ソーラーフロンティア、米太陽光会社を子会社化でアメリカ進出戦略をさらに進める

日本の自社開発メガソーラーを売却下ばかりのソーラーフロンティアが、今度は米国においてGestamp Solarから合計280MW規模の太陽光発電を取得したと発表しています。

さらにGestamp Solarのプロジェクト部門はソーラーフロンティアアメリカズの子会社に。
ソーラーフロンティアは人材取得と開発プロジェクトを得たことで同国での市場拡大を加速したい意向が見えます。

参考:ソーラーフロンティア、アメリカに製造拠点設立の可能性

2015年以降の中期成長戦略の一環として米国への発電事業での進出により海外展開の本格化や世界でのビジネス基盤の確立を目指し、世界最高レベルのコスト競争力の実現と優れた発電性能の製品の提供をしてきた点をアメリカ大陸全域でも提供していく予定です。

Gestamap Solarは日本や米国のほかフランスやスペイン・南アフリカ・メキシコなどで太陽光発電ビジネスを展開し、600MW規模の開発プロジェクトの実績があります。直近では南アフリカで30MW、チリで40MWの案件を開始していますが、ソーラーフロンティアの製品の高品質さや財務的な強み、開発部門の経験などで順調に完工し、こうしたビジネスモデルが将来的に米国でも強みになると考えています。
ソーラーフロンティアは米国カリフォルニア州にCIS薄膜型太陽電池モジュールを設置した82.5MW規模の太陽光発電所をはじめ、すでに3GWを世界規模で出荷しています。今回の合意でさらに280MW規模のプロジェクトが可能になり、CIS薄膜太陽電池の高い性能が投資家に高いリターンを提供するとともにソーラーフロンティアのグローバルマーケットでの存在感も高まるでしょう。

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