ドイツのソーラーパネル泥棒が急増、今年すでに14件

太陽光成熟国ドイツ東部のブランデンブルク州では、産業用太陽光発電施設からソーラーパネルを盗まれる事件が今年多発しているのだそう。
例年、年間16件程度なのに対し今年は半年で既に14件。

130枚分のパネルが持ち去られた事件もありました。この施設では盗難予防のねじを使用していたにもかかわらず盗まれたため、現在は警備員が巡回しているのだそう。
盗まれたパネルのスペックは公表されていませんが、仮に産業用の一枚250Wのパネルなら32kW分。ソーラーフロンティアのように低出力の165Wのようなパネルでも21.5kW分。

盗まれたパネルは、東欧地域で売りさばかれるんですって。

日本のパネル価格はまだまだ海外と比較して高い?

太陽光発電市場のリサーチ会社solarbuzzが、2013年第1四半期の市場分析を発表していたのでご紹介します。
それによると、

  • 上位20メーカーが占める割合が増加(昨年同期58%から70%に増加)
  • 中国のPVモジュールメーカーが積極的に海外市場を狙って展開
  • 世界全体の過去1年間のモジュール供給量では、中国のティア1メーカー上位10社で41%を占める
  • 中国の競争力は地域によって差があり、米国・日本では国内メーカーが強く、欧州・新興国・オーストラリア・中国では中国メーカーが優勢
  • パネル価格の水準は地域差があり、今期のティア1メーカー上位20社の平均販売価格は$0.76/Wで安定化。その理由として、市場価格が高い日本での需要増大が、全体の平均価格の下落を抑えたことが考えられる

日本のパネル価格は、世界と比較してまだまだ高いんですね。
生産拠点を海外に移すなどの動きも顕著な日本の太陽光パネルメーカー。
価格下落の伸びしろはまだまだありそうです。

太陽光パネルの価格については、毎月更新の「太陽光パネル価格比較」をご確認ください。