エージー・ジャパン、産業用に売電の保証を開始

当サイトでも紹介しています千葉県松戸市に本社を構える「エージー・ジャパン」は「関東実績No.1」を謳い、太陽光発電の施工店に関する記事でもよく取り上げられている優良太陽光発電業者の一つです。
太陽光発電施工業者「エージ―ジャパン」について

相原 英二社長率いるエージー・ジャパンが、4月から産業用の太陽光発電設備の保証メニューを拡充するそう。
内容としては、落雷や火災などの災害で設備が壊れて発電不能になった場合の不能期間分の売電利益相当額を給付するというもの。

売電事業を行いたい人にとって、なにより発電量の低下は収入に響きます。

産業用の太陽光発電の始め方について、くわいくはこちらをご覧ください。

パネルメーカーの保証内容比較はこちら

経済産業省、売電価格にかかわる「設備利用率」を引き上げる方針

来年の売電価格の決定に関わるニュースです。

経済産業省は、「太陽光発電の”設備利用率”を引き上げるべきだ」、という報告をしました。

設備利用率とは」のページでこの言葉の定義についてはくわしくご案内していますが、要するにこれを引き上げるという事は、太陽光発電の収益性をより大きく評価する、ということ。

今までは12%とされていた設備利用率でした。
つまり1kWの容量のシステムで、年間1050kWhの発電量が得られる計算になります。[365(日)×24(時間)×12(%)]
これが13%に引き上げられると、年間約1140kWh/kWの発電量が得られるということになります。

そして平成25年度の売電価格は、10kW以上の設備で36円(税抜)ですが、単純に計算して1kWのシステムからは1,050(kWh)×36(円)=37,800(円)が得られることになります。

しかし、設備利用率13%が採用されれば来年度の価格決定もこれに基づいて行われます。
つまり、売電価格33円[37,800(円)÷1140(kWh)]に下げても、今年度と同じだけ収益が得られるよね、ということになります。
実際はこの1年間で下がったシステム価格もふまえて、33円よりさらに安い価格に設定されると予想されます。

とはいえ、実際に稼働している太陽光発電設備の運用データ(「太陽光発電の実際の稼働率は?」の項を参照)を見ていても、登録している設備での平均的な設備利用率が14.8%、多いもので20%もの設備利用率が得られる例もあり、この引き上げ案の妥当性は十分あると考えられます。

参考

太陽光発電の補助金が今年度で終了!「設置費用への影響は?」

経済産業省資源エネルギー庁が住宅用の太陽光発電の補助金を今年度で廃止すると発表しました。
補助金申込書の受付は、2013年度末(2014年3月31日)に受け付けを終了するとされていますが、予算残額を超過すると明らかになった場合はこれより前に修了する可能性もあるということ。どの時点で終了するか予想できないそうです。

とはいっても今年度の補助金額は、1kWあたり15,000円ないし20,000円。
この程度の金額なら施工店の値下げ次第でどうにでもなる範囲です。

先月(10月)から今月(11月)の価格相場を比べてみると、ほぼ変わらない施工店がほとんどで、値下げ競争は一旦落ち着いている印象を受けます。

補助金が実際に修了となった時点で「補助金相当の値下げをします!」という売り文句は効き目が高そうなので、それまで業者側も価格を据え置くところが多くなるところが予想できます。

逆に今の時期は「補助金が終了する前に!」の文句に負けず、しっかり相見積もり・一括見積で各業者のサービス内容、価格を比較して信頼のおける業者に頼めるよう心掛けることが大切に感じます。
当サイトでは太陽光発電・施工業者の選び方をご案内しています。

参考

米国のCO2排出量が最低水準に、石炭から風力などへのシフトがカギ

米エネルギー情報局(EIA)は、2012年におけるアメリカの二酸化炭素排出量が、1994年以来の最低水準まで下がったと発表をしました。

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2012年はGDPも増加、人口規模も拡大しているにもかかわらず、昨年に引き続きCO2排出量は減少。
2008年および2009年は、2008年のリーマンショックによる経済の低迷が影響してCO2排出量も低下しているものの、2012年は2009年と比べても低い水準になっています。

この背景としていくつかの理由が挙げられています。

  1. 2012年初めの暖冬による住宅用の暖房設備に係る電力が低下した
  2. 燃費の良い車への買い替え
  3. 米国内で製造する代わりに製品の輸入が増えた(CO2排出量が国外に移出)
  4. 石炭消費が激減、天然ガスと風力がそれに代わる

この中でも4番の石炭による火力発電の減少が大きく影響を与えていると言います。

参考

CISの実発電の高さがまた証明されています

目新しい話ではありませんが、とりあえず。
北陸を拠点にする太陽光発電業者グリーン電源株式会社は、自社で建設した実験施設に種類の違う太陽光パネルを並べて発電量の差を実証実験し、その結果を開示しています。

当サイトでは実発電量について、SBエナジー、EBLソラ―ポート、植松グループの3社がそれぞれ行っている「メーカー別の実発電量比較実験の結果」をまとめてご案内しており、既にこれらの実験からも明らかになってきている事実がさらに裏付けられた程度の情報しか得られませんが、各種類のパネル100kWずつ、合計で400kWという規模の比較的大きい実験であるだけに、その信憑性はより高まっているとも考えられます。

結論だけ言いますと、CIS太陽電池(おそらくソーラーフロンティア製)の発電量は、単結晶・多結晶のシリコン系パネルと比べ、実発電量が多い!
ということがわかります。

より詳しい比較情報につては「発電量比較ページ」をご確認ください。

【6月1日更新・価格比較!】脱落メーカーも見えてきたか?

毎月更新の太陽光パネルメーカー別価格比較、6月になり、各社価格もさらに下げてきました。
今月も、格安で太陽光パネルを販売する、10社以上のネット販売・施工業者のネット表示価格を調査し、比較表にまとめています。

価格の更新があったのは、人気メーカーのソーラーフロンティア東芝パナソニック三菱
逆にサンテックや、シャープなどは、取扱いを辞めた、もしくはサイト上に表示を辞めたところも多く、需要が高くない事が垣間見えます。
シャープは6月に新製品「NQ-198AC」の販売開始も発表されていて、早くもこのパネルを掲載しているサイトもありましたが、販売価格が現在多く出回っている「NQ-195AA」の最安値には到底及ばず、新製品投入のインパクトも薄いと感じました。
業者としては、人気の薄まる旧型モデルを早くさばきたいという気持ちが大きいですから、「NQ-198AC」が「NQ-195AA」同等の価格まで落ちるのはまだまだかかりそうです。

メーカー別最安値価格比較表
費用対効果シミューレーションページ

マンションオーナーの方に向けたコンテンツ追加

当太陽光発電総合情報サイトにおいて、マンション経営者に向けた新コンテンツを追加しましたのでご案内します。
「太陽光発電をマンション・アパート・ビルの屋上で」

環境対策、災害対策だけでなく、利率の高さにも注目される太陽光発電。
影の当たらない理想的な屋根の物件をお持ちのあなたに、初期費用のことから、配線に関してまで、マンションで太陽光発電を始めるための情報が満載です。ぜひご利用ください。

来年度は補助金も廃止・10年後買い取り期間が終わった後は?

家電Watchの記事が興味深かったのでご紹介します。

太陽光発電の今後について、太陽光発電の補助金の申請さきでもある一般社団法人 太陽光発電協会(JPEA)の事務局長、茅岡日佐雄さんへのインタビューの内容が掲載されています。

内容を大まかにまとめてみます。

  1. 太陽光発電の買取価格売電価格)は基本的には下がっていくが、導入価格に沿って金額は決められるため、昨年、今年を比べて大きな損得は無い
  2. 日本は住宅向け太陽光発電で“世界一”だが、導入量が増え、システム価格も低下するにつれて補助金の役割は薄まり、来年度は補助金は無くなる可能性が大きい
  3. 売電期間が終了する頃には電力自由化が完了している予定(政府の目途は2016年)で、現在のように売電先の選択肢が無い状態に比べ、買取価格にも市場原理が働く場合が大きい

3については、当サイトの特集でも「売電期間が終わったら?」でもご案内しましたが、欠けていた視点だったので、読んでいて面白いと思いました。

補助金が廃止される可能性も考えて、今年中には設置できると理想的なのだとか。

茅岡さんが最後に指摘しているのが、営業担当者の勧められるまま、相見積もりなどせずに決めてしまうパターン。
高い買い物であるだけに複数業者からベストを見極める事が重要であるということですね。

費用対効果・売電収益シミュレーション
メーカー別最安値・相場比較表
太陽光発電は元が取れる?損得事情を徹底検証(2015-2016年版)

ビッグカメラが太陽光発電を販売しているようですが、、、

今ではビッグカメラまでもが太陽光発電を販売するようになっているのですね!
オール電化との組み合わせ販売に力を入れている模様です。

しかし、例で出されている価格があまりにも高くてびっくりしてしまいました。
パネルはシャープの「ND163AW」2.93kWで1,740,000円と、キロワット換算59万円を超えています。補助金さえもらえない高額ですね。

様々な販売店が出てきていますが、価格の相場感覚は常に持っておいた方がいいかと思います。
価格○ムでさえ太陽光発電の価格については、”一括見積もり”の案内しか行っていません。
価格について何も知識が無いまま施工店に見積もり依頼をしてしまうのは価格交渉で優位に立てない場合もあります。

当サイトの「メーカー別価格比較表」および「費用対効果確認表」をご参照になって、

福島県の方は楽天ソーラーで!(そうでない人も)「福島実証モデル事業」について

福島県が「平成24年度住宅用太陽光発電高度普及促進復興対策事業」(福島実証モデル事業)として楽天ソーラーを採択したというニュースを以前お届けしましたが、楽天がモニター募集を始めました!

この事業は福島県限定で95件の先着となり、募集をすでに始めています。

事業の内容としては、

企業が節電努力によって削減できた分の費用を支援金として提供。

負担金が軽くなり、安価に太陽光発電の設置が可能になる

設置されたシステムで発電した発電量を「グリーン電力証書」として企業に提供

企業の環境貢献のPRとして利用される

というもの。

実際にどれくらいの金額の補助が受けられるのかは記載がありませんが、興味のある方はモニターに申し込んで、詳細を直接確認してみてくださいね。
楽天ソーラーのホームページから申込みができます。

福島県でない方も、モデル事業に選ばれた楽天ソーラーの信頼の高さ、価格の安さなど、魅力がいっぱいの楽天ソーラー、太陽光発電の設置をお考えの方は、ぜひ検討してみては?
楽天ソーラーの魅力を解説した特集ページ
楽天ソーラー・ホームページ

節電努力によって企業がインセンティブを受け取る事業の詳細としては、三愛石油とグローバルエンジニアリングが昨年行った「デマンドレスポンス」の事業に楽天トラベルも加わり、提携のホテルなどにピークカットのために1時間程度の節電をしてもらい、その報酬として東京電力が「ネガワット報奨金」を出す、というビジネスモデルだそうです。

東京電力が、自社から電力を買わない事に対して報奨金を出すという、なんとも矛盾している気がするこの事業のないようですが、逆に”ピークカット”によってどれだけ電力会社の発電効率が上がるのかという事を証明しているのではないかと考えます。