EVをワイヤレスで充電

宇宙に巨大な太陽光パネルを設置し、レーザービームまたはマイクロ波で地上に送るという実験が行われているニュースを以前お届けしました。

三菱重工業は、同様にマイクロ波を使い、EV/PHEVをワイヤレスで充電する技術を開発中だそうです。

現在、電磁誘導方式や磁気共鳴方式といった複数のワイヤレス充電方式の開発も進んでいますが、マイクロ波の特徴はこの2方式と比べ、システム費が安価であるということ。
一方課題は送受電効率がまだ低いという事で、電磁誘導方式・磁気共鳴方式が80~90%であるのに対し、三菱重工業のマイクロ波方式は装置の損失を含めて68%の効率にとどまっている。これを80%近くまで高めることが目標なのだそう。

EVの普及が進まない原因の一つとして充電インフラが限定されていることが挙げられますが、ワイヤレス充電の技術はこれの打開策として期待されています。
三菱重工業以外にもEVのワイヤレス充電の開発は、ボルボトヨタといったメーカーでも行われています。