中国「ソプレイエナジー」も、債務不履行

中国大手のパネルメーカーサンテックパワーが2013年に破産したのに続き、今年6月には中堅のチャオリソーラーが破産今度はソプレイエナジー(索日新能源公司)の債務不履行(デフォルト)が明らかとなったようです。

浙江東方集団(アパレル販売・不動産事業など)によって明らかにされた債務不履行の金額は3億8800万人民元(約68億円)分ということ。
先立つチャリオソーラーは債務不履行発覚後約3か月で倒産手続きに入っているということで、今後の成り行きに目を見張りたいところ。

なお名古屋に本社を持つソプレイソーラー株式会社は同報道には関係ないということ。

参考

上海チャオリソーラーも、破産

サンテックパワーが破産したのは1年と少し前。
今度は、上海に拠点を持つ中堅的なパネルメーカーチャオリソーラー(上海超日太陽能科技/CHAORISOLAR)が破産手続きに入ると発表。

今年3月の時点で中国の社債市場で利払い不履行に陥った際には「再生に向け中央政府支援のもと協議を進めております」としており、パネル製造およびアフターサービスの提供も継続して行うとしていました。
4月に取引先から申請があった破産手続きが今月26日に認められた形になり、裁判所が指定した弁護士事務所と会計事務所によって債務の整理が行われるということ。

参考

サンテック破産!

新華社電によると、中国江蘇省無錫市の中級人民法院(地裁)は20日、太陽電池中国最大手の尚徳太陽能電力(サンテックパワー)の破産手続きを開始することを決定した。過剰供給に伴う市況の悪化や中国製太陽電池パネルに対する米国の反ダンピング(不当廉売)関税導入などを受け、同社の経営は急速に悪化していた。

 同社のキング最高経営責任者(CEO)は声明で、「再建計画は評価作業中だが、顧客には引き続き高品質の製品を供給する」と強調。今後は地元当局主導による再建が図られる見通し。

 同社は、施正栄前会長兼CEOが2001年に創業。06年には施氏が中国の富豪ランキング首位になるなど急成長した。しかし、市況の悪化に伴い、12年3月末の負債は35億7500万ドル(約3400億円)まで増加していた。(朝日新聞)

地元や国の支援もむなしく、破産は免れられなかったようですね。

しかし、サンテックが今までの優位性をずっと保つ事はできないというのは予想されていた事で、GTMリサーチの「2015年の上位9位メーカー」からも漏れ落ちています。

これによって市場の価格はどのように動くかも見どころです。
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