周病対策に取り入れるための根拠になることが期待されています。
順天堂大学は、2010年~2011年にかけてパーキンソン病患者に水素水を1年間飲用してもらう臨床試験を実施し、普通の水を飲んだ人に比べると、症状の進行に改善がみられた結果を得ています。
2012年筑波大学は、急激な運動に応じて生じる筋肉疲労や酸化ストレスに対する水素水の効果を調査しました。運動前に水素水を摂取し、摂取後に負荷がかかる運動テストと血液検査を実施した結果、運動前の水素水の補給は、血中乳酸濃度を減少させ、筋肉疲労の低下を改善したことを確認できたと発表しています。
2012年福岡県にある原土井病院では、リウマチ関節炎患者に水素水を摂取してもらい、その後の経過を検証した結果、数値の改善が見られ、発症から1年未満の患者5人中4人は臨床試験終了時には、リウマチの症状がなくなったと発表されています。
慶應義塾大学と日本医科大学との共同研究グループは、脳や心臓の血管が詰まって生じる脳梗塞や心筋梗塞に対しても、水素ガスを吸入させながら詰まった血管を広げて血流を再開通させると、臓器の組織障害の進行を抑制することによって、脳梗塞や心筋梗塞が軽症化することをラットやイヌを用いた実験で明らかにしています。
さらに、2014年には心肺停止後に蘇生され心拍再開した後に水素ガス吸入によって、生存率や脳機能低下を改善することをラットにおいて発見しました。これは、心肺停止で臓器への血液が遮断された状態から蘇生したとしても、血液の流れが再開されると活性酸素が大量に発生し、組織障害が起こり後遺症を残して社会復帰が困難な状況を改善する新たな治療法として期待されています。