地球温暖化の問題は世界各地に様々な影響を及ぼしています。ここ数年で極地である、北極にも影響を及ぼし急速に北極の氷が溶けています、 このままでいくと北極の氷が消失してしまうおそれがあり、そして北極の氷が消失すると様々な被害がおきその影響は計り知れません。 一刻も早く地球温暖化を止めなければならず、その現状や被害の一例を説明していますので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
地球温暖化に伴なった気温上昇については他のページでも説明していますが、北極の氷も気温上昇により年々溶けていて、深刻な環境問題として世界でも知られてくるようになりました。 (NASA)の研究グループが人工衛星による観測データを分析して発表した内容によると2012年の、北極の夏の気温が上昇し1978年からの観測史上最も最小になり、その面積は341万平方キロにまで減少してしまいました。 今までの最小面積は2007年の417万平方キロなので、その縮小差76万平方キロににおよび日本の面積の約2倍が消失したことになります。世界の国でいうとおおよそ南米のチリと同程度の大きさとなります。
また冬季をむかえれば北極の氷も増加しますが、地球温暖化により1年でできる氷が通常と比べて少なく、 さらに北極の氷が減少する度合いはより大きいものとなっているため現状は深刻で、これからますます深刻度は深まると予想され今世紀末には北極の氷が消滅するとの説さえあるほどなのです。
北極の氷が減少することにより、様々な被害や影響を及ぼします、その影響とはどういったものがあるのでしょうか。
生態系への影響について
地球温暖化という環境問題にもっとも影響を受けているのが、ホッキョクグマ(シロクマ)です。ホッキョクグマは陸上動物ですが、 主に北極の氷の上で狩りや子育てなどをしています。そして春から夏にかけて狩りをし栄養を蓄えて冬を越し春先に出産、子育てをするので、 北極の氷の減少は狩りをする機会が減り、生存率が下がってしまいます。すでに個体数も非常に少なくなっていて絶滅危惧種に指定されています。
その他氷の上で生活をするアザラシなどの海棲哺乳類も地球温暖化の影響を受けやすく危惧されています。
イヌイットと呼ばれる先住民族の方々は伝統的に氷の上で狩猟をして生活しています。氷の減少によって氷上を移動しづらく、 獲物の捕獲も難しくなってきており、そして地球温暖化により気候変動が著しく、狩猟をする時期や天候が読めず事故にあうケースも増えています。また雪や氷、凍土の減少で長期の狩猟の旅にも出られないといった話もあります。
しかしもう一方では北極の氷が溶けると、海洋交通の一つのルートが開けることになり輸送のコストが軽減されるばかりか、 北極圏は石油や天然ガス資源の埋蔵量が豊富にあることから、より各国の北極圏への開発も進むと予想されます、それによって資源確保でき、様々な経済効果も生み出すでしょう。しかし懸念されることは北極の氷の減少から資源の開発が進み、CO2の排出量も増え、地球温暖化がさらに加速してしまう事です。
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