ドラム缶からダイオキシン 

米軍嘉手納基地跡地の沖縄市サッカー場の地中から枯れ葉剤などを製造していた米化学品メーカーの社名が記されたドラム缶が見つかった問題で、ドラム缶の付着物や周辺土壌を採取した沖縄防衛局の調査で環境基準を超えるダイオキシンが検出されたことが23日、分かった。

枯れ葉剤を構成する複数の成分で検出されていない成分もあり、政府関係者は「ダイオキシン検出をもって現時点で枯れ葉剤と断定できない」としている。

関係者によると、採取した約20の検体を分析した結果、環境基準を超えるダイオキシンが見つかった検体がある一方、基準を下回る検体もあり、数値にばらつきがあるという。
基準を大幅に超過する検体はないとしている。

基準超えのダイオキシンについて、政府関係者は「枯れ葉剤ではなく除草剤の可能性もある」との見方を示す一方、「有害物質であることには間違いない」とも指摘した。

防衛局と沖縄市、県は24日、沖縄市内で会合を開き、防衛局が調査結果を説明する予定。
米軍はこれまで枯れ葉剤の使用を否定しているが、防衛局は、調査で環境基準を超えるダイオキシンが検出された結果を踏まえ、米軍にさらなる確認を求めるとともに、調査を継続するとみられる。

サッカー場の地中からは6月13日、米化学品メーカー「ダウケミカル」の社名が記されたドラム缶16本が発見。
これまでに26本が見つかっている。防衛局は7月2日、サッカー場の地中からサンプルを採取。
県と沖縄市もそれぞれ独自でサッカー場周辺の地下水などの調査を進めている。
沖縄タイムス

というニュースです。
枯れ葉剤か通常の除草剤かはまだわからないですが、記事にあるとおり有害物質には間違いないです、ドラム缶から地中に漏れ出していたら大事です、地中から地下水までしっかりした調査をしてほしいですね。。すでに周辺土壌から検出されているわけですから。

もしかしたらベトナム戦争時のものを廃棄していたり、また違う時期の枯葉剤だったら問題視されそうですね、仮にどの時期の枯葉剤だとしても米軍は容易に認めないでしょうけど。。
沖縄でも枯葉剤が散布されたのではという疑惑もあるくらいですから・・・真偽は別として。

いずれにせよ米軍のドラム缶には間違いないでしょうから、このドラム缶自体が問題視される可能性はあります。。

ちなみにダイオキシンの主な健康被害の特徴としては、新生児奇形、免疫力低下、甲状腺機能低下、肝機能障害、生殖器機能障害、発がん性、身体奇形や内臓疾患さまざまな症状が挙げられ、かなり毒性の強い物質で分解されにくく生物濃縮されやすいそうです。
ベトナム戦争終結後35年以上たった今でも枯葉剤による被害に苦しんでいる人々がいるわけですから、恐ろしいです。

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