ソーラーフロンティア、フレキシブルな軽量パネルを公開、2020年までに製品化目標

ソーラーフロンティアは太陽光発電の展示会「PV Japan 2015」において厚さ1.5mmのフレキシブルCIS太陽電池モジュールを発表しました。
通常ガラスが使用される基盤およびカバーを金属薄板と樹脂フィルムカバーに置き換えたことで既存モジュールの3分の1という軽量化を達成。
効率は明らかにはしていませんが、本来パネルが載せられなかった場所、例えば平らでない屋根に沿った設置なども可能にすることで利用用途にも広がりが期待されます。建材一体型としての製品化も検討しているということです。

樹脂フィルムの耐久性の検証を含め2〜3年の実験期間の後2020年を目標に製品化を進めていくそうです。


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サンパワーの効率21.2%「Xシリーズ」ついに日本上陸!

米パネルメーカーサンパワーは日本で産業用に向けたソーラーパネル「Xシリーズ」を販売開始する予定を明かしました。

注目はなんといっても21.2%という高効率で、日本で販売されるパネルの中では最高効率を達成する予定です。

これまで日本市場では東芝サンパワー社から高効率パネルEシリーズの「E20」(効率20%台のもの)を独占的にOEM契約することで、「東芝」として日本最高効率パネルブランドを銘打っていましたが、当の製造元であるサンパワー社も産業用を中心に日本で直接的な販売網を着々と広げてきました。

今回、東京ビッグサイトで行われた「PV Japan 2015」で日本上陸した「X21」シリーズは、実は米国本土では長らく販売されてきていたものの日本市場での販売網は確立されていませんでした。東芝からOEM販売されているパネルは住宅用をメインにしていますが、これよりもひと回り大きいことから産業用に絞った販売網の確立を計画しており、当面は東芝も住宅用に限って日本最高効率を名乗って入られそうです。


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