中国の74都市大気質モニタリング結果と
四川の環境安全調査

中国環境保護部(MEP)は、2013年第1四半期(1~3月)の74都市大気質状況のモニタリング結果を発表した。
これによると、1~3月の74都市の基準遵守日数は44.4%、超過日数は55.6%で、超過日数のうち軽度汚染は25.3%、中度汚染は11.5%、重度汚染は13.0%、極めて重度の汚染は5.8%であった。

主要な汚染物質はPM2.5とPM10で、それぞれ49.1%と33.6%、基準を超過した。

汚染が激しかった都市は、石家庄、唐山、西安など、また良好であった都市は海口、福州、惠州、厦門、深セン、珠海などを挙げている。

3月単月では、大気質基準遵守日数は54.4%、基準超過日数は45.6%で、基準超過日数のうち、軽度汚染は26.9%、中度汚染10.0%、重度汚染5.9%、極めて重度の汚染は2.8%であった。
 
なお中国環境保護部は、四川省雅安市で発生したマグニチュード7.0の地震の緊急環境調査についても併せて発表した。

地震後、中国環境保護部は緊急対応計画を発動し、状況の調査のため作業チームを派遣した。

初期検証の結果、地震発生地域には環境上問題を抱えた化学工場などはなく、飲料水源の破壊も現在のところない。

四川省の原子力施設は管理下にあり、放射線環境モニタリングにおいて異常な兆候は検知されていないという。
EICネット
というニュースです。
中国の代表的な環境問題、大気汚染の都市ごとの今年に入ってから3ヶ月のモニタリングということですが、どうですか?基準超過日数のうち重度汚染13、極めて重度汚染が5.8%って信じられます?

中国各都市のAQIを今年に入ってから見ていても重度汚染が続いた日が結構多かったし、、良好であった都市として深センなどを上げていますが、結構重度の大気汚染に見舞われている日を多くみました。

そして四川の地震発生地域ですが、環境上問題を抱えた化学工場などはなく、飲料水源の破壊も現在のところない、とのことですがこれもなんか信じられません。

フランスのメディアの報道では中国政府が国内メディアに対し、四川省雅安市の地震や深刻な環境汚染に関するマイナス報道を禁止する命令を下したと報じていますし、被災地で水質確認用の金魚が大量死 住民は嘔吐、下痢で当局は水の供給停止したとの新華社のニュースもあり、過去には養殖魚が大量死をして河川上流にある工場はその非を認めないなどの事例もありました。
こういうことからも当局発表はなんかあやしいです。あくまで個人的な感想ですが。。

まぁ大気汚染も軽度の汚染が一番多く、四川の地域でも環境上問題を抱えた化学工場はないと言っているんですから、そうなんでしょうねきっと(=_=)

ちなみに中国から飛来するPM2.5の問題ですが、今年に入り日本各地で環境基準を超えた事も度々ありましたが、長期にわたって続かなくて良かったと思います。
変わらず硫酸塩エアロゾルや微小粒子などは中国から飛来はしているのですが、濃度の問題ですから。
油断はできないけど・・・

エコツール
太陽光発電情報  蓄電池情報  浄水器情報

ぽちっとよろしく~

Leave a Comment

Please note: Comment moderation is enabled and may delay your comment. There is no need to resubmit your comment.