バイオマス発電の裏で廃業する事業者が続出

5月10日付け日本経済新聞朝刊によると、住友林業は北海道で国内最大規模のバイオマス発電を始める。自社が保有する林の間伐材を燃料に使い、出力5万キロワットの発電設備を2016年から稼働させる。
これで5万~6万世帯分の電力が供給できるという。

バイオマス発電は、太陽光、風力などと並んで、再生可能エネルギーの有力候補として期待されてきた。しかし、今回の住友林業のような、成功の期待できるプロジェクトはほとんどないのが現実だ。

電力関係の専門家は言う。「鳴り物入りでバイオマス発電事業を始めた企業は100社を超えるが、今も事業をしているのは、1割に満たない」。

一番の理由は、燃料の確保。バイオマス発電は、基本的には廃棄物そのものや、廃棄物から発生するメタンガスなどを燃料に使う。しかし、この廃棄物がうまく確保できない。

というのも、ボイラーを傷めないように燃料に使う廃棄物もある程度の“質”が要求されるからだ。このような廃棄物をコンスタントに確保するには、廃棄物処理の専門業者の力が必要。しかし、廃棄物処理業者のなかには、暴力団と関係のある企業が少なくない。

住友林業の今回のプロジェクトのように自社で確実に燃料を確保できない場合、闇社会と無関係の廃棄物処理業者を探す必要がある。

実際、事業を休止、または、廃業したバイオマス発電の多くが、燃料確保ができなかったことが断念の最大の理由になっている。

廃棄物によるバイオマスをあきらめ、パーム油の搾りかすなどを東南アジアから輸入した事業者もいたが、結局、コストが高くなり、事業継続できなかったという。

再生可能エネルギーは世界的に注目を集めている。しかし、事業化は実は、困難を極めている。
今、数量的に最も拡大している太陽光発電も、設備の耐用年数10年で設備投資の償却に10年かかるという例がある。

政府が「太陽光発電による電力の全量買い取り制度」で高めの買い取り価格を設定しても、これでは投資自体に意味がない。
yahoo/エコノミックニュース
というニュースです。

再生可能エネルギーとして注目を浴びて、100社以上の企業が参入していたんですね。。
結局自社で燃料を確保できない企業は淘汰されていくんですね。
というか東南アジアから輸入って全然エコじゃないし・・・・

しかし環境問題を解決するような、再生可能エネルギーなどの事業は大変夢もあり、市場もこれから拡大していくとみられているし、参入したくなりますよね。。
しかし事業化が困難ということが、図らずもこの記事でわかります。

こういった再生可能エネルギーな新エネルギー事業に新規に参入するのは、資金力がないとなかなか難しいんですね。

バイオマスって家畜排せつ物や生ゴミ、木くずなどの動植物から生まれた再生可能な有機性資源の総称らしいのですが、このバイオマス発電ってどうなんでしょうか・・・林業や畜産などの業界とは連携出来るしローカルでバイオマス発電をすることは無駄なく利用できるので良いかなと思うのですが。。
というか原発や火力発電などの代替エネルギーにはなりえませんね。と個人的には思います。

何かコストがかからず、莫大なクリーンエネルギー(再生可能エネルギー)を生み出せるものってないですかね。。

やはり今のところは太陽光、風力、例の天然ガスに期待かな~
天然ガスを利用しても日本の技術だとCO2排出は相当抑えられるみたいだし。。

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東電が汚染水漏えい量を少なく修正

福島第一原発にある地下の貯水槽から、汚染水の水漏れが相次いだ問題で、東京電力は、漏れた量を新たに得られたデータから分析した結果、これまでの120トンから400分の1に修正しました。

福島第一原発では、先月、地下の貯水槽から高濃度の放射性物質を含む汚染水の水漏れが見つかり、東京電力は、貯水槽に保管している2万3000トンすべてを地上のタンクに移す作業を進めています。

東電は、貯水槽から漏れた量について、これまで水位計の変化の値を基に、水漏れが最も多いとみられる2号貯水槽で、およそ120トンと推定されると説明してきました。

ところが、貯水槽の周辺に穴を掘って水漏れの状況や放射性物質の濃度などを調べ分析した結果、漏れた量は最大で300リットル程度と、これまで推定してきた量の400分の1に修正しました。
また、ほかの貯水槽についても、1号貯水槽が70リットル、3号貯水槽が20リットル漏れたとしています。

東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は、「この量だと、環境への影響はほぼないと言えるが、地下の貯水槽から水漏れがあった事実は変わらないので、原因と対策は今後も検討したい」と述べ周辺に新たに設けた観測地点で、汚染水の広がりや海への影響を監視し続けるとしています。

また、尾野本部長代理は、「新たな推定量が妥当なものかどうかは、国の原子力規制委員会に提出し評価を受けたい」と話しています。
NHK
というニュースです。

少なく修正するところがまたあやしい。。
そして事実だとしたら、どれだけ推定量を勘違いしているのか。
それも少なく見積もるのも問題ですが多く見積もるのも問題ですよね。

というか記事では環境への影響はほぼないと言えるが、汚染水の広がりや海への影響を監視し続けるとあります。なんか本当は少ししか汚染水の水漏れはなかったと安心させつつ、東電はしっかり取り組んでますという、プロパガンダかとも思えます。。
なぜなら今まで東電やその他電力会社は利益のためなら、事実やデータを歪め自分の都合の良いようにする傾向があります、なので今回の汚染水漏洩の大幅な修正は個人的には懐疑的です。

が、発表の様に汚染水の漏洩が推定してきた量の400分の1が事実なら、それはそれで良かったと思います。なにせ放射性物質に汚染された水ですから、少ないほうが良いに決まってますから。。

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