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段差解消リフォームの工事内容
費用相場と場所別の対策方法

高齢者の家庭内事故の約4割は「つまずき・転倒」で、その多くが段差による事故です。段差解消リフォームは1箇所3〜10万円から可能で、介護保険の住宅改修費を使えば実質負担を大きく抑えられます。このページでは段差解消の費用相場、場所別の工事方法、スロープ・床のかさ上げ・ミニリフトの使い分け、介護保険の活用までご案内します。

段差解消の費用相場は?

段差解消の費用は段差の大きさ・工事方法で大きく変わります。2026年時点の費用相場は以下の通りです。

工事内容 費用相場(工事費込) 適した段差
据え置きスロープ(簡易) 1〜5万円 2〜5cm
固定スロープ(木製・金属製) 3〜10万円 5〜20cm
床のかさ上げ(和室→洋室化) 15〜40万円 10〜20cm
敷居の撤去・フラット化 3〜8万円 1〜3cm
玄関框の低段化 10〜30万円 20〜30cm
ミニリフト(小型段差昇降機) 40〜80万円 50cm以上
階段昇降機 80〜200万円 階段全体

介護保険の住宅改修費(最大20万円補助)を活用すれば、スロープ・敷居撤去・床かさ上げなどは自己負担1〜3万円で済むケースもあります。

場所別の段差解消ポイント

玄関の段差解消

玄関の段差は上り框(あがりかまち)の15〜20cmが最大のハードルです。対策は3パターンあります。

対策 費用目安 特徴
段差解消ステップ設置 2〜8万円 1段分増やして1段を低くする。最も手軽
框の移動・低段化 10〜30万円 框自体を低くする。見た目はスッキリ
土間をかさ上げ 20〜50万円 土間床をかさ上げして段差を縮小

最もコスパが良いのは段差解消ステップの設置。既存の上り框はそのまま、踏み台を1段増やすだけで段差を半分以下に縮小できます。手すりと組み合わせれば昇降の安全性が大幅に向上します。

浴室の段差解消

浴室出入口は5〜10cm程度の段差(洗い場の水がリビングに流れ出ないため)が従来の基準でした。バリアフリー化では、この段差を2cm以下にすることが推奨されます。

対策 費用目安 備考
ユニットバス交換+バリアフリー仕様 80〜150万円 最新ユニットバスは段差ほぼ0が標準
既存浴室のすのこ設置 2〜5万円 簡易的だが段差を減らせる
洗い場のかさ上げ 10〜30万円 既存浴室のまま段差のみ解消

和室→洋室化での段差解消

和室と洋室の間には畳の厚み分(3〜6cm)の段差があることが多いです。和室を洋室化するタイミングで床を同じ高さに揃えるのが、見た目的にも機能的にも理想的です。床のかさ上げ工事は15〜40万円が目安になります。

廊下と居室の敷居段差

古い住宅では、廊下と居室の間に敷居(1〜3cm)があります。敷居の撤去・フラット化は1箇所3〜8万円で可能。引戸への変更と同時に行うと、開口のバリアフリー化と合わせて効率的です。

スロープ・ミニリフト・階段昇降機の使い分け

スロープを選ぶ場合

スロープは段差5〜20cm、設置スペースが取れる場合に最適です。車椅子利用者でもスロープがあれば自力で移動できます。ただしスロープの勾配は1/12以下(5cm段差なら60cm以上の長さ)が推奨なので、設置場所の広さに注意が必要です。

ミニリフトを選ぶ場合

ミニリフト(段差昇降機)は段差50cm以上・スロープを設置するスペースがない場合に有効です。玄関ポーチから玄関土間までの段差、サンルームと庭の間の段差などで採用されます。費用は40〜80万円、工事期間は2〜5日です。

階段昇降機を選ぶ場合

2階建ての戸建て住宅で階段の昇り降りが困難になった場合、階段昇降機の設置を検討します。直線階段なら80〜150万円、曲線階段なら120〜200万円が目安。自治体によっては助成金があるので事前に確認しましょう。

失敗しない段差解消のコツ

1. 段差を「完全に無くす」のが常に最適解ではない

浴室の段差を完全に0にすると、洗い場の水が脱衣所に流れ出るリスクがあります。2cm程度の段差を残すか、排水溝をしっかり設計することが重要です。視認性の高い色の段差も、視力が落ちた高齢者には有効です。

2. 視認性を高める

完全に段差を無くせない場合は、段差部分に目立つ色のテープ・マーキングを施します。段差があることが一目で分かれば、転倒リスクは大幅に下がります。

3. 照明との組み合わせを考える

夜間の段差による転倒を防ぐため、人感センサー式の足元ライトを組み合わせると効果的です。トイレへの経路、階段、玄関ポーチなど、夜間通行する可能性がある場所に設置します。1箇所5,000〜15,000円で追加可能です。

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段差解消は介護保険の住宅改修費申請を含めて業者の対応力が問われる工事です。リショップナビなら全国の審査通過済み業者から最大5社の無料見積もりを比較でき、バリアフリー対応実績豊富な業者を選べます。

段差解消リフォーム・よくある質問(FAQ)

Q. すのこやマットで段差を解消する方法は介護保険の対象になりますか?

A. 据え置き式のすのこ・マット(工事を伴わないもの)は介護保険の福祉用具購入費の対象になる場合がありますが、住宅改修費の対象にはなりません。工事を伴う段差解消(スロープ固定設置・床のかさ上げ等)が住宅改修費の対象です。

Q. 段差解消は一度にまとめて行うべきですか?

A. 必要性の高い場所から優先するのが基本です。一度に全ての段差を解消しようとすると予算が膨らみ、介護保険の上限20万円を超える可能性も。まずは玄関・浴室・トイレの3箇所を優先し、身体状況の変化に合わせて段階的に追加する進め方が現実的です。

Q. マンションで床のかさ上げはできますか?

A. 可能ですが床の遮音等級・管理規約の確認が必要です。マンションでは床の仕上げ材の遮音性能が管理規約で定められていることが多く、かさ上げ時に遮音等級を維持する必要があります。管理組合への事前申請・承認を忘れないようにしましょう。

Q. スロープの勾配は何度までが安全ですか?

A. 公的基準では1/12(約4.8度)以下が推奨です。つまり5cmの段差を解消するには60cm以上の長さが必要。車椅子で自走する場合は1/15(約3.8度)がより安心です。自宅敷地内で設置スペースが限られる場合は、介助前提の1/8程度で妥協するケースもあります。

Q. 将来に備えて先行で段差解消しておくべきですか?

A. 壁紙・床材リフォームのタイミングで床のフラット化を同時に行うのは合理的です。単独工事より費用が抑えられますし、フラット床は見た目もスッキリして現時点の生活の質も上がります。ただし、スロープや昇降機のような「必要になってから」でも対応できる設備は、身体状況の変化に合わせて判断するので十分です。

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