モロッコでの大規模プロジェクト延期・スペインが怖じ気づいた?

EU諸国と北アフリカの代表たちが、EUとモロッコの初めての共同プロジェクトの契約の締結を延期させました。

非営利団体「DESERTEC Foundation」が提唱する”デザーテック”とは、砂漠の太陽エネルギー、風力エネルギーを利用するという構想。
DiiDesertec Industrial Initiative)はこの”デザーテック”を実現させるために作られた産業共同体で、DESERTEC Foundationはもちろん、ドイツの研究機関フラウンホーファーやマックス・プランク、関連諸国やその他企業・協会など55の団体から構成されます。

今回のプロジェクトは、モロッコに、太陽光発電100MW、風力発電100MW、集光型太陽熱発電150MWの大規模な発電所を建設し、モロッコと対岸にあるスペインを通じてヨーロッパへの送電を行うというもので、このプロジェクトの契約締結のために今週、各国がベルリンに飛んだものの、肝心のスペインが現れず、契約締結が叶わなかったという事です。

しかしDiiのCEO、Paul van Sonは、最終的にヨーロッパ諸国がスペインを説得できると信じています。

プロジェクトの監督は、ヨーロッパ全土で公共事業を展開するドイツのRWEがうけもつことになっています。

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