産業用パワコン価格相場|10〜50kW低圧の本体価格と交換費用
産業用太陽光(10kW以上50kW未満の低圧連系)のパワコンは、三相9.9kWの本体が相場の記事で30万〜45万円、1台を工事込みで交換すると50万〜80万円が目安です。49.5kWの発電所は三相9.9kWを5台にする例が多く、まとめて交換すると工事込みで200万〜300万円です。10〜50kWのFITは、発電量の30%以上の自家消費と、災害時の自立運転・給電用コンセントが条件で、全量売電はできません(営農型を除く)。
低圧連系(10kW以上50kW未満)と高圧連系(50kW以上)の違い
| 項目 | 低圧(10kW以上50kW未満) | 高圧(50kW以上) |
|---|---|---|
| 電圧 | 200V(三相3線・住宅用と同じ単相3線も) | 6,600V |
| 受電設備 | キュービクルは不要 | キュービクル(高圧の受変電設備)が必要 |
| 保安の手続き | 小規模事業用電気工作物:基礎情報の届出と使用前自己確認(電気主任技術者の選任は不要) | 自家用電気工作物:電気主任技術者の選任などが必要 |
| 国の支援(2026年度) | FIT(屋根設置:最初5年19円・その後8.3円、地上設置:9.9円) | FIPのみ(地上設置の250kW以上は入札) |
- 10kW以上50kW未満のFITは、屋根設置・地上設置とも、発電量の30%以上の自家消費と、災害時の自立運転・給電用コンセントが条件です(全量売電はできない。営農型を除く)。地上設置(10kW以上)は2027年度以降、新しく認定される対象から外れます(2026年度の落札案件を除く)。
- 10kW以上50kW未満の太陽光発電設備は、2023年3月20日から小規模事業用電気工作物になり、基礎情報の届出と使用前自己確認が必要です(経済産業省「太陽電池発電設備を設置する場合の手引き」)。
- 出典:資源エネルギー庁(FIT・FIP制度)、調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」(2026年2月5日)。売電単価と条件は売電・FIT制度のページにまとめています。
産業用低圧のパワコンの組み方
10kW以上50kW未満では、住宅用の単相パワコンを複数台並べる方法と、三相のパワコン(9.9kWなど)を複数台使う方法があります。相場の記事では、49.5kWの低圧発電所は三相9.9kWを5台にする構成が多いとされています(タイナビ発電所)。
- 10〜50kWのFITでは、災害時の自立運転と給電用コンセントが条件なので、組み合わせるパワコンが自立運転に対応しているかを確かめます
- 台数が多いと、故障したときに1台ずつ交換するか、まとめて交換するかで、工事費や出張費が変わります
- どちらの組み方が安いかは、容量・設置場所・配線で変わるため、両方の構成で見積もりを取って比べます
三相パワコンの本体価格と交換費用の相場
パワコンの本体の価格を国がまとめた統計はないため、公開されている相場の記事で確かめると、次のとおりです。
| 項目 | 相場 | 出典 |
|---|---|---|
| 三相9.9kWの本体(1台) | 30万〜45万円 | 相場の記事2件 |
| 三相9.9kWの交換(工事込み・1台) | 50万〜80万円 | 相場の記事2件 |
| 49.5kW(9.9kW×5台)の機器 | 200万〜250万円 | 相場の記事1件 |
| 49.5kWの交換(工事込み) | 200万〜300万円 | 相場の記事2件 |
- パワコンの本体価格を国がまとめた統計はないため、公開されている相場の記事で確かめた範囲です(2026年10月18日に確認)。情報源によって幅があり、機種・台数・工事の内容で変わります。
- 三相9.9kWの本体(1台):教えて!太陽光発電「パワコン交換費用の相場と内訳」(2026年10月)=9.9kWクラスの本体30〜42万円
- 三相9.9kWの本体(1台):タイナビ発電所「パワコン交換費用はいくら?故障時の修理との違い」(2026年9月)=三相9.9kW 約40〜45万円/1台
- 三相9.9kWの交換(工事込み・1台):タイナビ発電所「新電元三相パワコン撤退で後継メーカーは?10kw・9.9kwの交換や修理費用は?」(2026年5月)=安川電機 Enewell-SOL P3H への交換で工事込み1台約50〜60万円
- 三相9.9kWの交換(工事込み・1台):教えて!太陽光発電「パワコン交換費用の相場と内訳」(2026年10月)=10kWクラスの交換70〜80万円(本体約45万・工事約20万・諸経費約5万)
- 49.5kW(9.9kW×5台)の機器:タイナビ発電所「パワコン交換費用はいくら?故障時の修理との違い」(2026年9月)=三相構成(9.9kW×5台)約200〜250万円(機器のみ)
- 49.5kWの交換(工事込み):教えて!太陽光発電「パワコン交換費用の相場と内訳」(2026年10月)=49.5kWクラスで200〜300万円
- 49.5kWの交換(工事込み):タイナビ発電所「新電元三相パワコン撤退で後継メーカーは?10kw・9.9kwの交換や修理費用は?」(2026年5月)=49.5kW(5台構成)をまとめて交換すると約250〜300万円
19.5kW・29.4kW・49.5kWのパワコン1台で組む場合の価格は、出典になる記事が見つからないため載せていません。
現行の三相パワコンの例
| メーカー・機種 | 容量 | 特徴 |
|---|---|---|
| 安川電機 Enewell-SOL P3H | 9.9kW/10kW | 200V級の三相絶縁型。2025年11月27日に販売開始した、既存の P2 シリーズの後継機種 |
| ダイヤゼブラ電機(旧・田淵電機)EPG-T99MP5-GK | 9.9kW | 三相。2024年に改定された系統連系規程に対応 |
- 出典:安川電機の発表、ダイヤゼブラ電機の製品ページ。ほかのメーカーの機種と仕様は、各社の公式サイトで確かめてください。
50kWの境目(低圧と高圧)
パワコンの合計出力が50kW以上になると高圧連系になり、キュービクルの設置と電気主任技術者の選任などが必要です。国の支援も、2026年度は50kW以上はFIPのみになります。低圧に収めるか高圧にするかは、パネルの容量、FIT・FIPの条件、設備と保安の費用を見積もりで比べて決めます。
パワコンの保証と交換
保証の年数は機種とメーカーで違うので、保証書で確かめます。交換費用は、相場の記事では三相9.9kWを1台交換すると工事込みで50万〜80万円、49.5kW(5台)をまとめて交換すると200万〜300万円です(上の表)。
産業用太陽光発電を見積もる
パワコンの組み方と台数、自立運転への対応、保証の内容は、施工店の提案で変わります。複数社の見積もりで、パワコンの機種と工事費をあわせて比べてください。
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よくある質問(FAQ)
- 低圧連系の上限は49.5kWですか?
- 低圧連系は50kW未満です。パワコンの合計出力を49.5kW(三相9.9kW×5台など)にして50kW未満に収める例が多くあります。50kW以上は高圧連系になり、キュービクルの設置と電気主任技術者の選任などが必要です。
- 10〜50kWの太陽光で全量売電はできますか?
- できません。10kW以上50kW未満のFITは、屋根設置・地上設置とも、発電量の30%以上の自家消費と、災害時の自立運転・給電用コンセントが条件です(営農型を除く)。
- 三相9.9kWのパワコンの価格はいくらですか?
- 相場の記事では、本体が30万〜45万円、工事込みで1台を交換すると50万〜80万円です。49.5kW(9.9kW×5台)をまとめて交換すると、工事込みで200万〜300万円です。
- 10〜50kWの太陽光で必要な手続きはありますか?
- 2023年3月20日から、10kW以上50kW未満の太陽光発電設備は小規模事業用電気工作物になり、基礎情報の届出と使用前自己確認が必要です。電気主任技術者の選任は必要ありません。


