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太陽熱温水器の価格と費用対効果

太陽熱温水器に必要な初期費用を知る

太陽熱温水器の価格
DIY設置 小型(1㎡・専用水栓) 10万円~
標準サイズ(3㎡・専用水栓) 20万円~
業者に依頼 タンク一体式(3㎡・専用水栓) 25万円~
タンク一体式(3㎡・給湯器接続)
(ソーラー対応給湯器への買い替えも含む)
40万円~
タンク分離式(6㎡・給湯器接続)
(給湯器は別途)
90万円~

まず太陽熱温水器の設置に必要な費用を確認していきます。太陽熱温水器は他の給湯器と異なり、DIYでも設置することができます。パワーは標準的なサイズの1/3程度しか出ませんが10万円程度で購入できるものもあるので、とりあえず試してみたいという方やマンションのベランダに設置したいという方にもおすすめです。標準サイズのものになると機器代で20万円程度になります。それに施工費約5万円前後が加わると大体25万円くらいで専用水栓を浴槽に入れるシンプルな配管が可能です。ソーラー対応の給湯器に接続する形で利用する場合は、専用水栓だけでなく家全体で使うお湯が太陽熱由来のものを使えるので、よりエコで経済的です。給湯器に繋げる場合はソーラー接続に対応したモデルでなくてはならず、現在ご利用の給湯器には繋げられない可能性もあるので、給湯器も同時に買い換える場合がほとんどです。お使いの給湯器が20年以上経っている場合などは、買い替え時に太陽熱温水器の併用を考えるのも良いタイミングです。

タンク一体式のものは屋根に載せるとなると屋根への負担が気になるところです。タンクと集光板が分離されたものも販売されていますが90万円前後と予算が大きく上がるため採用例はあまり多くないようです。

太陽熱温水器で節約できる光熱費を知る

太陽熱温水器で作れるお湯の量は?

太陽熱温水器のパワーは集光板の大きさで決まります。同じ集光板でもタンクが小さいとより熱いお湯が作れ、タンクが大きくなると湧き上がるお湯の温度は低くなります。以下のグラフは集光面積3㎡、タンク200ℓの太陽熱温水器で作れるお湯の温度について、季節ごとに示したものです。

集光板3㎡で得られる湯量(43℃)
平板式 150〜600
真空管式 250〜650

太陽熱温水器は集光板のタイプが2種類あります。詳しくは太陽熱温水器の種類について詳しく書いたこちらのページでご案内していますが、簡単に言うと安価な従来式の平板式と、それより価格も性能も上がる真空管式に分けられます。季節によって32〜85℃に湧き上がった200ℓのお湯に水と混ぜる、もしくは沸かし直すことによって適温である42〜43℃のお湯を得ます。集光板が3㎡だと、43℃のお湯が平板型の場合大体150〜600ℓ、真空管は大体250〜650ℓ得られることになります。

家庭で使われるお湯の量は?

利用用途 湯張り シャワー 洗面・台所 必要湯量合計
1人 150ℓ 80ℓ 130ℓ 360ℓ
2人 170ℓ 160ℓ 140ℓ 470ℓ
3人 190ℓ 240ℓ 150ℓ 580ℓ
4人 200ℓ 320ℓ 150ℓ 670ℓ
5人 200ℓ 400ℓ 155ℓ 755ℓ
6人 200ℓ 480ℓ 155ℓ 835ℓ
7人 200ℓ 560ℓ 160ℓ 920ℓ
8人 200ℓ 640ℓ 160ℓ 1000ℓ

上の右の表は世帯人数別のお湯の使用量と用途別の内訳を示したものです。4人家族が家全体で1日に利用するお湯が670ℓなので、給湯器接続で家全体に太陽熱温水器のお湯を回した場合は、3㎡の集光板で集められる太陽熱を夏のピークの日でも使いきれると言うことができます。(天候のバラツキを無視した場合)逆に、世帯人数が3人以下であったり、太陽熱温水器からのお湯を湯船に直接落とすだけの簡易システムなどでは3㎡の集光板で作られたお湯を使い切れない可能性も出てきます。その場合ははじめにご案内した集光板サイズ1㎡程度の小型のものを利用するか、給湯器接続にできるよう、給湯器の買い替えタイミングを待って導入するのが良さそうです。

光熱費の節約額をシミュレーション

以下では集光板3㎡・タンク200ℓの真空管式太陽熱温水器において、世帯人数別に削減できる年間の光熱費をシミュレーションしています。一緒に使う給湯器は一般的なガス給湯器を想定しています。専用水栓の場合は太陽熱温水器で作られたお湯をより有効活用できるよう、シャワーの代わりに湯船からお湯を汲んでシャワー代わりとし、シャワーは湯上り前に身体を流す程度の利用で使用水量をシャワーから湯船に半分シフトすることを想定しています。

専用水栓の場合年間で¥2.5〜4万円、給湯器接続の場合3.5〜4.2万円程度のガス代の削減が期待できます。専用水栓でも、入浴の仕方を少し変えてシャワーでなく湯船からのお湯を積極的に使うことで、給湯器接続とほぼ同等のガス代の節約が期待できます。以下の表では、太陽熱温水器(専用水栓)を施工費込み27万円(税込)で購入した場合、初期費用回収にかかる期間(損得分岐点)を一覧でご案内しています。

世帯人数 1人 2人 3人 4人
初期費用回収年数 15.0年 12.1年 10.9年 10.5年
(年間のガス代削減額) ¥24,600 ¥30,500 ¥34,000 ¥35,300
世帯人数 5人 6人 7人 8人
初期費用回収年数 10.1年 9.7年 9.4年 9.3年
(年間のガス代削減額) ¥36,700 ¥38,200 ¥39,300 ¥39,800
世帯人数 1人 2人 3人 4人 5人 6人 7人 8人
初期費用回収年数 15.0年 12.1年 10.9年 10.5年 10.1年 9.7年 9.4年 9.3年
(年間のガス代削減額) ¥24,600 ¥30,500 ¥34,000 ¥35,300 ¥36,700 ¥38,200 ¥39,300 ¥39,800

太陽熱温水器の法定耐用年数は15年ですが、メンテナンス次第で30年持つこともあります。世帯人数が1〜2人の場合は集光板3㎡が少しオーバースペック気味なこともあり、初期費用回収が長めです。3人以上の場合は十分元が取れる数字が出ているので、設置をお考えの方は前向きに検討してもよさそうです。

太陽熱温水器の費用対効果を知る

最後に、太陽熱温水器を導入する場合の費用対効果を検証していきます。天候によって得られる湯温が変わる太陽熱温水器は単体で家庭内の給湯を全てまかなうのは難しく、他の給湯器を併用するのが通常です。以下では併用する給湯器の種類によってどれくらい費用対効果が変わるのかということも含めてご案内しています。

通常の給湯器におけるコストを把握する

給湯器の種類 15年間の総コスト
(3人世帯)
ガス給湯器(都市ガス) 105万円
エコジョーズ(都市ガス) 100万円
エコジョーズ(LPガス) 140万円
エコキュート 87.5万円
石油給湯器 81万円

太陽熱温水器のコストについて検証する前にまずはその他の給湯器のコストについて把握しておきます。上の右の表では、初期費用(設備代+施工費)と15年間で必要な光熱費を合わせたものを、それぞれの給湯器における15年間の総コストとしてご案内しています。以下で検証する太陽熱温水器のコストとの比較対象にしていきます。各給湯器についての説明やコスト情報の詳細は「各給湯器の費用や光熱費を徹底比較」でまとめてご案内しています。

太陽熱温水器の15年間の総コストは?

併用する給湯器 ガス給湯器
(都市ガス)
エコジョーズ
(都市ガス)
石油温水器 エコキュート
初期費用 41.1万円 48万円 47万円 66.5万円
光熱費 32.6万円 28.5万円 22.2万円 18.8万円
総計 74万円 76.5万円 69.2万円 85.3万円

上でご案内している表は、3人世帯において太陽熱温水器と一緒に併用する給湯器ごとのコストをまとめたものです。太陽熱温水器は集光板約3㎡の真空管式のものを、施工費も含めて30万円で購入した場合を想定し、それに併用するそれぞれの給湯器の費用を足したものを初期費用としてご案内しています。

例えばガス給湯器だけ購入するのと比べて、太陽熱温水器併用だと15年で31万円もお得になる計算になります。高効率ガス給湯器のエコジョーズは初期費用が数万円上がる代わりにガス代が減ることで通常ならガス給湯器よりもコストパフォーマンスの高い機器と考えられますが、太陽熱温水器と併用する場合ガス代の削減額が初期費用の差額を補い切らないため、エコジョーズよりも従来式のガス給湯器の方が良いと考えられるかもしれません。同じことはエコキュートにも言えます。

石油温水器は15年間のコストが70万円弱と一番安くなります。それに加えて石油は、使わない月でも800円程度の基本料金が発生するガスと違って使用量に関わらず一律料金で、必要に応じて購入できるというメリットがあるので、季節によってパフォーマンスが変わる太陽熱温水器との相性は抜群と言えそうです。実際太陽熱温水器をお使いのご家庭では石油温水器を導入する例が多いようです。例えばLPガスの地域などでは、高止まりしているガス料金を払い続けるよりも思い切ってガス給湯器を石油給湯器+太陽熱温水器に交換してしまう方が、15年スパンで金額差は倍以上違ってくると考えられます。

太陽熱温水器を検討する

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