市場に出回る食品に含まれる放射性物質

食品中の放射性物質について

日本の市場に出回る食品中に含まれる放射性物質は、基準値が定められたうえで厳しく管理されています。このページでは、その"基準値"は実際にはどういう数値なのかということと、より安心した食生活を送るためのちょっとした工夫などをご案内しています。

食品中の放射性物質の基準

平成24年度から、放射性物質を含む食品から受ける線量の上限が大幅に引き下げられ、年間5ミリシーベルトから、年間1ミリシーベルトに改定されました。

放射性物質による放射能汚染のページでもご案内したように福島第一原発事故から2年以上が経った今、事故直後に検出された放射性物質の多くは放射性崩壊をし終え、安定した物質に変わっています。そして現在最も気を付けるべきなのは食品中の放射性セシウム、特に半減期が長く、体内で甚大な内部被曝の被害をもたらす可能性のある「セシウム137」であると言えます。

「通常の食生活を送れば、年間線量の上限値を十分に下回る水準」として100ベクレル/kgとされました。これはどの年齢にも適した数値とされます。

市場に出回っている食品を普通に食べていれば年間1ミリシーベルト程度の被曝量に抑えられるということですが、この量は一般公衆の人工放射線量の限度に相当します。これは十分な余裕をもった基準であるとは考えにくいですよね。

とはいえ、放射線の人体への影響が、タバコや食品添加物以上に怖がる必要があるかと言うと、怖がる必要がないように設定されている基準であると考えられます。例えば、喫煙席のあるレストランは使わない、とか、添加物の多く入ったお菓子などは買わずに手作りをしている、というくらいの心がけをしているのと同様に、放射性物質を食品から除去して使ったり、放射性物質を含まない水を利用したりという普段の心がけが定着すると、より安心であることに違いはありません。


環境・健康・美容の改善に、きれいな空気環境をつくりましょう

Google+