NEDOが発電コスト低減のための技術開発事業、新たに2件採択

NEDOは、太陽光発電システムの発電効率向上や維持管理に関する技術開発を新たに2件採択したことを発表しました。
同機構は、2014年度より太陽光発電システムの維持管理技術や周辺機器を対象とした技術開発を開始しており、開発テーマは既に採択されている6件と合わせて、8件となりました。これらの技術開発を通じて太陽光発電のコスト削減・発電量の増加・維持管理費の低減を目標としています。

1件目は、「PVモジュールの防水処理における太陽光発電システムの効率向上」です。防水被膜を太陽電池モジュールの裏面に設けることで、発電システムの出力低下を防止すると共に、故障率低減を図ります。ジー・エム・ジーエコエナジー株式会社との共同開発予定です。
2件目は、「太陽電池の抗PIDコート材料の開発」です。太陽電池モジュールの外周及び表面に塗布する、耐水性に優れた透明撥水コート材を開発し、PID対策と劣化予防を図ります。こちらは、株式会社MORESCOとの共同開発を予定しています。

参考