スマートフォンよりも薄い!ソーラーフロンティアの新製品「Solacis neo」

ソーラーフロンティアから新製品「Solacis neoソラシス・ネオ)」が発表されました。

ソーラーフロンティアは、シリコン系と比べて安価なCIS太陽電池が売りです。
今までパネルサイズのバリエーションはシンプルに1種類で、効率をどんどん上げていくことでより安価により高性能なパネルを提供してきました。

しかし一つだけネックだったのが、パネルの重さ。
例えば世界最高効率の東芝製パネルと比べると、1枚あたりの重さで1.3倍もありました。
屋根への負担を気にして設置を踏みとどまった方も多いかもしれません。
ソーラーパネルのサイズ・重量比較

今回このデメリットを解消すべく発表されたのがこの新製品「Solacis neo(ソラシス・ネオ)」。重さにして40%軽減されたことで、上記の東芝製パネルよりも面積当たりの重量が軽くなります。
気になる性能ですが、95W~100Wが予定されており、効率に換算すると12.1%~12.7%。

神奈川県の再生可能エネルギー事業が下方修正を余儀なくされたというニュースもお伝えしましたが、「薄膜型の開発が進まず、重さがネックになっていた」ということで、この新製品がもしかしたが打開策となるかもしれませんね。

2013年10月から生産開始、11月から出荷予定だそうです。