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水素水は「アルカリイオン水」と混同されていることが多くあります。しかし、現在注目されている水素水は、アルカリイオン水とは別物と認識するべきです。ここでは、水素水とアルカリイオン水の違いについてご案内します。
アルカリイオン水とは、電気分解で陰極側(マイナス)に集まった水酸化物イオン(OH-)により、pH(水素イオン濃度)がアルカリ性に傾くことからアルカリイオン水と呼ばれています。
アルカリイオン水を摂取することで、胃腸に効果があるとされていますが、アルカリイオン水が身体にいいと信じられているのは胃腸が弱い体質がある日本人だけで、世界ではその存在はあまり知られてないそうです。
アルカリイオン水の胃腸への効果のメカニズムは解明されていませんが、臨床データから医療的な効果があると厚生労働省から認められています。
厚生労働省告示第112号において、家庭用医療機器であるアルカリイオン整水器(家庭用電解水生成器)の使用目的は、「胃腸症状改善のための飲用アルカリ性電解水の生成」と定められております。(「胃腸症状改善」とは、臨床試験で確認された試験成績に基づく効能効果です。
アルカリイオン水は、平成5年に組織されたアルカリイオン整水器検討委員会より、安全性と有効性に関する再検証活動が行われ、胃腸症状を対象とした二重盲検比較臨床試験(飲用水としては世界初)を実施した結果、「アルカリイオン水は有効」との結論が示されています。なお、アトピー性皮膚炎や糖尿病などの疾患の治療を目的として使用している例がありますが、アルカリイオン水の効果については科学的に証明されておらず、現在のところその効能効果は認められておりません。
アルカリイオン水の効果の要因については、これまで様々な仮説が提唱されてきておりますが、なぜアルカリイオン水に胃腸症状改善の効果があるのかについては、現段階でメカニズムは明確に解明されておりません。
同じ電気分解で生成され、水素が含まれている点では水素水と呼ぶことはできますが、学術的に発表されている水素水(水素豊富水)とアルカリイオン水は違います。
アルカリイオン水は、水素水同様に活性酸素を除去すると言われていますが、アルカリイオンが活性酸素を除去するなどの効果は証明されていないのです。
現在注目されている水素水は、2007年に日本医科大学の太田教授が発表された論文で水素が身体に良いということが発表されてのがきっかけです。それ以前からあるアルカリイオン水は、水素摂取が目的ではなく、電解した水を摂取することが体に良いと考えられていて、現在販売されている水素水生成器やアルミパウチ入り水素水などのように水素濃度が高くありません。また、アルカリイオン整水器のほとんどが水素濃度の数値を公表していませんでした。
アルカリイオン整水器で生成されるアルカリイオン水と水素水生成器(水素水サーバー)で生成される水素水やアルミパウチ入りの水素水は、区別して認識する必要があります。
水素水は、医学的(学術的)には「水素豊富水」と呼ばれ、豊富な水素分子によって還元力が強くなることから、酸化還元電位はマイナスになっています。そのことから「水素水は還元水である」とも言えます。
しかし、酸化還元電位は、水素以外の要因でも数値が大きく左右されます。酸化還元電位をマイナスへ傾ける物質にカルシウムやナトリウムがあり、それらが多く含まれている場合、酸化還元電位はマイナスに傾きます。また、還元力のある物質が多くなくても酸化力のある酸素が少なければ、酸化還元電位はマイナスに近づきます。そのため、酸化還元電位も意図的にマイナスにすることも可能です。
酸化還元電位がマイナスだからと言って、純粋に水素量が多いというわけではないので、水素関連商品を選ぶ際には、酸化還元電位の数値よりも水素濃度を参考にした方が、妥当かもしれません。