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スマートソーラーの蓄電池|スマート蓄電システムⅡ・ハイブリッドシステム-Tの価格と保証

スマートソーラーの家庭用蓄電池は、2025年4月発売の「スマート蓄電システムⅡ」(10.2kWh/15.3kWh)と「ハイブリッドシステム-T」(11.5kWh)の2系統です。どちらもリン酸鉄系リチウムイオン電池・全負荷型・AI機能付きで、メーカーが直接販売しています。保証は標準で製品10年(無償)で、有償の延長により-Tは15年、Ⅱは20年まで延ばせます。

スマートソーラーは、メガソーラーの開発・建設・保守と、住宅用の太陽光発電・蓄電池の販売を手がける会社です(技術研究所は千葉県木更津市)。蓄電池は「スマート蓄電システム」の名前で、販売会社を通さないメーカー直販の形をとっています。ここでは2冊の公式カタログをもとに、2つの系統の違い・価格・保証を整理します。

現行の2系統の違い

どちらも「太陽光発電を設置済みの家庭」向けの商品です。大きな違いは、今ある太陽光発電のパワコン(電気を家庭用に変換する機器)をどう扱うかと、蓄電池の容量です。

この表はスマートソーラーの現行の蓄電システム2系統の構成と使い方です。
系統 蓄電池(初期実効容量) 使い方
スマート蓄電システムⅡ
(2025年4月発売)
スマート蓄電-TH
10.2kWh(8.6kWh)/15.3kWh(13.1kWh)
1台のマルチパワーコンディショナで、既設の太陽光パワコンを残して蓄電池だけを足す「単機能型」と、既設のパワコンを外して1台にまとめる「ハイブリッド型」のどちらでも使える
ハイブリッドシステム-T スマート蓄電-T
11.5kWh(9.5kWh)
ハイブリッドPCSで、太陽光発電と蓄電池のパワコンを1台にまとめる
  • 初期実効容量(実際に使える容量)は、スマート蓄電システムⅡが JIS C 4413、ハイブリッドシステム-Tが JEM 1511 による値です
  • 製品ページには単機能用のスマート蓄電-S(11.8kWh)も掲載されていますが、公式サイトでダウンロードできる現在のカタログには載っていません
この表はスマートソーラーの容量別ラインナップ一覧です。
容量・モデルタイプ停電時の出力価格目安(工事費込み)
ハイブリッドシステム-T
11.5kWh
ハイブリッド
全負荷
3.0kW(太陽光の発電中は4.2kW)約180万円
スマート蓄電システムⅡ
10.2kWh
ハイブリッド
全負荷
5.5kVA(蓄電池からの充放電は最大3kW)要見積り
スマート蓄電システムⅡ
15.3kWh
ハイブリッド
全負荷
5.5kVA(蓄電池からの充放電は最大3kW)要見積り
  • 価格は2026年10月時点の目安です。販売施工店により異なります。
  • 停電時の出力は、メーカーが公表している停電時(自立運転時)の定格出力です。単位はメーカーの表記どおりです。

ハイブリッドシステム-T(11.5kWh)の価格

スマートソーラーは公式サイトに価格を載せていません。ハイブリッドシステム-Tは、メーカー希望小売価格と販売店の価格が公開されており、工事費込みで170万円台〜185万円前後です。当サイトでは180万円(kWh単価15.7万円/kWh)を目安にしています。

この表はハイブリッドシステム-T(11.5kWh)の価格の目安です。
価格の種類 金額
メーカー希望小売価格(標準設置工事費込み) 税別167万8,000円(税込184万5,800円)
販売店の工事費込みの価格 170万円台
  • メーカー希望小売価格は、エネタウン(2024年10月11日更新)の記載と、グリエネの解説記事に載っている機器ごとの価格・標準設置工事費の合計が一致しています。販売店の価格はエコ発電本舗の公開価格です(いずれも2026年10月確認)
  • 延長配線など現地の条件で工事費は変わります。スマート蓄電システムⅡは価格の公表・相場の情報が見つからないため、見積もりで確認してください

スマート蓄電システムⅡ(10.2/15.3kWh)の特長

2025年4月に発売された新しい系統です。カタログでは次の点を特長に挙げています。

  • 容量は10.2kWh(初期実効8.6kWh)と15.3kWh(同13.1kWh)の2種類
  • 蓄電池ユニットの厚さは18cmで、従来品より約10%薄い
  • 加温の仕組みで、蓄電池の充放電は-25℃〜54℃の環境に対応(寒冷地にも設置できる)
  • 標準で耐塩害仕様(海岸から300m以上の場所に設置できる)
  • 停電時は自動で自立運転に切り替わり、家じゅうのコンセントで100V/200Vの電気を使える(全負荷型)
  • AI(スマートAI-Ⅱ)が電気の使い方と太陽光の発電を学習し、夜間の充電量を自動で決める

2系統の主なスペック

この表はスマート蓄電システムⅡとハイブリッドシステム-Tの主なスペックを比べたものです(公式カタログの値)。
項目 スマート蓄電システムⅡ ハイブリッドシステム-T
電池の種類 リン酸鉄系リチウムイオン電池 リン酸鉄系リチウムイオン電池
蓄電容量(初期実効容量) 10.2kWh(8.6kWh)
15.3kWh(13.1kWh)
11.5kWh(9.5kWh)
停電時の出力 蓄電池の充放電は最大3kW(マルチパワーコンディショナの自立出力は5.5kVA) 3.0kW(太陽光が発電している間は太陽光と蓄電池で4.2kW)
停電時に使えるコンセント 全負荷型(100V/200V) 全負荷型(200V対応)
設置場所(蓄電池) 屋外(屋内も可) 塩害地域を含む屋内外(重塩害地域の屋外は専用カバーが必要)
使用温度(蓄電池) 充電・放電とも -25〜54℃ 充電 0〜45℃/放電 -10〜45℃
外形寸法・質量(蓄電池) 10.2kWh:680×1,070×180mm・約113.5kg
15.3kWh:680×1,450×180mm・約161.5kg
770×942×280mm・約151kg
サイクル寿命 12,000サイクル以上(期待寿命・保証値ではない) 12,000サイクル以上(期待寿命・保証値ではない)

保証の内容

標準(無償)の製品保証はどちらも10年です。延長できる年数と、無償で付く補償の中身が系統で違います。延長の保証は、どちらも購入時に申し込む必要があり、後からは申し込めません。

この表はスマートソーラーの蓄電システムの保証内容です(公式カタログの内容)。
項目 スマート蓄電システムⅡ ハイブリッドシステム-T
標準(無償) 製品保証10年・施工保証10年 製品保証10年・自然災害補償10年
有償の延長 トータル延長保証 16万8,000円(税込18万4,800円):製品・施工保証20年、自然災害補償10年、修理交換の工事費・送料20年、会社が倒産した場合のバックアップ保証20年 製品保証15年(5年延長)4万2,000円(税込4万6,200円)
蓄電池の容量 初期の充電可能容量が60%未満で交換(延長保証は55%未満) 初期の充電可能容量が60%未満で交換(15年保証は50%未満)
  • 自然災害補償は、地震(地震による火災などを含む)・津波・噴火を対象外としています。火災保険で補償される場合は火災保険が優先されます
  • ハイブリッドシステム-TのスマートAIの保証期間は1年です
  • 太陽光パネルのメーカーの保証内容によっては、この蓄電池の設置でパネル側の保証が切れる場合があります(カタログの注意書き)。設置前に太陽光パネルのメーカーへ確認してください

AI機能と運転モード

どちらの系統にも、電気の使い方を学習するAI機能が付いています。カタログで説明されている内容は次のとおりです。

  • AIが家庭の電力消費パターンと太陽光の発電パターンを学習し、夜間の充電量を自動で決める(AIによる充電は夜間の時間帯)
  • 運転モードは「自家消費」「売電」「災害対策」「自立運転」の4つ。台風・暴風雨などの警報を受けると自動で災害対策モードに切り替わり、蓄電池に充電する
  • 専用アプリで、発電・買電・売電・消費・蓄電の電力量を確認できる。機器に異常があるとエラーコードが表示される

買い方と注意点

  • メーカーが直接販売しており、工事はスマートソーラーの施工ID認定施工店が行う
  • 国の補助金(SII)の申請書類には、パッケージ型式(スマート蓄電システムⅡは SMP5510TA/SMP5515TA)を記入する
  • 寒冷地や海岸の近くでは、設置できる場所(屋外か屋内か)が地域で決まる。公式サイトで地域を検索できる

スマートソーラーの比較検討について

スマートソーラーは、太陽光発電をすでに設置していて、全負荷型の大きめの容量を選びたい家庭で候補になります。メーカー直販のため、一括見積もりサイトで扱っていない場合があります。容量帯の近い長州産業・オムロン・ニチコンなどとあわせて見積もりを取ると、価格と保証の条件を比べやすくなります。

家庭用蓄電池を一括見積もりで賢く選ぶ

家庭用蓄電池は同じ機種・同じ容量でも、販売施工店ごとに本体価格・工事費・補助金申請サポートの内容が異なり、総額が変わります。容量・全負荷/特定負荷・既設太陽光との相性などを踏まえて複数社から見積もりを取ると、相場感をつかみながら比較しやすくなります。以下は家庭用蓄電池の見積もり窓口で、いずれも無料で申し込めます。

  • 対応しているメーカーは一括見積もりサイトによって異なり、当サイトでご案内しているメーカーでも見積もりに含まれていない場合があります。ご希望のメーカーが含まれているかは事前に各サイトでご確認ください。
  • 蓄電池の一括見積もり・最大5社

    タイナビ蓄電池

    累計5万人の利用実績がある蓄電池の一括見積もりサイトで、地域に対応した会社から最大5社の見積もりを取れます。蓄電池だけの見積もりと、太陽光パネルとのセットの見積もりを選べます。グリエネで紹介された会社と別の選択肢を検討したいときの2つ目の候補として便利です。

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  • 太陽光・蓄電池をまとめて相談したい方へ

    エコ×エネ

    太陽光発電・蓄電池の一括見積もりサイトです。太陽光発電を導入済みの家庭は卒FIT対策として蓄電池の見積もりを、これから設置する家庭は太陽光と蓄電池をセットで見積もりを依頼できます。

    エコ×エネ公式ページ

  • 東京都・太陽光&蓄電池に特化した専門窓口

    エコエネハウス

    東京都の太陽光・蓄電池に特化した専門窓口です。補助金の申請手続きを専門スタッフがサポートし、東京都と市区町村の補助金を組み合わせた費用の提案を受けられます。無料相談から始められるので、東京都にお住まいで太陽光とあわせて蓄電池を検討している方の選択肢に。対応エリアは東京都が中心です。

    エコエネハウス公式で無料相談

よくある質問(FAQ)

スマートソーラーの蓄電池の現行機種は?
2025年4月発売のスマート蓄電システムⅡ(10.2kWh/15.3kWh)と、ハイブリッドシステム-T(11.5kWh)の2系統です。どちらもリン酸鉄系リチウムイオン電池・全負荷型・AI機能付きです。製品ページには単機能用のスマート蓄電-S(11.8kWh)も掲載されていますが、現在のカタログには載っていません。
価格はいくらですか?
ハイブリッドシステム-T(11.5kWh)は、メーカー希望小売価格が標準設置工事費込みで税込184万5,800円、販売店の工事費込みの価格は170万円台です。スマート蓄電システムⅡは価格が公表されていないため、見積もりで確認する必要があります。スマートソーラーの公式サイトには価格の掲載がありません。
保証は何年ですか?
標準(無償)は製品保証10年です。ハイブリッドシステム-Tは自然災害補償10年も無償で付き、有償オプション(税込4万6,200円)で製品保証を15年にできます。スマート蓄電システムⅡは施工保証10年が付き、有償のトータル延長保証(税込18万4,800円)で製品・施工保証を20年にし、自然災害補償10年も付けられます。延長はどちらも購入時の申し込みが必要です。
停電時はどこまで使えますか?
どちらも全負荷型で、停電時は家じゅうのコンセントに電気を送れます。ハイブリッドシステム-Tの自立運転の出力は3.0kW(太陽光が発電している間は太陽光と蓄電池で4.2kW)で、200Vの機器にも対応します。スマート蓄電システムⅡは100V/200Vに対応し、蓄電池からの充放電は最大3kWです。
サイクル寿命は何回ですか?
どちらのカタログも「充放電寿命は12,000サイクル以上」としています。これは期待寿命で、保証値ではありません。蓄電池の容量の保証は、初期の充電可能容量が60%未満になった場合に交換する内容です(有償の延長保証では、ハイブリッドシステム-Tが50%未満、スマート蓄電システムⅡが55%未満)。

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