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オムロン|マルチ蓄電プラットフォームの価格・容量・15年保証

オムロンの家庭用蓄電池「マルチ蓄電プラットフォーム(KPBP-Aシリーズ)」は、1台のパワーコンディショナで単機能・ハイブリッド・全負荷対応型ハイブリッドの3通りに組める蓄電システムです。蓄電池ユニットは6.3〜16.4kWhの8形式で、9.8kWhは工事費込み182万円前後(18.6万円/kWh)が目安。機器保証は15年、容量保証は15年後に初期容量の60%以上で、天災・水害・雷などによる損傷は保証の対象外です。

オムロンの太陽光発電用パワーコンディショナや蓄電システムは、グループ会社のオムロン ソーシアルソリューションズが手がけています。マルチ蓄電プラットフォームは、太陽光発電をすでに設置している家への後付けにも、これから設置する家にも対応し、機器をあとから足して構成を変えられるのが特徴です。

マルチ蓄電プラットフォームの価格目安(容量別)

表の価格は、蓄電池を設置したときの工事費込みの目安で、ソーラーパートナーズが公表している2025年1〜12月の成約実績の平均(税込・工事費込み)をもとにしています。システムの構成(単機能・ハイブリッド・全負荷対応型ハイブリッド)、既設の太陽光発電の状況、施工店によって総額は変わります。

この表はオムロンの容量別ラインナップ一覧です。
容量・モデルタイプ停電時の出力価格目安(工事費込み)
マルチ蓄電プラットフォーム
6.5kWh
ハイブリッド
全負荷
4.0kVA(太陽光が足りないときは最大2.5kVA)約154万円
マルチ蓄電プラットフォーム
9.8kWh
ハイブリッド
全負荷
4.0kVA(太陽光が足りないときは最大2.5kVA)約182万円
マルチ蓄電プラットフォーム
16.4kWh
ハイブリッド
全負荷
4.0kVA(太陽光が足りないときは最大2.5kVA)約269万円
  • 価格は2026年10月時点の目安です。販売施工店により異なります。
  • 停電時の出力は、メーカーが公表している停電時(自立運転時)の定格出力です。単位はメーカーの表記どおりです。
  • 出力は蓄電池ユニットの最大充放電電力です。16.4kWhは、家庭の電気の使い方によって最大充電電力が4kWになる場合があります(メーカー仕様)。
  • 6.3kWh・12.7kWhと、新しい小型ユニット(6.5kWh・9.7kWh・13.0kWh)は、実勢価格の公開データが少ないため価格の目安を示していません。見積もりで確認してください。

3通りのシステム構成と停電時の給電

マルチ蓄電プラットフォームは、マルチ蓄電パワーコンディショナと蓄電池ユニットを基本に、PVユニット(太陽光用)とトランスユニット(全負荷用)を足すことで3通りに組めます。

この表はマルチ蓄電プラットフォームのシステム構成ごとの違いです。
構成 太陽光発電との関係 停電時の給電
単機能蓄電システム今の太陽光のパワーコンディショナはそのまま。マルチ蓄電パワーコンディショナと蓄電池ユニットを追加する特定負荷型(決めておいた回路だけ・最大2.0kVA)
ハイブリッド蓄電システム太陽光のパワーコンディショナをPVユニットに置き換え、太陽光と蓄電池を1台で制御する。発電が5.6kWを超えた分も蓄電池に貯められる特定負荷型(最大2.0kVA)
全負荷対応型ハイブリッド蓄電システムハイブリッド蓄電システムにトランスユニットを加える全負荷型(200Vを含む家全体・4kVA。太陽光の発電が足りないときは最大2.5kVA)

機器は段階的に足せます。まず単機能蓄電システムとして今の太陽光発電に後付けし、太陽光のパワーコンディショナが故障したときにPVユニットへ置き換えるとハイブリッド蓄電システムに、さらにトランスユニットを追加すると全負荷対応型になります。特定負荷型は停電時に使う回路をあらかじめ配線しておく方式で、切り替わるときに一瞬だけ電気が途切れます(無停電電源装置ではありません)。

蓄電池ユニット8形式の違い(9.8kWhと9.7kWhなど)

蓄電池ユニットは容量の違う8形式があり、組み合わせるマルチ蓄電パワーコンディショナは共通です。2025年からは小型の新ユニットが加わり、同じ容量帯でも形式によって、サイクル期待寿命と夜間に充電できる量が違います。

この表はマルチ蓄電プラットフォームの蓄電池ユニットの主な仕様です。
容量・形式 実効容量 サイクル期待寿命 夜間充電の上限
16.4kWh
KP-BU164-2S
14.8kWh11,000サイクル50%
13.0kWh
KP-BU130C-A
11.6kWh12,000サイクル100%
12.7kWh
KP-BU127-B
11.4kWh12,000サイクル100%
9.8kWh
KP-BU98B-2S
8.8kWh11,000サイクル50%
9.7kWh
KP-BU97C-A
8.7kWh12,000サイクル100%
6.5kWh
KP-BU65B-2S
5.9kWh11,000サイクル50%
6.5kWh
KP-BU65C-A
5.8kWh12,000サイクル100%
6.3kWh
KP-BU63-B
5.7kWh12,000サイクル100%
  • サイクル期待寿命はメーカー所定の条件での期待値で、保証値ではありません。
  • 最大充放電電力は、6.3kWh・6.5kWhが2.5kW、9.7kWh・9.8kWhが4.0kW、12.7kWh・13.0kWhが5.0kW、16.4kWhが5.9kWです(5.0kW・5.9kWの形式は、家庭の電気の使い方によって最大充電電力が4kWになる場合があります)。
  • 夜間充電の上限は、自家消費を優先する「グリーンモード」で夜間に充電するときの設定の上限です。
  • 12.7kWh(KP-BU127-B)と6.3kWh(KP-BU63-B)は屋外設置のみで、ほかの形式は屋外・屋内のどちらにも設置できます。
  • 新しい小型ユニットの発売時期は、6.5kWh(KP-BU65C-A)が2025年8月、9.7kWh(KP-BU97C-A)が2025年12月、13.0kWh(KP-BU130C-A)が2026年3月です。
  • 出典:オムロン ソーシアルソリューションズ「マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ」仕様ページ・カタログ、同社ニュースリリース(2025年11月19日)。2026年10月確認。

朝に使う電気を安い夜間電力でまかないたい家庭では、夜間に100%まで充電できる形式のほうが使いやすくなります。メーカーの導入例でも、9.7kWhを選んだ理由に「深夜に100%充電可能」な点が挙げられています。新しい小型ユニットは、従来の同じ容量帯の形式(6.5kWh・9.7kWhは KP-BU65B-2S・KP-BU98B-2S、13.0kWhは KP-BU127-B)と比べて、6.5kWh・9.7kWhで容積が約27%・設置面積が約14%、13.0kWhで容積が約55%・設置面積が約45%小さくなっています(メーカー公表値)。

代表モデル「マルチ蓄電プラットフォーム(9.8kWh)」のスペック

価格の目安を示している3つの容量のうち、中間の容量にあたる9.8kWh(蓄電池ユニット KP-BU98B-2S)の主な仕様です。

この表はオムロン マルチ蓄電プラットフォーム(9.8kWh)の主な仕様です。
製品名マルチ蓄電プラットフォーム(蓄電池ユニット KP-BU98B-2S)
蓄電容量9.8kWh(実効容量8.8kWh)
価格目安(工事費込み)182万円(18.6万円/kWh)
最大充放電電力4.0kW(KP-BU98B-2S)
停電時の出力特定負荷型 2.0kVA/全負荷対応型 4kVA(太陽光の発電が足りないときは最大2.5kVA)
機器保証15年
容量保証15年後に初期容量の60%以上(システムに搭載の運転モードで使った場合)
サイクル期待寿命約11,000サイクル(保証値ではない)
設置場所蓄電池ユニットは屋外・屋内とも可(パワーコンディショナは屋外)
夜間充電の上限容量の50%(グリーンモード)
HEMS連携ECHONET Lite 対応(マルチ蓄電システム用ゲートウェイ経由)
AIによる充電制御気象情報から夜間の充電量を自動で調整(ネットワーク接続と無料のWEB登録が必要)
現行形式の出荷開始2025年春

価格は、ソーラーパートナーズが公表している2025年1〜12月の成約実績の平均(税込・工事費込み)です。既設設備の状況や施工店によって実際の金額は変わるため、複数社の見積もりで確認するのが確実です。

保証の内容と対象外になるもの

オムロンの長期保証は、保証の申し込みをした製品が対象で、機器ごとに期間が決まっています。期間は系統連系日(わからない場合は引き渡し日)から数え、メーカーの出荷日から15年6か月(10年保証の機器は10年6か月)を超えない範囲です。

この表はオムロン マルチ蓄電プラットフォームの長期保証の期間です。
機器 保証期間
マルチ蓄電パワーコンディショナ・蓄電池ユニット15年
PVユニット・トランスユニット・全負荷用分電盤15年
マルチ蓄電システム用ゲートウェイ・電力計測ユニット(LCD表示部を除く)10年
上記以外の機器1年
  • 容量保証:保証期間内に、蓄電池ユニットの充電できる容量が初期容量の60%を下回った場合に交換します。システムに搭載の運転モード(経済・安心・グリーン)以外で使った場合は、50%を下回るまでが対象です
  • 対象外:天災・水害・地震・火災・雷・塩害などの不可抗力による損傷、設置後の移設による損傷などは保証の対象外です
  • 故障したとき:購入した販売会社に連絡し、保証書を提示します。メーカーへ直接連絡しても保証の受付はされません(販売会社に連絡できない場合を除く)
  • 取り外し・再設置・配線の費用をどちらが負担するかは、販売会社との契約条件によって異なります

自然災害による損傷はメーカーの保証では直せないため、販売施工店の独自保証や住宅の火災保険で補償されるかを、契約前に確認しておくと安心です。

長州産業「スマートPVマルチ」との関係

長州産業の蓄電池「スマートPVマルチ」は、マルチ蓄電プラットフォームと同じ仕組みのシステムです。オムロンの公式資料(グリーンモードへの切り替えの案内)でも、マルチ蓄電プラットフォームと長州産業の「スマートPVマルチ」のハイブリッド蓄電システムが、同じ案内の対象として並べて記載されています。保証の条件は販売するメーカーの保証書で決まるため、どちらで購入する場合も、見積もり価格と保証書の内容をあわせて比べるのが確実です。長州産業の容量別の価格目安は長州産業 スマートPVマルチの価格・カタログ・保証のページで比べられます。

オムロン(オムロン ソーシアルソリューションズ)とは

この表はオムロンの蓄電池事業の概要です。
事業会社オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(オムロングループ)
エネルギー関連の主な製品太陽光発電用パワーコンディショナ、蓄電システム(マルチ蓄電プラットフォーム・トリプル蓄電システムなど)、V2Xシステム
国内シェアの表示「住宅用蓄電池システム 国内シェアNo.1」(富士経済「定置用蓄電池・ESS関連市場の現状と将来展望2025」住宅用蓄電池の日本市場におけるメーカーシェア、システムメーカーの数量ベース・2024年実績。メーカーのカタログの表示)

家庭用蓄電池のシェアは、調査機関や数え方(販売ブランドごとか、システムを製造したメーカーごとか)によって順位が変わります。シェアの順位よりも、容量・システム構成・保証の条件と見積もり価格で比べるのが確実です。

公式情報・一次情報

仕様・保証の条件は変わることがあります。契約前に、最新の内容を公式情報で確認してください。

この表はオムロンの蓄電池関連の公式情報の所在です。
製品ページマルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ(オムロン ソーシアルソリューションズ)
仕様マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ 仕様
長期保証規定マルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ 長期保証規定(PDF)

オムロンの比較検討について

オムロンは、今の太陽光発電に蓄電池を後付けしてから、ハイブリッド・全負荷型へ段階的に広げたい家庭や、屋内にも置ける蓄電池を探している家庭で候補になります。同じ仕組みの長州産業「スマートPVマルチ」や、容量帯の近いシャープ・ニチコンとあわせて見積もりを取ると、価格と保証の条件を比べやすくなります。

家庭用蓄電池を一括見積もりで賢く選ぶ

家庭用蓄電池は同じ機種・同じ容量でも、販売施工店ごとに本体価格・工事費・補助金申請サポートの内容が異なり、総額が変わります。容量・全負荷/特定負荷・既設太陽光との相性などを踏まえて複数社から見積もりを取ると、相場感をつかみながら比較しやすくなります。以下は家庭用蓄電池の見積もり窓口で、いずれも無料で申し込めます。

  • 対応しているメーカーは一括見積もりサイトによって異なり、当サイトでご案内しているメーカーでも見積もりに含まれていない場合があります。ご希望のメーカーが含まれているかは事前に各サイトでご確認ください。
  • 蓄電池の一括見積もり・最大5社

    タイナビ蓄電池

    累計5万人の利用実績がある蓄電池の一括見積もりサイトで、地域に対応した会社から最大5社の見積もりを取れます。蓄電池だけの見積もりと、太陽光パネルとのセットの見積もりを選べます。グリエネで紹介された会社と別の選択肢を検討したいときの2つ目の候補として便利です。

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  • 太陽光・蓄電池をまとめて相談したい方へ

    エコ×エネ

    太陽光発電・蓄電池の一括見積もりサイトです。太陽光発電を導入済みの家庭は卒FIT対策として蓄電池の見積もりを、これから設置する家庭は太陽光と蓄電池をセットで見積もりを依頼できます。

    エコ×エネ公式ページ

  • 東京都・太陽光&蓄電池に特化した専門窓口

    エコエネハウス

    東京都の太陽光・蓄電池に特化した専門窓口です。補助金の申請手続きを専門スタッフがサポートし、東京都と市区町村の補助金を組み合わせた費用の提案を受けられます。無料相談から始められるので、東京都にお住まいで太陽光とあわせて蓄電池を検討している方の選択肢に。対応エリアは東京都が中心です。

    エコエネハウス公式で無料相談

よくある質問(FAQ)

オムロンの蓄電池の価格はいくらですか?
9.8kWhは工事費込み182万円前後(18.6万円/kWh)が目安です。容量とシステムの構成(単機能・ハイブリッド・全負荷対応型ハイブリッド)、設置工事の内容で総額は変わります。ほかの容量の目安はページ内の価格表を参照し、実際の金額は複数の販売施工店の見積もりで確認してください。
9.8kWhと9.7kWhはどう違いますか?
9.8kWh(KP-BU98B-2S)は実効容量8.8kWh・サイクル期待寿命11,000サイクルで、グリーンモードで夜間に充電できるのは容量の50%までです。9.7kWh(KP-BU97C-A・2025年12月発売)は実効容量8.7kWh・12,000サイクルで、夜間も100%まで充電でき、本体の容積は9.8kWhより約27%小さくなっています。どちらも機器保証は15年、容量保証は15年後に初期容量の60%以上です。
全負荷型にできますか?
できます。マルチ蓄電パワーコンディショナにPVユニットとトランスユニットを組み合わせた「全負荷対応型ハイブリッド蓄電システム」にすると、停電時もエアコンやIH調理器など200Vの機器を含めて家全体に給電できます。停電時の出力は4kVAで、夜間や天候で太陽光の発電が足りないときは最大2.5kVAになります。単機能・ハイブリッドの特定負荷型は、停電時にあらかじめ決めておいた回路だけに最大2.0kVAで給電します。
保証は何年ですか?自然災害による故障も対象ですか?
マルチ蓄電パワーコンディショナ・蓄電池ユニット・PVユニット・トランスユニット・全負荷用分電盤は15年、ゲートウェイと電力計測ユニットは10年(LCD表示部を除く)です。蓄電池は、保証期間内に充電できる容量が初期容量の60%を下回ると交換の対象になります。天災・水害・地震・火災・雷・塩害などによる損傷は、オムロンの長期保証の対象外です。
今ある太陽光発電に後付けできますか?
できます。単機能蓄電システムなら、今の太陽光発電のパワーコンディショナはそのままで、マルチ蓄電パワーコンディショナと蓄電池ユニットを追加します。太陽光のパワーコンディショナが故障したときにPVユニットへ置き換えるとハイブリッド蓄電システムになり、さらにトランスユニットを追加すると全負荷対応型にできます。
長州産業のスマートPVマルチとは違う製品ですか?
オムロンの公式資料では、マルチ蓄電プラットフォームと長州産業の「スマートPVマルチ」のハイブリッド蓄電システムが、同じ運転モードの案内の対象として並べて記載されています。保証の条件は販売するメーカーの保証書で決まるため、どちらで購入する場合も、見積もり価格と保証書の内容を比べて選ぶのが確実です。

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