地球温暖化の影響は世界に広がっています

ico_check_eco01現在温暖化が急速に進んでいます、その影響は一部地域にとどまらず世界に広がっています。 地球シュミレータで化石燃料と新技術をバランスよく用いた場合を想定しても2100頃までに地球の平均気温が5℃上がると予想されています。

日本における平均気温の上昇の一例をみますと80年代の1月平均気温は5.53℃、8月では27.04℃、2000年代に入ってからの10年の平均では1月6.38℃、8月27.59℃となり、 この30年の平均気温の差は1月0.83℃8月では0.55℃上昇しています。それでも近年暖冬や猛暑といわれ様々な方面に影響を及ぼしています。 平均気温が1℃上がるということは私たちの環境に多大な影響を与えることになるのです。

地球温暖化の原因

地球温暖化の主な原因といわれているのが温室効果ガスといわれているCO2(二酸化炭素)やメタンといわれる気体が過剰に排出され、 地球の表面から大気圏や宇宙に出ていこうとする熱を吸収して空気をあたためすぎてしまうのが主な原因と言われています。

CO2の過剰な排出は人間の手によるものであり、化石燃料を燃やすことにより排出され、人間が快適に生活する上で必ず排出されてしまうのがCO2なのです。 一例をあげますと冷暖房、家電、照明器具、製品の製造過程、廃棄物の処理、工場や車、飛行機などからの排ガスなど生活に関係しているすべてに温室効果ガスが関係しているといっても過言ではないでしょう。 また森林や熱帯雨林の伐採などもCO2の濃度増加に拍車をかけている一因です。

地球温暖化による影響

様々な環境問題によって地球温暖化が促進されてしまいます。では地球温暖化によりどのような影響があるのでしょうか。

地球温暖化の影響による海面上昇

地球温暖化になると各地の平均気温があがり海水温があがり、南極の氷、氷河及び流氷などが溶けて海面が上昇します。 これにより海抜の低い太平洋の島々やアジア地域の海岸が失われ、将来的に国土さえなくなる危険性のある国もあるほどです。

地球温暖化による異常気象の頻発

地球温暖化により気候の変動が進み、豪雨や干ばつ、異常な気温の上昇などが起き、豪雨による洪水、干ばつによる水不足が起きやすくなります。 最近の日本においても夏の猛暑や暖冬、農作物の被害など生産者、消費者ともに経済的な影響がでています。また世界的にみてもたびたびの異常気象での経済的損失は、 計り知れないものがあり大変大きな問題となっています。

そして温暖化により世界的に平均気温は上がり続けているにも関わらず、逆に地域によってはある季節の平均気温を大幅に下回り、寒く気温が上がらないといった地域もあり、 これも遠因は地球温暖化によるものと考えられます。どちらにせよ気候が極端化するのが特徴なのです。

地球の平均気温と海面上昇

1880年から地球の平均気温と海面上昇の推移をみると確実に上がっている傾向にあります、 しかし1760年代から1830年代にはイギリスをはじめとする当時のヨーロッパの先進諸国におこった産業革命がありその後各産業が定着し、 その後の1880年以降、徐々に気温等が上昇傾向にあるのは仕方がない部分がありますが、注目すべきは1980年から1990年以降の平均気温の上昇です、明らかに急激な上昇傾向を示しています。

世界の平均気温と海面上昇の推移

*データ出典 Global Warming Art,NASA

IPCC(政府間パネル)の今後100年間の予想では海面が上昇し現在より平均上昇49cm(20~86cm)も上がるというデータもあります、そして防災の見地、立案に関しては海面上昇高としてIPCC(1990)が示した最大110cm を採用することが現時点では望ましいと考えられています。

仮に予想上昇高約100cmと考慮した場合、東京でいうと海に近い地域(中央区、江東区、江戸川区、台東区、墨田区、荒川区、葛飾区、足立区などの海抜の低い地域)が浸水すると考えられています。

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