プロパンガス節約術|お風呂・給湯器・調理で月3,000円下げる方法
このページの要点
プロパンガス代の家庭内構成は給湯6割・調理2割・暖房2割です。最も効果的なのは給湯(お風呂・シャワー)の見直しで、月1,500〜3,000円・年18,000〜36,000円の削減が現実的です。ただし節約には限界があり、自由料金制ゆえに販売店ごとに数千円の差がある現実を踏まえ、節約+乗換えの併用が最適解です。本ページではガス使用量内訳、お風呂のガス代を下げる5つの方法、給湯器の最適温度、コンロ調理の効率化、季節別対策、節約しても下がらない時の販売店乗換えまでをご案内します。
プロパンガス(LPガス)は都市ガスより熱量あたり64%高い料金水準で、4人世帯なら月15,000円超、年間18万円以上を支出している家庭も珍しくありません。「光熱費を下げたい」と考えたとき、まず検討すべきは日常の使い方の見直しです。給湯器の設定温度・お風呂の入り方・コンロ調理の段取りを変えるだけで、月3,000円・年36,000円の節約は十分現実的です。本ページでは家庭内のガス使用量内訳から、節約効果が大きい順に具体的なテクニックをご案内します。さらに節約しても下がらない場合の最終手段(販売店乗換え)まで段階的に整理しました。
家庭でのプロパンガス使用比率と節約余地
家庭でプロパンガスが使われる用途と、それぞれの消費量の比率は以下のとおりです。節約効果を高めるには、使用量の多い用途から優先して見直すと効率的です。給湯(お風呂・シャワー・台所)が全体の約6割を占めるため、ここで節約できれば大きな削減につながります。
| 用途 | 消費量比率 | 節約余地 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 給湯(お風呂・シャワー・台所) | 約60% | 大(月1,500〜3,000円) | ★☆☆ 易 |
| 調理(コンロ) | 約20% | 中(月500〜1,000円) | ★★☆ 中 |
| 暖房(ファンヒーター・床暖房) | 約15% | 中(月500〜1,500円・冬限定) | ★★☆ 中 |
| その他(衣類乾燥機等) | 約5% | 小 | ★★★ 難 |
- 出典:資源エネルギー庁「家庭部門エネルギー消費実態調査」をもとにLPガス特性で整理。
4人世帯の平均月額15,518円を基準にすると、給湯部分は約9,300円。ここから10〜30%削減できれば、月1,000〜3,000円・年12,000〜36,000円の節約効果が見込めます。以下、用途別に具体的なテクニックをご案内します。
お風呂のガス代を削減する5つの方法
お風呂は家庭内ガス使用の最大費目で、年間ガス代の3〜4割を占めます。月3,000〜5,000円のガス代がお風呂関連に使われている計算です。以下の5つの工夫で月1,000〜2,000円の削減が可能です。
方法1:シャワー時間を1分短縮(月600円削減)
シャワーは1分間に約12L(給湯温度40℃時)のお湯を使い、ガス代換算で1分=約20円。家族4人がそれぞれシャワー時間を1分短縮すれば、1日80円・月2,400円・年29,000円の削減になります。シャワーヘッドを節水タイプに交換すれば追加で20〜30%カット可能です。
方法2:追い焚きより足し湯に(月500〜800円削減)
追い焚きは浴槽全体を温め直すため、お湯を足すより2〜3倍のガスを消費します。30分以上空いてから入浴する場合、追い焚きより熱湯(45℃前後)の足し湯の方が経済的。家族で時間を空けて入る家庭は要注意ポイントです。
方法3:浴槽のフタ・保温シートで保温(月400円削減)
湯張り後すぐに浴槽のフタを閉め、さらに浴槽カバー(保温シート)を浮かべることで、湯温低下を1時間あたり1℃以下に抑えられます。家族の入浴間隔が長い家庭ほど効果大。100均のアルミ保温シートでも実用十分です。
方法4:設定温度を1℃下げる(月200〜400円削減)
給湯器の設定温度を42℃→41℃、41℃→40℃に下げるだけで5〜7%のガス使用量削減。冬場は給水温度との差が大きいため、温度を下げるほど節約効果は大きくなります。お湯張り温度・シャワー温度の両方を見直してください。
方法5:家族の入浴時間をまとめる(月500円削減)
家族がバラバラの時間に入ると、その都度追い焚きまたは保温運転が必要になります。1〜2時間以内に全員が入浴するよう調整するだけで、追い焚き回数を減らせます。共働きで時間を合わせるのが難しい場合、保温シート(方法3)と組み合わせるのが効果的です。
給湯器の設定温度・追い焚きの最適化
給湯器の設定温度は「お湯張り温度」「シャワー温度」「台所温度」の3系統に分かれているケースが多く、それぞれ最適化することで効率良く節約できます。
| 設定対象 | 推奨温度 | 理由 |
|---|---|---|
| お湯張り温度 | 40〜41℃ | 入浴時に「ぬるい」と感じにくい下限。42℃以上は温度差で熱損失が増える |
| シャワー温度 | 39〜40℃ | 体温との差が小さく、長時間使っても寒さを感じにくい |
| 台所温度 | 36〜38℃ | 皿洗いに必要十分。油汚れは40℃以上推奨だが食洗機なら冷水でOK |
追い焚きと保温運転の使い分け
多くの給湯器には「追い焚き」と「保温」の2モードがあります。現在の主要給湯器の標準仕様では、保温は30分・1時間・2時間のタイマーで設定可能。30分以上家族の入浴間隔が空く場合は、保温OFF+必要に応じて追い焚き、の方が経済的です。タイマー保温を使い続けるよりは、毎回追い焚きする運用の方が、家庭によっては月500円程度の差が出ます。
エコジョーズへの交換も検討
給湯器が10年以上使用されている場合、最新のエコジョーズ(潜熱回収型給湯器)への交換でガス使用量を約12%削減できます。本体は工事費込みで25〜35万円ですが、標準型との差額は5万円程度。この差額に対し年12,588〜22,344円の節約効果が見込めるため、2〜4年で投資回収可能です。給湯器の寿命(10〜15年)と合わせた検討が現実的。詳細はプロパン用給湯器の交換費用とエコジョーズでご確認いただけます。
コンロ調理の効率化テクニック
コンロは家庭内ガス使用量の約2割。1回1回の使用時間は短いものの、毎日の積み重ねで月500〜1,000円の節約余地があります。
コンロ調理の節約6テクニック
- 鍋底に合わせた火力:強火で炎が鍋からはみ出すとガスの50%が空中に逃げる。中火が最も熱効率が高い
- フタを使う:水が沸騰するまでの時間を約30%短縮。煮込み料理は特に効果大
- 余熱調理を活用:火を止めた後の鍋の熱で煮込みを継続。パスタ・ゆで卵・煮物は5分早く火を止めて余熱で完成
- 電子レンジ・電気ケトルとの併用:少量の温め・お湯沸かしは電気の方が効率が良いケースも
- 圧力鍋・無水鍋の活用:調理時間を1/3以下に短縮できる
- 食材の常温戻し:冷蔵庫から出してすぐ調理せず、室温に戻してから加熱すると時短
季節別の節約ポイント
冬季(12月〜2月):給水温度との戦い
冬場は給水温度が5〜10℃まで下がるため、40℃のお湯を作るのに必要なガス量は夏場の約2倍。プロパンガスの月額が冬に1.5〜2倍になる主因です。
冬季の節約ポイント
- シャワー時間を1分でも短縮(夏よりさらに効果大)
- 浴槽カバーで保温(湯温低下を1時間1℃以下に)
- 調理時に水ではなくお湯を使う場合、必ずしも節約にならない。冷水を電気ケトルで沸かす方が効率良いケースも
- 暖房はガスファンヒーターよりエアコン暖房+断熱対策の方が経済的なケースが多い
夏季(7月〜9月):シャワー中心で節約
夏は給水温度が25〜28℃まで上昇するため、お湯を作るガス量は冬の半分以下。逆に節約余地が小さい時期でもあります。
夏季の節約ポイント
- 湯張りせずシャワーのみで済ませる(月2,000〜4,000円の節約)
- 給湯器設定温度をやや低めに(35〜38℃でも十分)
- 食洗機は冷水コースを活用
節約しても下がらない時の最終手段:販売店乗換え
上記の節約テクをすべて実践しても、月のガス代が10,000円超のままであれば、現在契約中の販売店の単価が割高な可能性が高いです。プロパンガスは自由料金制で、同じ地域・同じ使用量でも販売店ごとに月2,000〜3,000円の差が出ることが珍しくありません。節約と乗換えの併用が現実的な最適解です。
| 取り組み | 年間削減効果 |
|---|---|
| 節約テクのみ実践 | 年18,000〜36,000円 |
| 販売店乗換えのみ | 年36,000〜60,000円 |
| 節約+乗換え併用 | 年60,000〜90,000円 |
LPガス料金の見直し・乗換えの相談先
LPガス(プロパンガス)は販売店ごとに自由料金で、同じ使用量でも販売店を変えれば月2,000〜3,000円下がる例があります。一括見積サービスを使うと、地域で対応可能な販売店を無料で複数社まとめて比較できます。
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全国対応のLPガス一括見積もり
エネピ(enepi)
全国対応のLPガス一括見積サービス。地域で対応可能な販売店から最短1分で見積を取り寄せ、契約後の単価変動に対する継続フォローも用意されています。地方在住の家庭でも比較対象を確保しやすい構成で、平均で年3〜5万円ともいわれる削減事例があります。
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