急速に失われるであろう水資源

水質汚染や水の無駄遣いといった問題が放置されれば、地球上に住む人の大多数が、この先1~2世代の間に深刻な水不足に直面するだろう。
独ボンで開かれた水資源に関する国際会議で25日、科学者たちがこう警鐘を鳴らした。

4日間にわたる会議の最終日に発表された声明「ボン宣言」は、「この障害は(人類が)自らが招くものである一方で、完全に回避可能だと、われわれは考えている」と述べている。

この会議は、地球上に存在する水の全容積のわずか2.5%に当たる淡水に、人間が与える影響についての証拠を評価するもの。参加者らによれば現在、地球人口70億人の3分の1が、適切な真水の利用を制限されていると推計される。

世界人口は2040年前後に90億人に達すると広く予測されているが、宣言では「1~2世代という短期間のうちに、世界の90億人のうちの大多数が、淡水への深刻な圧力という困難の下で暮らすことになる」と警告している。

会議を主催した研究団体「国際水システムプロジェクト」の共同議長、チャールズ・ボロスマーティ氏によると、すでに世界で約10億人が、急速に枯渇に向かっている有限な水資源に依存している。

同氏は「われわれは水の状況を評価できる観察用ネットワークや衛星システムを作るという、必須の責務を果たしていない」と述べ、研究のための資金面・技術面の支援強化を訴えた。

国連水関連機関調整委員会(UN-Water)によると、地球には3500万立方キロメートルの淡水が存在するが、そのうち70%は氷や万年雪、30%は地下水で、人間が使用できる真水の97%は地下水に頼っている。湖や河川の淡水はわずか0.3%ほどだ。

専門家によれば、世界では毎年約3800立方キロメートルの淡水が水界生態系から抽出されており、これには地球温暖化が影響しているという。
AFP

というニュースです。
この前も水資源について書きましたが、各方面で水資源の枯渇に警鐘を鳴らしています、そういったことからも本当に深刻になる恐れがあるのでしょう。。

我々の2世代後あたりには日本でも水は貴重なものになっているかもしれません。。

今でも水は貴重なものなのですが、日本でどの程度人たちそう思っているか・・・
世界で水不足に悩んでいる国、日本人から見たら非常に不衛生な状態の水を飲むしかない地域があるなか、日本は水が豊富にあり、そんな国に住んでいることは非常に運の良いことだと思います。

記事をまとめると既に10億人が急速に枯渇に向かっている有限な水資源に依存し、約23億人位の人々が適切な真水の利用を制限されているとあり、数世代あとには世界の大多数が深刻な水不足に直面すると推計されるとということです。

現在豊富にあるからこそ、水を大切にしたいものです。。

現在も水不足の地域に日本が技術などの支援を行っていますが、これからも積極的に官民で支援を行って欲しいと思います。

しかも地球温暖化の影響も指摘されてます、直接的な支援だけではなく砂漠の緑化やCO2の排出を抑える技術など多方面にわたって支援をしなければならないでしょう。

これから日本の水資源を環境問題にしないためにも今よりもさらに支援を強化するべきだと思います。
これにより水不足の地域のみならず、巡り巡って日本のためにもなるはずです。
情けは人のためならずっていうのかな。。そんな感じです。

警鐘を鳴らされている内は対処できるということです。。

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ロシアの北極の氷上基地、氷融解で緊急避難

ロシアが北極の氷上に設置した調査基地「ノースポール40」で、基地の下の氷盤が崩壊し始めたため、基地の調査員ら16人に緊急避難が命じられたことが、ロシア政府の23日の発表で分かった。

ロシア天然資源環境省の声明によると、「氷の破壊により、同基地のさらなる活動と職員の命が危険にさらされている」という。同省のセルゲイ・ドンスコイ大臣は、避難計画案の策定に3日間の期限を設定した。

基地には現在、海洋学者、気象学者、技師、医師など16人が駐在している。同基地は、気象学的研究や環境汚染の監視に加え、多数の検査を実施している。

同省は、この状況に対処しなければ、設備の損失につながるだけでなく、同基地が現在置かれているカナダの経済水域の近くの環境を汚染する恐れもあるとしている。

同基地は砕氷船の助けを受け、ロシア北極圏にあるボリシェビキ島に移転する予定だ。

ロシアのサンクトペテルブルクに本拠を置く北極南極研究所の広報担当がAFPに語ったところでは、「氷盤は6つに砕けた」という。「隊員は無事だが、この状況で作業を続けるのは不可能だ。氷が崩壊する可能性があるので、(同基地を)避難させる決定が下された」

同基地は22日早朝の時点で、北緯81度、西経135度の位置にあった。

北極南極研究所で同基地を監督するウラジーミル・ソコロフ氏は、氷の崩壊は気候変動が原因だと話している。同氏は「これにより、北極での調査活動が著しく困難になってきている。氷はだんだんと薄くなっており、気象条件はますます難しくなってきている」とAFPに語った。

同氏は、北極圏調査の継続の重要性を訴えている。「北極海は、南極圏と同様に、地球の“冷蔵庫”であり、気候に重大な影響を及ぼしている。この冷蔵庫に故障が生じ、われわれがそれに気付かないと、気象予測の誤りの原因となり、領土全体での意思決定の質に影響が及ぶ」
AFP
というニュースです。
北極圏の氷の減少は今までも取り上げてきましたが、地下の氷盤が崩壊し始め基地ごと避難するとは時期的に厳寒ではないとはいえ、かなりヤバイ感じがします。

記事では領土全体云々とも言ってますが、ロシアだけのことではなくまさしく地球の気候に重大な影響を及ぼすことは間違いありません。

北極圏の氷が減少すると→溶けた氷が海に流れ込む→海流を変えてしまう、同時に太陽光の反射も少なくなる→大気の状態も変動し偏西風の蛇行やアジアモンスーンの変化が現れる→寒波や冷夏、暖冬、猛暑など、日本の異常気象に影響を及ぼす。
またそれにより生態系をも脅かします、氷が減少すると生態系の分布やサイズが変化します(プランクトンなど)→魚や海鳥、哺乳類の環境などの変化を生じます。

これだけではなく複雑に諸条件が絡みますがざっくりいうとこんな感じに影響が出ます。

周辺諸国だけではなく日本も無関係ではいられませんね。

なぜ北極の氷の減少を引き起こすのか・・・根本は地球温暖化なんですよね。

しかし北極の氷の現象により航路が開けると歓迎!?する向きもあります、一旦氷の減少で開かれた航路を利用しないというのもどうかと思います、航路が開けているうちは利用し、地球温暖化や気候変動が改善されまた氷が戻ればまた航路を戻せば良いし、航路が開ければ最短距離ですから時間も短縮されるのでその分エネルギーの消費を抑えられるという側面もあるかも!?

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