宮崎県で太陽光発電
補助金や発電量、売電収入、おすすめ施工業者など

このページでは宮崎県で太陽光発電をはじめる際に役立つ情報をまとめてお届けしています。補助金情報をはじめ、宮崎県内の地域ごとの平均発電量や、売電収入も含めた採算性などもご案内しています。

発電条件が比較的良いことから太陽光発電の設置容量が急速に増えた九州地方では、電力系統への負担をできるだけ抑える必要に迫られています。そのため補助金制度のように自治体を挙げての太陽光発電の奨励ができる状況ではなく、県内26市町村のうち補助制度を29年度も行っている市町村は3市町村のみです。（2017年7月25日現在）

補助金	助成額 （1kwあたり）	上限	制度名
宮崎市	20,000円	3.5kW	宮崎市太陽光発電システム設置費補助金
串間市	30,000円※1	4kW	串間市住宅用太陽光発電システム設置費補助金
綾町	15,000円・30,000円※2	3kW	綾町太陽光発電システム設置費補助金

• 1 町外の業者による施工の場合補助額は1万円／kW
• 2 ソーラーフロンティア製の場合は3万円／kW、それ以外のメーカーの場合は1.5万円／kW

都城市、延岡市、日向市、日南市、小林市、西都市、三股町、高鍋町、えびの市、国富町、串間市、門川町、新富町、川南町、高千穂町、都農町、高原町、美郷町、木城町、日之影町、五ヶ瀬町、椎葉村、諸塚村、西米良村

宮崎県で太陽光発電を導入された方の実績を見てみると、平均1337kWh／kWの発電量が得られているようです。これは日本の平均と比べて8%程度多く、宮崎県は日本の中でも比較的太陽光発電に適した県と言えます。

太陽光発電を導入する際に何よりも気になるのが売電収入なのではないでしょうか。高価な太陽光発電を導入して本当に採算が合うのでしょうか。

発電量が比較的多い宮崎県ではパネルを設置する屋根の環境にもよりますが10年以内の初期費用の回収はさほど難しくないと言えます。以下では設置環境や補助金の金額によって売電収入や10年後、さらには20年後にどれくらいの収益が得られるのかを、表にしてまとめています。

宮崎県で4.5kWの太陽光発電を135万円で導入		売電収入	電気代削減額	毎月の収入分	10年間の収支	20年間の収支
屋根の向き	南一面	¥10,500	¥4,400	¥14,900	¥438,000	¥1,304,000
	南西／南東	¥10,000	¥4,200	¥14,200	¥354,000	¥1,220,000
	西／東	¥8,600	¥3,600	¥12,200	¥114,000	¥980,000

太陽光発電の発電量は屋根の方位によって大きく影響を受けます。詳しくはこちらのページでご案内していますが、最適方位の「南向き」に加えて、南東ないし南西、西ないし東の3パターンにおいての売電収入や、10年後、20年後の収益金額は、表のように変化します。

南向きや、南西・南東の場合は10年目で既に相当な収益が得られるのに対し、西向きや東向きの屋根では大きく収益額が下がります。一方東西面に設置する場合の隠れたメリットとして、自家発電率を上げやすいという事が挙げられます。

• シミュレーションの条件：南向きの発電量1337kWh／kW、南西・南東は南の95%、西・東は南の82%。自家消費率30%。はじめの10年間の売電単価30円、電気代単価29円。11年目から20年目までは発電量が90%まで劣化すると仮定し、売電単価は10円、電気代単価は30円。百の位以下（20年間の収支については千の位以下）については四捨五入して表示。

上述のシミュレーション、さらにはそれ以上に採算性を上げるために気をつけたいポイントを以下ではまとめています。

初期費用の回収を確実にしたいのであれば、導入費用にシビアになる必要があります。昨今の相場から考えると、変換効率で16%くらいの標準効率グレードのもので30万円程度、20%前後の高効率グレードのもので35万円未満で施工できる業者をできれば見つけたいところです。

系統への太陽光発電の送電量が増えている九州地方では特に、余剰電力の売電に投資費用の回収を頼るのは避ける方が無難です。住宅用太陽光発電を投資として見る場合も、環境対策として見る場合も、自家消費を中心として、おうちの中で消費できる程度の容量だけ載せる方がリスクが少ないと言えます。

片流れ屋根の全面にパネルを載せるような10kW以上太陽光発電のついた注文住宅商品が一時期流行りましたが、10kWはもとより、ひと家庭で使いきれる発電量は2世帯住宅などの大家族でもせいぜい7kW程度^※、一般家庭なら3〜6kWの範囲で、屋根の大きさと予算に合った容量を選ぶのが無難と言えます。

• 実際に全ての太陽光電力を家庭で使い切るには大容量の蓄電システムが必要となるため、ここではエネルギー利用が正味でゼロになることを「電力を使い切れる」条件としています

住宅用の太陽光発電においては10年間の売電単価が約束されていますが、11年目以降の単価を前もって知る事はできません。FIT売電期間の終了時の電力事情によって単価が決まってくるのですが、良くても10円前後というのが妥当な予想です。

一方電気事業者から購入する電力の単価は30円前後。この状況で屋根に太陽光発電をつけているにであれば、自家消費をする方が大きく得になると言えます。

自家消費率を上げるには電気自動車や電気給湯器（エコキュートなど）の導入が手軽ですが、前もって設備計画を立てて買い換えのタイミングを調整するのが有効です。

相見積もりという言葉はすでに市民権を得ているかと思いますが、相見積もりのメリットとして「価格比較」以上が語られる機会はあまり多くありません。

異なる施工店に見積もりをとると施工店ごとに少しずつ価格が異なるのはもちろんですが、設置プランなどの提案内容が異なっていることが多々有ります。こうした少しの違いを施工店に問うていくことで、あなたのお家に特有の施工環境の状況を自分でよりよく把握することができるので、最良の選択をしやすくなります。自信のある優良施工店は相見積もりをする顧客を決して厭うことはないので、正直に相見積もりをしていることを告げた上で十分な説明を受けるように心がけてみてください。

以下は優良業者を集めた一括見積もりの一覧をご案内しています。

宮崎県には、パネルメーカーとして近年急速に知名度を上げたソーラーフロンティアの工場があります。熱による発電量損失が少ないソーラーフロンティアのCISパネルは夏に気温が上がりやすい地域に適しています。発電効率が一般的なシリコン製パネルと比べて少し下がる代わりにキロワットあたりの価格が安いので、屋根が広く、多くのパネルが載せられる場合に特にコストパフォーマンスに優れています。また県内で製造された製品を県内で使うというのは、環境負担を抑えられるという点でも理想的と言えます。

その他のメーカーのメリットや比較情報は以下のページも合わせてご確認ください。

宮崎市でオール電化を始めおうちのエネルギー設備の施工を長らく行ってきた同社は、地元密着型で自社施工の真摯なお店として評判が良いです。ソーラー温水器の施工販売も行っているので、電力だけでなく給湯設備も含めてエコで省エネなおうちにしたい方にもおすすめできます。

大分県に本社を持つ同社は宮崎県も営業範囲に入れています。2005年設立の同社は、太陽光販売店としては実績の長い企業と言えます。

同社は京セラのソーラーFC店です。京セラの太陽光発電の歴史は長いのですが、近年は先にご案内したソーラーフロンティアを含めて魅力的な選択肢が増え、京セラが選ばれることは少なくなってきているようなので、検討の際は他のメーカーも施工できる企業との相見積もりをおすすめします。

上述の施工店以外にも宮崎県には多くの太陽光発電施工業者があります。業者探しと価格比較を簡単に行うには、以下でご案内する一括見積もりサービスの利用が便利です。