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断熱材の種類一覧と比較

断熱材の要点

断熱材は繊維系(グラスウール・ロックウール)、天然素材系(セルロースファイバー)、発泡樹脂系(硬質ウレタン等)に大別され、熱伝導率は0.021〜0.050W/mKの範囲。グラスウールは安価で普及、ウレタンは薄くても高性能です。2026年は断熱等級5〜7を目指す家づくりが標準化しています。

おうちの断熱性能を左右する最も大きな要因は、壁や天井に敷き詰められる「断熱材」の種類と施工品質です。2026年現在、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準が一般化し、断熱等級5〜7を目指す家づくりが標準となる中で、各断熱材の特徴を正しく理解し、コストと性能のバランスを見極めることが重要です。

このページでは、主要な断熱材の性能比較、メリット・デメリット、そして2026年時点での選び方のポイントをまとめています。

主要な断熱材にはどんな種類がある?

分類 種類 熱伝導率
(W/mK)
コスト 特徴・メリット
繊維系 グラスウール 0.033〜0.050 ★☆☆ (安価) 最も普及しており低コスト。不燃性でシロアリにも強い。湿気に弱いため「気密・防湿施工」が必須。
ロックウール 0.035〜0.040 ★★☆ 岩石を原料とした繊維。グラスウールよりさらに耐火性・防音性に優れる。
天然素材系 セルローズ
ファイバー
0.038〜0.040 ★★★ (高め) 古紙を再利用。調湿性・防虫・防音効果が非常に高い。吹き込み施工のため隙間ができにくい。
発泡樹脂系 硬質ウレタン
フォーム
0.021〜0.026 ★★★ 断熱性能が非常に高い。現場吹き付けタイプは気密性を確保しやすく、リフォームにも多用される。
フェノール
フォーム
0.018〜0.020 ★★★ (高価) 最高クラスの断熱性能。経年劣化が少なく、耐火性も高い。薄くても高い断熱性を確保できる。

2026年の断熱材はどう選ぶ?UA値を基準に考える

かつては「どの断熱材が最高か」という議論もありましたが、現在は住宅全体の断熱性能を示す「UA値(外皮平均熱貫流率)」をいくらに設定するかが重要視されています。

2026年現在、多くのハウスメーカーや工務店が目標とする**断熱等級6(HEAT20 G2レベル)**以上を達成するには、一つの素材にこだわるのではなく、「高性能グラスウール+フェノールフォーム」のような外張り断熱との組み合わせや、施工の隙間を埋める吹き付け工法など、適材適所での採用が一般的です。

素材選びの重要ポイント

  • 施工精度がすべて: どんなに高価な断熱材(フェノールフォーム等)を使っても、柱との間に1mmの隙間があれば性能は激減します。技術力のある工務店選びが不可欠です。
  • 防湿・気密処理: 特にグラスウールを選ぶ場合は、室内側からの湿気を防ぐプロフェッショナルな施工(気密シート等)が家を長持ちさせる鍵となります。
  • コストは「生涯光熱費」で考える: 初期費用の差だけでなく、35年間のエアコン代削減分を考慮すると、ワンランク上の断熱材を選ぶ方が結果的に安くなるケースが多いです。

断熱材選びのよくある質問(FAQ)

Q. 結局、一番おすすめの断熱材は何ですか?

A. 一般的な戸建てリフォームでコストパフォーマンスを重視するなら「高性能グラスウール」、隙間を確実に埋めて気密性を高めたいなら「現場吹き付けウレタン」、予算に余裕があり最高峰の性能を求めるなら「フェノールフォーム」が選ばれることが多いです。

Q. 「グラスウールはカビる」と聞いたのですが本当ですか?

A. 昔の粗悪な施工ではカビが生じることもありましたが、正しく「防湿層」を施工すればカビることはありません。素材のせいではなく、施工技術の問題であることがほとんどです。

Q. 断熱材を厚くすると部屋が狭くなりませんか?

A. 内断熱(壁の中に詰める)であれば部屋の広さは変わりません。外断熱(建物の外側に張る)の場合は建物全体が数センチ大きくなりますが、室内が狭くなることはありません。