ペルーのメガソーラー(40MW)・81%のプロジェクト権売却

スペインのメジャー太陽光発電企業2社(Gestamp SolarとSOLARPACK)で開発されたペルーのTacnaとPanamericana(SOLARPACKの発表ではMoquenguaになっていますが)のプロジェクト合計40MWがの権利81%が、中南米を中心に投資を行う2つの企業に売却されました。

ひとつはNYに拠点を構え、主にラテンアメリカ、カリブ地域のインフラ、エネルギー開発に的を絞った投資を行っている”Conduit Capital Partners“。水力やディーゼルなどさまざまなエネルギー事業に関わってきましたが、太陽光事業は今回が初めてのようです。

もう一つは”CAF“。1970年に設立され、ラテンアメリカとカリブ海の16国に加えてスペインとポルトガル、14の個人銀行からなる開発銀行です。

ラテンアメリカは同語圏であるスペインをはじめとして、中国なども進出する太陽光発電の有望市場ですが、デベロッパーに限らず各方面の企業から注目を集めているのですね!

参照元

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ペルーに相次ぐメガソーラー建設・40MW級が2つ完成

ペルーは去年あたりから大規模なメガソーラーの建設ラッシュだったのですね!それらがどんどん完成していき、系統供給を始めています。

今月29日には、ペルーのアレキパ地方のMajesとLa Joyaの2地域に合計44MWのメガソーラーが完成しました。
スペインの大手太陽光発電企業T-Solarが事業主となり、2010年に交わされた20年のアレキパ地方での発電事業の契約に則っての建設でした。

パネルはT-Solarの薄膜型アモルファスシリコンパネル。44MW年間80GW分の発電量が得られるとのことです。
日本では1kW当たり年間1000kWh。
ペルーでは1kW当たり1800kWhもの発電量が得られるのですね!

ちなみに日本の標高と同じくらい(10m以下)のドバイでは、日照時間1.77倍で約1700kWhの年間発電量が得られているのに対し、アレキパ地方(1500~2000m)ではドバイと日照時間は大して変わらないか少し少ないくらいなのに、1800kWhの発電量が得られているという事は、標高が高いところだと太陽との距離が多少近くなり、より太陽光発電に適しているということになりますね!
参照サイト

ちなみに年間80GWの発電量は8万人分の電力消費を賄えるという計算だそうです。
日本では年間1人約1437kWhの電力を使いますが(電気代で月2,400円程度)、上記の計算だとペルーは一人年間1000kWhの電力消費量(家庭内)という事になります。

参考記事

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ペルーには今月中旬にも、同規模の太陽光発電所が完成しています。
T-Solarと同じくスペインの施工会社、Solarpackと、Gestamp Solar S.A.に加え、地元の施工会社が関わり、2010年から建設を始めていたプロジェクトだそうです。
ペルー南部のタクナ(Tacna)とモケグア(Moquegua)の2県にそれぞれ20MWずつ。モジュールは中国のインリーグリーンソーラーのものです。

参考記事

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Solarpackはもう一つ、モケグア(Moquegua)に近い場所に16MWのプロジェクトの依頼も受けており、これは2014年完成の予定です。
参考記事