ソーラーフロンティアがインドの太陽光発電プロジェクトに100MWのCIS太陽電池供給

日本のソーラーフロンティア株式会社とインドWelspun Renewables Energy社が、合計で100MWになるCIS薄膜太陽電池モジュールの供給契約を提携した事を発表しました。この契約に則り、Welspun Renewables Energy社がインドの複数の州で建設予定の太陽光発電所に、ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池モジュールが納入されます。各プロジェクトについてWelspun Renewables Energy社は、各州政府との電力売買契約を締結しています。

Welspun Renewables Energy社は、再生可能エネルギーの活用を積極的に推進しているインド有数の太陽光発電会社です。インド国内のほとんど全ての州に事業を展開することで、1GW超の太陽光と風力発電施設の稼働を2015年度内に目指しています。
ソーラーフロンティア社製のCIS薄膜太陽電池は、高温時のロスが少なく、太陽光に当てると出力がアップするという特性を持っています。このため、実際の使用環境では、従来型の結晶シリコン系太陽電池に比較して、高い発電量を誇っており、インドの様な環境では特にこの特性が有効に働くと見込んでいます。

参考

インドの太陽光発電デベロッパー「Welspun Energy」に見る”熱意”

Welspun Energyはインド中央部のチャッティスガル(Chattisgarh)に100MWのメガソーラーを建設する契約を取り結びました。
チャッティスガル政府が政府が土地の確保や登録などに協力し、2015年までに稼働を開始するとのことです。

今後3年のうちに太陽光・風力合わせて1.7GWのプロジェクトの計画が既にあるということです。

これまでに決まっているWelspunのメガソーラープロジェクトの一部

  • Madhya Pradesh(125MW)
  • Chhattisgarh(100MW)
  • Andhra Pradesh(100MW)
  • Rajasthan(50MW)

プレスリリースの内容が日本の企業のように業務的な内容だけでなく、
「今日のインドはまさに日が昇る国です。発展の過程の、次期段階に入ろうとしています。(…)再生可能エネルギーの中でも太陽光発電はゲームを変えることとなります。」

というように、企業と国の有望性について熱意に満ちた内容の文章をいちいち付け足しているところが、お国柄の違いなんだなぁと感じます。

インドには合計605MW、世界最大級のソーラーパーク建設の話題などもあり、重要な太陽光発電市場であることは疑いないですね。